どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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どんくら

どんくら
好きなことは、映画、写真、旅行、パソコン。最近は語学に力を入れています。
[映画スキ度]
 ★★★ 何度でも観たい。
 ★★or▲▲ もう一度観た/観たい
 ★or▲ 観てよかった。
 ■ フツー。観ても観なくても良かった。
 ▼ ・・・
自己紹介は「自分のこと」を参照してください。
> 本ブログは個人として運営しているものです。一度投稿したものも随時更新する場合があります。
> 記載内容については正確であることを心がけていますが、保障するものではありません。感想等については主観的なものです。キャストなども個人的に興味を持ったものしか記載していないので映画データとしては使用しないでください。明記しない限り原語版(字幕版)、映画館観賞。
> 人名・地名のカタカナ表記は日本で一般に使われていると思われるもので表記しています。スカーレット・ヨハンソンやジャッキー・チェンなど個人的には疑問を感じますが、大勢に従います。
> 「年」については原則として(世界での一般公開年/日本での一般公開年)。邦画は日本公開年。
> 原題について。複数の原題が存在することがあります。原則として私が映画館やDVDで観たものに映されたタイトルを記載します。
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since 2006/08/12

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プレデター (1987) ★
アーノルド・シュワルツェネッガー主演、30年前のSFスリラー。ジャングルで作戦行動中の武装部隊が目に見えない敵に襲われ次々に殺されていく。DVDで観た。

 襲ってきたのは実は異星人。続編として「プレデター2(1990)」「エイリアンVS. プレデター(2004)」「プレデターズ(2010)」があり、9月(2018)に「ザ・プレデター(2018)」が公開予定。 これら以外で邦題に“プレデター”を使っている映画は本シリーズとは無関係。

□ 中央アメリカのジャングル。ゲリラに拉致された現地大臣の救出を依頼されたダッチの救出部隊はCIAのディロンと現地に向かう。ジャングルの中に血だらけで木からつるされているグリーンベレーの死体があった。
 ダッチたちはゲリラ基地を急襲して壊滅させるが、CIAの目的はゲリラが奪った機密書類で、人質救出というのは救出作戦しか引き受けないダッチに協力させるための嘘だった。
 ゲリラの大部隊が迫り、ダッチたちは生き残ったゲリラの女アンナを連れて国境に向かう。

 逃げたアンナを追ったホーキンスが消え内蔵が残された。アンナは恐怖に震えて「森が襲ってきた」と言った。
 ホーキンスの死体を探していたホッパーが倒れる。駆けつけたマックは何かの影が動くのを見て乱射した。
 ダッチは部下に命じて正体不明の敵に対して罠を仕掛けさせた。
 ・・・・・


> グリーンベレー:米国陸軍特殊部隊


・ 監督: ジョン・マクティアナン
・ 出演: アーノルド・シュワルツェネッガー、 カール・ウェザース、エルピディア・カリーロ、ビル・デューク、ジェシー・ヴェンチュラ、ソニー・ランダム、ケヴィン・ピーター・ホール(プレデター)

■プレデター PREDATOR (1987/1987) 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

オンリー・ザ・ブレイブ (2017) ★
 2013年6月末にアリゾナ州ヤーネルで発生した大規模森林火災に立ち向かったプレスコットの森林消防隊員たちの悲劇の実話を基にした映画。
 美しい森林もいったん火がつけば燃料庫となる。建物火災では火事を消火するが、森林火災では延焼を食い止める。消防隊は燃料庫の中で火と戦わなければならない。火に囲まれて絶体絶命となった最後の手段は防火テントと呼んでいる防火シートをかぶって地面にうつ伏せになって火が行き過ぎるのをひたすら祈る。

 平時の訓練は地面を掘ったりチェーンソーで木を切り倒したりとかなり地味。
 建物火災と違い森林火災は長期戦になるので連絡を受けても装備を整えてじっくりと出かけていく。現場までヘリコプターで運ばれることもある。
 消防ヘリが消火用の水を個人住宅のプールから吸い上げていた。
 ホットショットでない地域消防団の車には"TRAINEE"(訓練生)と貼られている。
 エンドクレジットにコンサルタントとしてブレンダン・マクドナウの名前がある。


□ エリック・マーシュ率いるアリゾナ州プレスコット市の森林消防隊クルー7は地域の消防団でたとえ地元の火災であっても大規模な火災はホットショットと呼ばれる精鋭チームの指揮下に入る。ホットショットの認定はマーシュにもメンバーにとっても悲願だった。
 ヤク中だった青年ブレンダンが生まれた子供のために応募してくる。
 やっと市長がホットショットへの応募を認め検査官立ち合いのもとで実際の火事への対応が評価される。マーシュは40年の経験を持つ検査官のアドバイスに逆らって火事を食い止めた。グラニット・マウンテン・ホットショットが誕生する。

 彼らは歴史的なネズの木を延焼から守って新聞にも載った。

 2013年6月末、ヤーネルで山林火災が発生。強風で燃え広がりマーシュの隊も出動する。
 見張りに立ったブレンダンは火に囲まれてしまうがブレンダンの無線を傍受していた別のホットショットに救われた。
 マーシュたち19人は避難所を目指すが火の勢いが激しく囲まれてしまう。マーシュは防火テントを用意するように命じた。
 ・・・・


・ 監督: ジョセフ・コシンスキー
・ 原作: ショーン・フリン
・ 出演: 
   ジョシュ・ブローリン     ... エリック・マーシュ
   マイルズ・テラー       ... ブレンダン・マクドナウ
   ジェフ・ブリッジス       ... デュエイン・スタインブリンク
   ジェームズ・バッジ・デール ... ジェシー・スティード
   テイラー・キッチュ       ... クリストファー・マッケンジー
   ジェニファー・コネリー    ... アマンダ・マーシュ
   アンディ・マクダウェル    ... Marvel Steinbrink

> 予告編で日本人の歌を流しているのは、映画を創った人たちに対して無礼。映画を観る気も削がれる。

■オンリー・ザ・ブレイブ ONLY THE BRAVE (2017/2018)

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ワンダー 君は太陽 (2017) ★
ベストセラー小説の映画化。
普通に生活できるし勉強も運動もできるのに顔に障害を持っている少年が10歳になる。
母親は夫の反対を押し切って本人が嫌がっているのに普通の小学校に通わせることにする。
母親は息子に手をあげて答えるのは1日1回だけと注意する。

> カメラ・オブスクラ: ラテン語で「暗箱」の意味。「カメラ」の語源と言われている。フェルメールが絵を描くのに利用していたという説があり「真珠の耳飾りの少女(2003)」にも出てきた。
> オギー役のジェイコブ・トレンブレイは「ルーム (2015)」の少年。顔は特殊メイクでオスカー「メイク・ヘアスタイリング」にノミネートされた。

□ オギーは顔に障害をもって産まれてきた。27回の手術で一応顔らしくなった。それでもオギーの顔を初めて見た人は顔をそむけるかまじまじと見つめる。母イザベルは10歳になったオギーを普通の学校に入れることにする。
 案の定、同級生たちはオギーを避けるかいじめた。
 でもオギーはジャックと仲良くなる。

 オギーの4歳年上の姉ヴィアは弟が大好きだ。でも両親ともオギーにかかりっきりで寂しい思いをしている。ヴィアの親友ミランダがなぜかヴィアを避けるようになる。

 ハロウィンの日、オギーはジャックが自分の悪口を言っているのを聞いてしまう。
 ジャックはなぜオギーが自分を避けるようになったのかわからない。ジャックはクラスメートの中でオギーが一番好きだった。
 オギーがひとりで食事しているのを見たサマーが話しかけてくる。オギーはサマーと仲良くなる。

 落ち込んでいるヴィアは話しかけてきたジャスティンに誘われて学校の芝居のオーディションに挑戦する。
 ミランダも応募していた。ミランダは離婚した母親と暮らしている。母親はいまでも落ち込んでいる。以前はヴィアの家に遊びに行ってオギーとも仲良しだ。ヴィアに対して後ろめたいことがあってヴィアを避けてしまった。
 夜、ミランダは、窓の外からプルマン家のクリスマスを見ていた。

 イザベルはオギーが生まれたために中断していた論文の執筆を再開しようとする。しかしデータはフロッピーディスクで取り出せない。
 ・・・・・・


・ 監督: スティーヴン・チョボスキー
・ 原作: R・J・パラシオ
・ 出演: 
   ジェイコブ・トレンブレイ     ... オギー(オーガスト)・プルマン
   オーウェン・ウィルソン     ... ネート、父
   ジュリア・ロバーツ        ... イザベル、母
   イザベラ・ヴィドヴィッチ     ... ヴィア、姉

   マンディ・パティンキン     ... トゥシュマン校長
   ダヴィード・ディグス      ... ブラウン先生
   ソニア・ブラガ          ... おばあちゃん

   ダニエル・ローズ・ラッセル  ... ミランダ、ヴィアの親友
   ナジ・ジーター          ... ジャスティン
   ノア・ジュープ          ... ジャック
   ミリー・デイヴィス        ... サマー
   ブライス・ガイザー       ... ジュリアン
   エル・マッキノン         ... シャーロット

【映画】 チューバッカ、ボバ・フェット、ダーク・シディアス等スター・ウォーズのネタが出てくる。
【映画】 「オズの魔法使(1939) 」   キャンプで上映される。
【映画】 サマーが“ゴーストフェイス”と言っているハロウィンの仮面は「スクリーム(1996)」

■ワンダー 君は太陽 WONDER (2017/2018) 

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ハッピーエンド (2017) ★
建設会社の女社長アンナ、弟夫妻(+赤子)、老いた父親が邸宅に住んでいる。特にいさかいはないけれど心は冷めている。別居しているアンナの息子はすぐ感情的になりとんでもない行動に走ることがある。
 弟と前妻の娘が同居するようになる。この娘も何を考えているのかわからない。もしかすると感情を押さえてこらえているのかもしれない。
 カンヌ映画祭パルムドールにノミネートされた。

 父親ジョルジュ・ロラン役のジャン=ルイ・トランティニャンは、同じミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール(2012)」でもジョルジュという役名で病気の妻を殺した。


□ フランス最北端に近いカレー。アンヌ・ロランは父ジョルジュの後を継ぎ建設会社を経営している。召使もいる邸宅にはもうすぐ85歳の父ジョルジュと弟トマとその妻アナイスが同居している。弟夫妻には赤ちゃんがいる。
 建設現場で大事故が起き作業員が1人死ぬ。アンヌが将来後を継いでほしいと思っていて会社の経理を担当している息子ピエールは事故調査員に食ってかかる。
 トマの前妻が入院し、トマと前妻のもうすぐ13歳の娘エヴが母親が回復するまで一緒に暮らすことになる。
 エヴは父親のチャットを読んでいる。
 夜、家族に黙って車で出かけたジョルジュが立ち木に突っ込んで入院する。足首を骨折し車椅子生活となる。
 アンヌは家族にも交際を秘密にしている恋人がいる。 エヴの母親が死ぬ。
 エヴが隠し持つていた母親の薬で自殺を図る。エヴは父親が自分を見捨てるだろうと思っている。
 ジョルジュは部屋に来たエヴァに死んだ妻の写真を見せる。ジョルジュはエヴァに秘密を打ち明けた。
 ・・・・・


・ 監督: ミヒャエル・ハネケ
・ 出演: 
   イザベル・ユペール         ... アンヌ・ロラン
   ジャン=ルイ・トランティニャン   ... ジョルジュ・ロラン
   マチュー・カソヴィッツ        ... トマ・ロラン、弟
   ファンティーヌ・アルデュアン    ... エヴ
   フランツ・ロゴフスキ         ... ピエール・ロラン、息子
   ローラ・ファーリンデン        ... アナイス、トマの妻
   オレリア・プティ            ... ナタリー、前妻
   トビー・ジョーンズ            ... ローレンス

【映画の中の日本】 エヴのTシャツに”I★JAPAN”

■ハッピーエンド HAPPY END (2017/2018、フランス/ドイツ/オーストリア、フランス語/英語)

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嘆きの王冠 ホロウ・クラウン リチャード3世 (2012) ★ (ばら戦争)
シェイクスピア舞台劇の映画化。DVDで観た。

 1461年、エドワード4世が即位しヨーク朝が始まる。ヘンリー6世の巻き返しもあったが1471年には消滅した。弟のジョージは一時ヘンリー6世側についたことがあったが、リチャードは一貫して兄に忠誠をつくしてきた。

 シェイクスピアは国王リチャード3世を容姿が醜く狡猾で世継ぎである兄の子供たちや妻まで殺した残忍な人物として描いている。
 リチャードの台詞はうわべと内心があって、たとえば兄エドワード4世が病に倒れると心配で心を痛める台詞を言った後で、観客に向かって早く死ねと言う。
 シェイクスピアがこの戯曲を書いたのはテューダー朝エリザベス女王の時代だった。リチャード王を倒してテューダー朝が始まったのだからリチャードを褒めるわけにはいかないという事情もあったのかもしれない。
 2013年にリチャード3世の遺骨がレスターで発見され背骨が曲がっていることも確認された。シェイクスピアは少なくとも容姿についてはまったくの作りごとを描いたわけではなかったらしい。

 物語ではリチャードがアン・ネヴィルを口説いたみたいになっているが、アン・ネヴィルにしてみれば、戦死した父ウォリック卿も夫エドワードも現国王エドワードの敵で自身いつクビを切られるかという状況なので国王の弟の妻になれるのは大歓迎のはず。リチャードはウォリック卿の遺産目当て。


□ ヘンリー6世一派が壊滅してから10年後、エドワード4世国王は弟のクラレンス公ジョージをロンドン塔に謀反の罪で投獄する。
 グロスター公リチャードは、ウォリック卿の娘でヘンリー6世の息子エドワードの寡婦のアン・ネヴィルと結婚する。
 エドワード4世が食事中に倒れそのまま床につく。
 国王が撤回したはずの処刑命令によりクラレンス公ジョージが死ぬ。リチャードは王妃一派の陰謀だと重臣たちに吹き込んだ。(実はリチャードが殺させた)
 エドワード4世が死去(1483/4)し、息子がエドワード5世として即位する。
 摂政となったリチャードは王妃近親のリヴァース卿やグレイ卿を投獄・処刑する。さらに戴冠式前のエドワード5世と弟のヨーク公リチャードをロンドン塔に保護の名目で幽閉した。
 リチャードと結託したバッキンガム公に言いくるめられた議会が、エドワード4世とエリザベス・ウッドヴィルの結婚を無効と裁定、従ってエドワード5世には国王の資格がない。議会はリチャードに王位につくように懇願し、国王リチャード3世が誕生する(1483/6)。

 リッチモンド伯ヘンリー(ランカスター)がイングランド王位を主張してフランスで隆起する。
 リチャード3世は、障害となりそうな妻のアン、ロンドン塔にいる2人の王子を殺させる。 
 リチャード3世の味方だったバッキンガム公がリッチモンド伯ヘンリー支持に変わる。リッチモンドをウェールズ人も支持する。
 リッチモンド軍が上陸する。

 リチャード3世国王軍(ヨーク)とリッチモンド軍(ランカスター)はボズワースで激突した。
 戦いはリッチモンド軍が勝利し、リチャード3世は戦死した。

 リッチモンド伯ヘンリーはイングランド王ヘンリー7世として即位(1485)しテューダー朝が始まる。
 ランカスター派のヘンリーは、ヨーク派のエリザベス(エドワード4世の娘)と結婚し、ばら戦争が終結した。


> エドワード4世にはエリザベス・ウッドヴィルとの間だけでも10人の子供がいた。この物語には3人だけ登場する。長男エドワード5世、次男ヨーク公リチャード。長女エリザベスはヘンリー7世の妻となる。
> 中断もあったがエドワード4世は22年間国王の座にいた。
> リヴァース卿はエリザベス王妃の弟、グレイ卿は王妃と前夫との子
> エドワード4世の2人の王子の消息は現在も不明。暗殺を秘密にするなら墓は作らないだろう。
> リチャード3世国王の在位期間は2年余りだった。
> 史実では幽閉されていたマーガレット妃はエドワード4世の時代にフランスに戻されフランスで死んだ。

・ 監督: ドミニク・クック
・ 原作: ウィリアム・シェイクスピア
・ 出演: 
   ベネディクト・カンバーバッチ   ... グロスター公リチャード/リチャード3世
   キーリー・ホーズ          ... エリザベス王妃
   ベン・ダニエルズ          ... バッキンガム公、
   ジュディ・デンチ           ... エドワード、ジョージ、リチャードたちの母
   フィービー・フォックス        ... アン・ネヴィル

■嘆きの王冠 ホロウ・クラウン リチャード3世 THE HOLLOW CROWN: The Wars of the Roses: Richard Ⅲ (2012/2017、英国)


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嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー六世 第2部 ★  (ばら戦争)
シェイクスピア舞台劇の映画化。2部構成のヘンリー六世の第2部。DVDで観た。

 ヘンリー6世王は子供のころは叔父で摂政のグロスター公の言いなりで、結婚してからは后マーガレットの言いなりになっている。 マーガレット妃はサマセット公の愛人。ヘンリー6世は穏やかな性格で父のヘンリー5世が獲得したフランスの領土やフランス王権にあまり興味を持っておらず、イングランドはフランスの領土をほとんど失い百年戦争が終わる。史実でもマーガレット王妃はランカスター軍を率いて戦い戦時の国王にふさわしい活躍をしたようだ。

 第1部の最後、自分こそ正当な王位継承者とするヨーク公とウォリック卿はヘンリー6世王に対し公然と反旗を翻した。ヨーク公は白薔薇を、国王のランカスター派は赤薔薇をシンボルとしたばら戦争が始まった。


□ 5年後、ヨーク公とウォリック公の軍は国王を擁するランカスター軍を破りサフォーク公、サマセット公が戦死する。ヘンリー王とヨーク公は、ヨーク公を王位継承者とすることで和解する。
 息子エドワードが国王になれないことに腹を立てたマーガレット王妃が軍を率いてヨーク公の城を襲った。不意を突かれたヨークは敗れヨーク公リチャード・プランタジネットは殺された。
 ヨーク公の息子エドワードが王であると宣言、ウォリック卿に支援され弟のジョージとリチャードと共に攻めてくる。ヨーク軍が勝利する。
 裸同然の姿で原野をさまよっていたヘンリー6世が捕らえられる。
 ヨーク公の息子エドワードがエドワード4世として即位した。

 10年後、ウォリック卿はフランス王ルイ11世と会い、ルイの義妹とエドワード4世の縁談交渉を進めていた。
 ところがエドワード4世はランカスター派騎士の未亡人エリザベス・ウッドヴィルに一目ぼれして結婚してしまう。
 面子をつぶされたウォリック卿は激怒。ルイ11世に庇護されていたマーガレットと和解、幽閉されていたヘンリー6世を解放して挙兵する。(注)

 戦闘の結果、ヨーク側が勝利する。ウォリック卿とエドワード王子は戦死、ヘンリー6世は獄死、マーガレットは投獄された。
 エドワード4世国王とエリザベスの間にエドワード王子が生まれた。


(注)ヘンリー6世とマーガレット妃の息子エドワード・オブ・ウェストミンスターは、ウォリック卿の末娘アン・ネヴィルと結婚した。後にアン・ネヴィルはエドワード4世国王の弟グロスター公リチャード(後のリチャード3世)と結婚する。
> 一瞬登場するブルターニュに避難した少年、リッチモンド伯ヘンリーは後のテューダー朝ヘンリー7世。 

・ 監督: Dominic Cooke
・ 原作: ウィリアム・シェイクスピア
・ 出演: 
   トム・スターリッジ       ... Henry VI
   エイドリアン・ダンバー    ... リチャード・プランタジネット、ヨーク公
   Geoffrey Streatfeild      ... エドワード四世(プランタジネット)
   ベネディクト・カンバーバッチ ... リチャード(プランタジネット)(後のリチャード三世)
   サム・トラウトン        ... クラレンス公ジョージ(プランタジネット)、エドワードの弟
   キーリー・ホーズ       ... エリザベス王妃
   スタンリー・タウンゼント   ... ウォリック卿、ヨーク派
   ソフィー・オコネドー      ... マーガレット妃

■嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー六世 第2部 THE HOLLOW CROWN: The Wars of the Roses Henry Ⅵ Part 2 (2012/2017、英国)


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メイズ・ランナー:最期の迷宮 (2018) ★★
メイズ・ランナー (2014)」「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮 (2015)」に続く3作目で完結編。
 
以前仲間を殺して死んだはずのギャリーが現れて行動を共にする。テレサはなぜ裏切ったのか、信用できるのか。塀の周りの感染者たちは何をたくらんでいるのか。誰が生き残るのか。あるいはみんな死んでしまうのか。

□ トーマスやニュートたちはミンホを取り返すために移送列車を襲う。救い出した子供たちの中にエリスがいたがミンホはいなかった。
 エリスによれば、ミンホはWCKDがラストシティと呼んでいる都市にいるらしい。
 ラストシティは高い壁に囲まれていて周りにはフレア・ウイルス感染者たちがひしめいていた。壁の中に住む人たちは清潔で文化的な生活を楽しんでいる。
 WCKDはウイルスに感染しない子供たちの血液からワクチンを開発しようとしていた。テレサはミンホの血液が有望とみている。成功すれば全人類を救うことができる。
 トーマスたちは再会したギャリーの手引きで壁の中に侵入する。強固なセキュリティに守られたWCKDのビル内でミンホを探すには裏切り者のテレサを利用するしかない。
 ・・・・・・


・ 監督: ウェス・ボール
・ 原作: ジェイムズ・ダシュナー
・ 出演: 
   ディラン・オブライエン         ... トーマス
   カヤ・スコデラーリオ          ... テレサ
   トーマス・ブロディ=サングスター  ... ニュート
   キー・ホン・リー             ... ミンホ
   ウィル・ポールター           ... ギャリー
   ローサ・サラザール           ... ブレンダ
   デクスター・ダーデン          ... フライパン
     バリー・ペッパー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、ウォルトン・ゴギンズ、
     ジェイコブ・ロフランド、キャサリン・マクナマラ
   エイダン・ギレン             ... ジャンソン
   パトリシア・クラークソン        ... エヴァ・ペイジ

■メイズ・ランナー:最期の迷宮 MAZE RUNNER: THE DEATH CURE (2018/2018)

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嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー五世 (2012、英国) ★
 シェイクスピア舞台劇の映画化。DVDで観た。
 同じホロウ・クラウンの他の作品と比べてやたら芝居がかった言葉遣いでしかもやたら台詞が長ったらしい。

 ヘンリー五世は父ヘンリー四世の後を継ぎ1413年に即位した。休戦状態にあったフランスとの間の百年戦争を再開しフランスに勝利した。

 百年戦争とはフランスとイングランドの間でフランスの王位を争い100年近く続いた戦争。ただしイングランドがなんの根拠もなく他国の王位を欲しがったわけではない。発端となったのは1328年のフランス王シャルル4世の死だった。息子がいなかったため、シャルル4世の従兄弟と甥の間で後継者争いが起きた。甥というのがたまたまイングランド王エドワード3世だった。この時は従兄弟のヴァロワ伯フィリップがフランス王フィリップ6世となっていったんは収まった。
 しかし両国はその後も断続的に衝突を続けた。
 1392年にイングランド王リチャード2世とフランス王シャルル6世が会い1426年までの休戦協定が結ばれた。
 1413年に即位したヘンリー5世イングランド国王はフランスの内紛に乗じて百年戦争を再開した。


□ ヘンリー五世国王はフランスへの攻撃を決める。たくさんの男達が勇んで軍に志願した。
 イングランド艦隊はアルフルール"Harfleur"を目指す。
 フランス王シャルル4世は防衛の準備をさせる一方で、キャサリン王女をわずかな公爵領を添えてヘンリー王と結婚させて事を収めようとする。
 ヘンリー王はアルフルール城壁への攻撃を開始させる(注)。ヘンリー王は兵士たちに交じり先頭に立って兵士たちを鼓舞した。
 フランス国王軍の支援を得られなかったアルフルールは降伏する。ヘンリー王は兵士たちに略奪行為を禁じた。
 キャサリン王女はお付きのアリスに英語を習い始める。

 疲労や疫病で兵士たちが弱ったためヘンリー王はいったんカレー(イングランド領)に撤退することにする。
 フランス軍は数の上でも士気の面でも圧倒的にイングランド軍に勝っていた。
 両軍はアジャンクールで対決する。疲れ切ったイングランド軍に対しフランス軍は元気にあふれた5倍の戦力だった。
 結果はイングランド軍の圧倒的勝利となり、フランス軍は大敗し数多くの貴族たちが死んだ。

 シャルル4世は娘キャサリンとヘンリー王の結婚を許可した。ヘンリー5世をシャルルの次のフランス王とするトロワ条約が結ばれた。
 ヘンリー5世、シャルル4世が相次いで死去し、1歳に満たない王子がヘンリー6世となりイングランドとフランスの王となった。


(注) ヘンリーの"Once more unto the breach, dear friends. Once more.(もう一度、あの裂け目に)"という台詞は有名らしい。

> WIKIPEDIA2180616によればヘンリー王はアジャンクールの戦いで3倍のフランス軍に対し奇策で対抗させた。映像にちらりと出てくるが両端をとがらせた木の棒を持たせてフランス軍の騎馬兵に備えさせた。
> 「キャサリン」はフランスでは「カトリーヌ」。英国王室は元々フランス出身なので実際にはヘンリー五世はフランス語を話せたのではないだろうか。

・ 監督: テア・シャーロック
・ 原作: ウィリアム・シェイクスピア
・ 出演: 
   トム・ヒドルストン         ... Henry V
   メラニー・ティエリー        ... キャサリン/カトリーヌ
   ランバート・ウィルソン       ... シャルル4世
   ジュリー・ウォルターズ       ... クィックリー夫人、ピストルの妻
   ジョン・ハート             ... 最後に 少年の老いた姿
   ジェラルディン・チャップリン    ... アリス
   リチャード・グリフィス        ... ブルゴーニュ公

■嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー五世 THE HOLLOW CROWN: Henry V (2012/2017、英国)

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30年後の同窓会 (2017) ★
ベトナム戦争以来30年間も音信不通だった戦友が突然訪ねてくる。イラク戦争で戦死した息子の葬儀に付き添ってほしいと言う。
しかし確認すると息子の死に方について軍が嘘をついていたことがわかる。ベトナム戦争も嘘。イラク戦争もうそ。
自分たちも戦友の死んだ状況について隠していることがある。

同じダリル・ポニックサン原作の「さらば冬のかもめ(1973)」とは物語に直接のつながりはないが続編的な位置づけ。


□ 2003年12月。バージニアのサルのバーに30年間音信不通だったドクが突然現れる。サルとドクはベトナム戦争で仲間だった。TVには穴蔵から引きずり出されたフセイン大統領のみじめな姿が映っている。ドクはサルを教会に連れていく。戦友のミューラーはなんと牧師になっていた。3人と死んだジミーはベトナムでいつも一緒にたくさん殺したりとんでもない無茶を散々した。サルは相変わらず飲んだくれていてバーも流行っていない。ミューラーは悔い改めて結婚し牧師になった。
 ドクは軍刑務所に2年間服役し降格除隊(BCD)させられ軍刑務所のあるポーツマスに住んでいる。結婚して子供もできた。1月に妻が死んだ。
 2日前、志願して入隊しイラクに行っていた息子ラリーJr.が勇敢に戦って戦死したという知らせが届いた。30年ぶりにドクが現れたのはふたりにアーリントン墓地での軍葬に立ち会ってほしいと頼むためだった。

 3人はラリーの遺体のある空軍基地に行く。そこには他にもいくつもの棺桶が並んでいた。
 ラリーの死に方に疑問を持ったサルは、ラリーの親友でラリーが死んだときにその場にいたと言う兵士のワシントンに状況を聞く。ラリーは軍が言っているように勇敢に戦って死んだわけではなかった。ドクはアーリントン墓地での軍葬を断り自分で息子を葬ることにする。それも軍服ではなく背広を着させたかった。

 ワシントンが付き添って遺体は列車でポーツマスに運ばれていく。3人は自分たちがなぜベトナムで闘わなければならなかったのか今でもよくわからなかった。ワシントンもなぜイラクで自分が戦っているのかよくわかっていなかった。
 ドクたち3人はジミーの遺族を訪ねジミーの死の真相を打ち明けて謝罪しようと考えた。
 ・・・・・

・ 監督: リチャード・リンクレイター
・ 原作・脚本: ダリル・ポニックサン
・ 出演: 
   スティーヴ・カレル        ... ラリー・“ドク”・シェパード
   ブライアン・クランストン     ... サル・ニーロン
   ローレンス・フィッシュバーン  ... リチャード・ミューラー牧師
   J・クィントン・ジョンソン     ... ワシントン

■ 30年後の同窓会 LAST FLAG FLYING (2017/2018) 

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犬ヶ島 (2018)(字幕版)★★
ヒッチコック/トリュフォー (2015)」などのウェス・アンダーソン監督による近未来の日本のどこかを舞台にしたアドベンチャー/アニメ。犬嫌いを隠している市長が市内の犬に疫病を流行らせ市内のすべての犬を「ゴミ島」に捨てさせる。おもしろかった。今の時代、小林市長がトランプ大統領に見えてくる。

 ナツメグの声はスカーレット・ヨハンソン。渡辺博士の助手の名前はオノ・ヨーコで声はもちろんあのオノ・ヨーコ。その他アンジェリカ・ヒューストンなどとんでもない人たちが小さな役で声優出演している。
 原則として、人は日本語、犬は英語を話す。


□ 今から20年後、メガ﨑市の小林市長は市内に蔓延する犬の疫病から市民を守るためにすべての犬を「ゴミ島」に移送することを決める。小林市長は自ら率先して12歳の養子アタリの警護犬スポッツを「ゴミ島」に送る。「ゴミ島」は名前の通りゴミを捨てるための島で水も食べ物もない。
 6カ月後、島に軽飛行機が墜落する。乗っていたのはアタリで、アタリは友達のスポッツを救い出すためにやってきた。
 黒いノラ犬チーフなど5匹の犬たちがアタリと一緒にスポッツを探す旅に出る。
 一方、小林市長は犬たちに誘拐されたアタリの救出のために武装部隊を島に送る。
 小林市長の政敵で科学者の渡辺博士が犬の疫病の治療薬を開発する。しかし市長は博士を監禁してしまう。
 かわいそうな犬たちを救うために学生たちが立ち上がる。
 ・・・・・



・ 監督: ウェス・アンダーソン
・ 声の出演: エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、野村訓市、ブライアン・クランストン、コーユー・ランキン、ジェフ・ゴールドブラム、ボブ・バラバン、スカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、フランシス・マクドーマンド、渡辺謙、ハーヴェイ・カイテル、フィッシャー・スティーヴンス、伊藤晃、リーヴ・シュレイバー、ティルダ・スウィントン、F・マーレイ・エイブラハム、オノ・ヨーコ、高山明、フランク・ウッド、村上虹郎、野田洋次郎、夏木マリ、松田翔太、松田龍平、アンジェリカ・ヒューストン

■犬ヶ島 ISLE OF DOGS (2018/2018、ドイツ/米国、英語/日本語、アニメ)(字幕版)

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ウェズリー・スナイプス コンタクト (2017) ■
森の中にいた人たちが異星人と遭遇する。よくあるパターンだけど、町で撮影して関係者以外の人が写ってしまうと面倒だからではないだろうか、と勝手に思っている。

DVDで観た

昔の火星人はタコの形をしていた。進化論にあてはめにくいタコは元々地球外生命体という説があるらしい。


□ ロブやカラなど男女5人の若者たちが湖畔の別荘に行く。付近には敵意むき出しの狩人の小屋があった。
 世界各地で奇妙な雲が観測される。別荘から見える空にも現れた。
 TVでは過去に異星人に捕らわれて手術されたと言う男が熱く語っている。
 別荘近くの雲が拡大していく。

 夜、空中に浮かぶタコのような生物が別荘に入ってくる。ロブが拳銃で撃つとカラに当りカラが死ぬ。
 空中に浮かぶ巨大な飛行物体がロブを空中に浮かばせて取り込んだ。
 逃げ回る若者たちを狩人が木の上から見ている。
 狩人は元宇宙飛行士だった。1995年、宇宙にいた彼が気がつくと宇宙服のまま砂漠にいた。彼は宇宙人に拉致されたと報告したが正気を失ったとされて軍を追い出された。

 TVでは訪問者が去ったと伝えていた。
 5人は別荘を出発した。


・ 監督 マウロ・ボレッリ
・ 出演 ウェズリー・スナイプス、 RJ・ミッテ、ジェディダイア・グッドエイカー、ローラ・ビルゲリ、ニコ・ペパイ

■ ウェズリー・スナイプス コンタクト THE RECALL (2017/2017)

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万引き家族 (2018) ★
みんな家族が欲しかった。
 万引きや窃盗で暮らしているとんでもない家族のお話だけど、働ける大人3人がろくな仕事につけていないなどいろんな問題を含んでいる。なんにも解決しないけれど深刻に描いてはいない。悪いことばかりしているけれど微笑ましく思えてしまう。
 おばあちゃんは寂しい独り暮らしを何年も続ける代わりにわいわいがやがや過ごせてうれしかったと思う。
 カンヌ映画祭パルムドール(グランプリ)受賞作。
 前回日本映画がパルムドールを受賞したのは21年前の今村昌平監督「うなぎ」。柄本明はどちらにも出演している。

□ 荒川区(東京)の古びた家に住む5人。中年男の治は日雇い、信代はランドリーのパート、若い亜紀はJK見学店で働いている。祥太は学校とは家で勉強できない子供が行くところと教えられている。おばあちゃんの年金は月6万円。足りない部分は家族の万引きで補っている。
 2月の寒い夜、治と祥太は万引きの帰りアパートの廊下にひとりでいた幼い女の子を連れ帰る。ゆりという女の子はそのままいついてしまう。ゆりは体中傷だらけで腕にはやけどの痕もあった。
 治はゆりにも万引きを教える。治は祥太に「自分も何か手伝ったほうが家にいやすくなる」と説明した。
 2か月後、TVで5歳の「じゅり」という女の子が行方不明と報道される。両親はその間捜索願を出していなかった。
 ゆりの髪を短くして名前を「りん」に変えた。みんなで海水浴に行った。
 祥太がりんを連れて駄菓子屋に万引きに入った時、主人はふたりにキャンデーをくれて翔太に「妹にはさせるなよ」と言った。
 祥太は自分がしているのは悪いことではないかと思い始める。
 ・・・・・


・ 原案・脚本・監督・編集: 是枝裕和
・ 出演:  リリー・フランキー、 安藤サクラ、 松岡茉優、 城桧吏、 佐々木みゆ、 樹木希林、 柄本明、 池脇千鶴

■万引き家族 (英題: SHOPLIFTERS ) (2018、日本)

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ゲティ家の身代金 (2017) ★
16歳の孫を誘拐された大金持ちが身代金の支払い拒否する。払うことになると今度は値下げ交渉をする。思いがけない展開に誘拐犯たちも大慌て。1973年にローマで実際に起きた事件を基にした小説の映画化。
 朝の3時にタバコを吸いながら町をぶらついて女を買おうとしている16歳なんてひどい目にあっても自業自得。
 未成年なんだからハシシくらいやっていると言う母親もどうしようもない。

 映画だとポールの救出と同じころにジャン・ゲティが死んだように見えるが実際には3年後の1976年に亡くなった。ただしこの映画はドキュメンタリーではないので許容範囲内。
 映画の最後、アビゲイルが遺産を相続したようにみえる。ジャン・ゲティとアビゲイルに血縁関係はないのでおかしい。もしポール救出と同じころに死んだのならポールは成人(18歳)未満なので後見人の立場かもしれない。しかし孫は14人いると言っているのでこれも不自然。

 報道によれば、映画製作もとんでもない展開となった、本作は当初ジャン・ゲティ役をケヴィン・スペイシーが演じて2017年5月末に撮影が終了した。公開まで1カ月あまりとなった10月末にケヴィン・スペイシーがスキャンダルで降板、代役としてクリストファー・プラマーが起用されて急きょジャン・ゲティのシーンの再撮影が行われた。クリストファー・プラマーはゴールデン・グローブ賞助演男優賞とアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
 後になって追加撮影のギャラとしてミシェル・ウィリアムズは1000ドルだったのに対し、マーク・ウォールバーグは値上げを要求して150万ドルをせしめたことがわかりマーク・ウォールバーグは非難を浴びた。


□ 1973年7月10日未明のローマ、16歳の米国人ジャン・ポール・ゲティ3世(以下ポール)が誘拐され1700万ドルの身代金が要求される。英国に住む祖父のジャン・ポール・ゲティ(以下ジャン・ゲティ)は石油で財をなした世界一の大金持ち。ポールの母親のアビゲイルは離婚して家賃を滞納するほどお金に困っているが孫のために義父(ジャン・ゲティ)がなんとかしてくれると信じていた。
 しかしジャン・ゲティはホテルに泊まってもクリーニング代がもったいないと自分で洗濯する吝嗇家。マスコミに対し「一銭も払う気はない」と言い放った。世界中から「自分が犯人。金を寄こせ。」という手紙がアビゲイル宛に届く。
 ジャン・ゲティは警備と交渉担当のチェイスに金をかけないでポールを取り返すように命じる。
 ローマに入ったチェイスが探るとポールが偽装誘拐で祖父から金をせしめようと考えていたことがわかり、警察もチェイスも偽装誘拐と判断した。
 警察から黒焦げで海水に漬かったポールの死体が見つかったと連絡がある。アビゲイルとチェイスが警察に行くと死体は大人のものだった。
 死体の身元からわかった一味のアジトに警官隊が踏み込みポールの服が見つかる。犯人側の生存者から一味が別の投資家にポールを売ったことがわかる。
 新聞社に、ポールの写真と切り取られた耳が送られてくる。
 ・・・・・


> 救出されたジョン・ポール・ゲティ3世は1981年(25歳)の時に薬物とアルコールにより脳梗塞で倒れ、重度の障害を負ったまま2011年(54歳)になくなった。その間、母アビゲイルは介護を続けた。

・ 監督: リドリー・スコット
・ 原作: ジョン・ピアソン"Painfully Rich: The Outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J. Paul Getty"
・ 出演: 
   ミシェル・ウィリアムズ     ,,, アビゲイル・ハリス
   クリストファー・プラマー    ,,, ジャン・ポール・ゲティ
   マーク・ウォールバーグ    ,,, フレッチャー・チェイス

   ロマン・デュリス         ,,, チンクアンタ
   ティモシー・ハットン       ,,, オズワルド・ヒンジ
   チャーリー・プラマー      ,,, ジャン・ポール・ゲティ三世

【英語】 hair of the dog  迎え酒

■ ゲティ家の身代金 ALL THE MONEY IN THE WORLD (2017/2018、、米国/イタリア) 

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シンクロナイズドモンスター (2016) ★
ソウルに現れた怪獣がなぜか米国東海岸にいる女性と同じ動作をするコメディ。
なぜそうなるのか説明はテキトーだけど軽い娯楽映画。DVDで観た。

> 米国映画では一戸建ての家の鍵は玄関マットの下か植木鉢の底に決まっている。集合住宅の場合はドアの枠の上。

□ ニューヨーク。アル中なうえにだらしのないグロリアは1年間失業の末とうとう彼氏のティムに追い出され故郷に戻る。
 空き家になっていた生家に住み始めたグロリアは、今はバーを経営している幼馴染のオスカーと再会しオスカーのバーで飲んだ。明け方グロリアは歩いて自宅に帰る。
 夕方目覚めるとネットやTVではソウルに出現した巨大な(原題)怪獣で大騒ぎ。怪獣は街を破壊しこつぜんと消えた。
 グロリアはオスカーのバーで働くことになる。怪獣の話題のおかげでオスカーの店は客が入るようになる。

 怪獣はなぜかグロリアのいる東部時間の朝8時5分に現れる。25年前にもソウルに出現したと騒いだ人がいたがいたずらだと思われた。
 グロリアには頭頂部を触るくせがあったが、映像を見ると怪獣も同じ仕草をしていたことに気がつく。
 なんと怪獣はグロリアと同じ動作をしていた。グロリアが朝の登校時間に公園ですることをソウルで怪獣がしていた。

 グロリアは朝オスカーと2人の飲み仲間を連れて公園に行く。
 オスカーたちがソウルのライブ映像を見ている前でグロリアが踊るとソウルの怪獣も踊った。怪獣がミサイル攻撃されるとグロリアも痛かった。思わずグロリアが手を振り回すと、ヘリコプターに当たり爆発して墜落した。

 ソウルでは怪獣と共に巨大ロボットが現れた。どうもオスカーらしい。グロリアは自分がたくさんの人たちを殺してしまったと悩む。

 グロリアは町の韓国人にハングルで謝罪文を書いてもらう。ソウルでは怪獣が地面にハングルを書いたのでびっくり。グロリアはもう公園には行かないつもりだった。

 ところが・・・・・・



・ 監督: ナチョ・ビガロンド
・ 出演: 
   アン・ハサウェイ        ,,, グロリア
   ジェイソン・サダイキス     ,,, オスカー
   ダン・スティーヴンス      ,,, ティム
   オースティン・ストウェル    ,,, ジョエル
   ティム・ブレイク・ネルソン   ,,, ガース

■ シンクロナイズドモンスター COLOSSAL (2016/2017)

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