どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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どんくら

どんくら
好きなことは、映画、写真、旅行、パソコン。最近は語学に力を入れています。
[映画スキ度]
 ★★★ 何度でも観たい。
 ★★or▲▲ もう一度観た/観たい
 ★or▲ 観てよかった。
 ■ フツー。観ても観なくても良かった。
 ▼ ・・・
自己紹介は「自分のこと」を参照してください。
> 本ブログは個人として運営しているものです。一度投稿したものも随時更新する場合があります。
> 記載内容については正確であることを心がけていますが、保障するものではありません。感想等については主観的なものです。キャストなども個人的に興味を持ったものしか記載していないので映画データとしては使用しないでください。明記しない限り原語版(字幕版)、映画館観賞。
> 人名・地名のカタカナ表記は日本で一般に使われていると思われるもので表記しています。スカーレット・ヨハンソンやジャッキー・チェンなど個人的には疑問を感じますが、大勢に従います。
> 「年」については原則として(世界での一般公開年/日本での一般公開年)。邦画は日本公開年。
> 原題について。複数の原題が存在することがあります。原則として私が映画館やDVDで観たものに映されたタイトルを記載します。
> 邦題について。複数の邦題が存在することがあります。原則として(DVDで観た場合でも)映画館公開時の邦題を記載します。または私が適していると思ったものを記載します。
> 公式サイトなどのリンク先は掲載時には一応確認していますが、後でリンク先が削除されたり無関係のものに変わってしまう場合、逆に更新されずにいつまでも“絶賛公開中”なんていうのもあります。
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since 2006/08/12

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LOGANローガン (2017) ★
最後のウルヴァリンと宣伝しているが、ウルヴァリンが主人公のシリーズとしては一応一段落かもしれない。
 ミュータントがいなくなりローガンとチャールズも老いた時代。25年間も新しいミュータントが生まれていないはずなのにまだ幼い少女のミュータントが現れる。しかも彼女はローガンと同様に金属の爪を持っていて追われている。

> ローラが笑うのは家族との食事の時だけ

□ ミュータントが過去のものとなった2029年、ローガン(ウルヴァリン)は2024年型クライスラーのリムジンの運転手として米国南部で働いている。米国国境近くのメキシコ側で外部と交信できないようにタンクの中で老衰して認知症気味のチャールズの介護をしている。不死身のはずのローガン自身も治癒力が落ち体力も落ちて見た目も老いている。
 ガブリエラという女性が、彼をウルヴァリンと知ったうえで、ローラという少女をカナダ国境近くのノースダコタまで連れていってほしいと大金を差し出すがローガンは断る。
 追っ手がガブリエラを殺しローガンたちの隠れ家を襲ってくる。彼らの目的は人工的に作られたミュータントX23、ローラだった。
 ローガン、チャールズ、ローラはノースダコタにあるというミュータントの楽園EDENを目指す。ローガンはその場所がローラが持っていたコミックの『XーMen』に載っている架空の場所であることに気づいた。ローラたちはコミックの楽園が実在すると信じてしまったらしい。
 ・・・・・・


・ 監督: ジェームズ・マンゴールド
・ 出演:
     ヒュー・ジャックマン      ....... ローガン/ウルヴァリン/X24
     パトリック・スチュワート   ....... チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX
     ダフネ・キーン         ....... ローラ/X23  
     ボイド・ホルブルック     ....... ドナルド・ピアース
     スティーヴン・マーチャント ....... キャリバン
     リチャード・E・グラント    ....... Dr.ライス

【映画の中の映画】
・  「シェーン (1953)」
・  「エルム街の悪夢」 ..... フレディ・クルーガーという言葉が出てくる。

■LOGANローガン LOGAN (2017/2017)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ショコラ 君がいて、僕がいる (2015) ★
人種偏見が強かった19世紀末から20世紀初めのパリにショコラという黒人の道化師がいた。白人のフティットとコンビを組んで「フティットとショコラ"Foottit et Chocolat"」として人気があった。彼はロートレックに描かれ、映画の父とも呼ばれるリュミエール兄弟による映像も残されている。

 映画「ショコラ 君がいて、僕がいる(2015)」は実在したふたりをモデルにしたフィクション。
 奴隷出身の主人公がちやほやされて有頂天になり道をふみはずしていく。ついにはシェークスピアで主役を演じることになる。
 ショコラ(チョコレート)という芸名自体とんでもない人種差別だと思う。映画の最後にリュミエール兄弟による本人たちの映像が映る。googleで"footit et chocolat lumière"で検索したらYouTubeにもあった。WIKIPEDIA20170531 にロートレックがあった。

 特別選んでいるわけではないけれど日本で公開されたオマール・シー出演映画はほとんど観ている。

□ 1897年、フランス北部。かっては人気があったもののすかり落ち目のサーカスの道化師フティットは地方回りのサーカスに職を求めるがネタに新鮮味がないと言われる。20世紀を迎える時期にもってモダンな出し物を考えろと言われた。フティットはサーカスで人食い土人カサンガの扮装で観客を脅かしている黒人青年ラファエルにコンビを組もうと声をかける。フティットとショコラ(ラファエル)のコンビは大人気となり行く先々で観客が押し寄せた。うわさを聞いたパリのサーカスの座長がやってきてふたりを誘う。ふたりはパリの常設のサーカスで大人気となりパリの有名人となる。
 収入がはるかに増えたショコラは湯水のように金を使い酒や女や車を買い、アヘンチンキに手を出し、博打にのめりこんでいく。
 身分証を持っていないことを密告されたショコラは監獄に入れられる。ショコラは自分が人気があるのは白人が求める愚かで間抜けな黒人を演じているからだと思うようになる。フティットに対しても不信感を持つようになっていく。
 ・・・・・


・ 監督: ロシュディ・ゼム
・ 出演: オマール・シー、 ジェームズ・ティエレ、 クロチルド・エム、 オリヴィエ・グルメ、 Alice de Lencquesaing

■ショコラ 君がいて、僕がいる CHOCOLAT (2015/2016、フランス)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

光をくれた人 (2016) ★
オーストラリアの孤島の灯台を守る若い夫婦。生まれてくるはずの赤ちゃんを失った直後の母親の前に身寄りのない赤ちゃんが現れたら? おまけにそこには夫以外誰もいなかったら? その赤ちゃんを自分の子供として育てたくなるのは無理もない気がする。
 愛する妻のために妻の言い分に従った夫は究極の選択を強いられる。根は実直で正直な男で子供を失った実の母親のことを思うと罪悪感でいたたまれない。愛する妻を守ってすべての罪をかぶろうとする。
 取り上げられた娘を返してもらえるかもしれない。そのためには自分の罪をすべてかぶり死刑になるかもしれない夫を裏切ること。
 自分の娘を取られた母親は一度は恨むものの、やさしかった夫の「人を恨むには怨み続けなければならないが赦すことは一度だけで済む」という言葉を思い出す。

 イザベラの両親が娘が会って間もない男と結婚して孤島に住むことを許すのが不思議だった。戦争でたくさんの若い男が死に花婿が不足していたことも理由の一つかもしれない。
 町との連絡はモールス信号を使っていた。

□ 1918年12月、フランスの戦地(第一次世界大戦)から帰還したトム・シェアボーンはヤヌス島灯台勤務を希望する。重要な灯台だが僻地の孤島で灯台守以外誰も住んでいない。孤独から精神障害を起こした前任者が復帰するまでの半年間の臨時雇用となる。
 トムは町でイザベルと出会う。灯台に赴任したトムはイザベルと文通をするようになる。
 3か月後、トムは正式に雇用される。
 トムとイザベルは結婚してヤヌス島に住む。2年後、イザベルは妊娠するが流産してしまう。
 再びイザベルは妊娠するがまたもや流産となる。2回目の流産の2日後、島にボートが漂着する。ボートには死んだ男と泣いている赤ちゃんが乗っていた。トムは町に報告しようとするがイザベルは赤ちゃんを自分たちの子供として育てようと言い張った。トムは男の死体を葬り、町には出産したと連絡した。
 2年後、トムとイザベルはルーシーと名付けた赤ちゃんの洗礼のために町に行く。トムは墓地で2年前に海で行方不明になった男と女の子のお墓を見つけた。町の有力者ボッツ家の娘ハナの夫フランクと娘グレイスの墓で日付は島にボートが流れ着いた前日だった。敵国ドイツ人のフランクは町で嫌がらせを受け危険を感じて赤ちゃんのグレイスと共にボートに乗り行方不明となった。
 罪の意識を感じたトムは娘は無事で生きていると書いた匿名のメモをハナの郵便受けに入れた。

 さらに3年後、灯台建設40周年の記念行事にトムとイザベルはルーシーを連れて出席する。式典には町の有力者ポッツ氏と娘のハナも出席していた。
 ・・・・・


・ 監督: デレク・シアンフランス
・ 原作: M・L・ステッドマン "The Light Between Oceans" (翻訳本『海を照らす光』)
・ 出演: マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィカンダー、レイチェル・ワイズ、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン、Florence Clery

■光をくれた人 THE LIGHT BETWEEN OCEANS (2016/2017、英国/ニュージーランド/米国) 

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スケア・キャンペーン  (2016)   ★
ターゲットを偽の幽霊で脅かして隠し撮りして放映するTV番組の撮影中に本物の殺人者が現れてスタッフたちを殺していく。DVDで観た。

 日本のお化け屋敷は暗闇の中だけどこの映画の廃病院は真昼間に撮影している。アビー幽霊も化粧だと一目でわかる。もっとも怖がっていたらじっくり見ないかもしれない。最初のアヤコの方がそれらしかった。隠れて撮影しているカメラマンも体の一部が見えている。

 M・ナイト・シャマラン監督のホラー「ヴィジット(2015)」で主演していたオリヴィア・デヨングがアビー役で出演している。

□ 一般の人をだまして恐怖でおびえる様子を隠し撮りして放映するTV番組「スケア・キャンペーン」はシーズン5だが落ち目で視聴率は低迷。インターネットの残虐な動画が人気を集めている。上司のヴィッキーはもっと過激な演出を要求する。
 番組責任者のマーカスは90年代に閉鎖され現在は廃虚となっているグレンデール精神病院を新作の舞台に選ぶ。前回の収録でターゲットに拳銃を向けられたスタッフのエマは、いつか恐ろしいことが起きると今回を最後に辞めるつもりだった。
 
 児童精神病院として再開する準備のために庭の手入れが必要という設定で庭師としてローハンを雇いターゲットにする。やってきたローハンは旧病院で働いていたことがわかる。
 面接をしていた看護師(に化けたエマ)が(手順通り)席を外すと、子供たちの声がしてローハンは部屋を出る。ローハンは女の子の幽霊(女優のアビー)を追いかけて3階へ。驚かせようと現れた幽霊メイクのアビーを、ローハンは隠し持っていたペーパーナイフで何度も刺してしまった。さらに隠れて撮影していたスタッフをベルトで絞め殺す。ふたりを助けようとエマが駆けつけるがすでにアビーは窓から外に投げ落とされていた。
 エマはローハンから逃げ回るが元従業員のローハンは建物を知り尽くしている。ローハンはナタを持ってエマを追いかける。
 ・・・・・


・ 監督: コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
・ 出演: ミーガン・ワーナー、イアン・メドウズ、オリヴィア・デヨング、ジョシュ・クォン・タート、シグリッド・ソーントン

■スケア・キャンペーン SCARE CAMPAIGN (2016/2017、オーストラリア)

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夜に生きる (2016) ★★
禁酒法時代を舞台にした骨のあるギャング映画。ベン・アフレックが脚本・監督・主演している。
 法律を作った者たちが法律を守らず弱い者たちが法律に従わされている社会に嫌気がさした主人公は父親のような警察官ではなく犯罪者となる。
 エル・ファニングが出演しているので観た。エル・ファニングの出演シーンは期待したほど多くなかったが重要な役。
 原作者の小説家デニス・ルヘインの著作は他にも『ミスティック・リバー(2003)』『ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007)』『シャッター アイランド(2009)』『クライム・ヒート(2014)』等の映画となっている。

□ 禁酒法時代のボストンはアイルランド系ギャングのホワイトとイタリア系のペスカトーレが張り合っていた。父親が警察幹部のジョー・コフリンは戦争から戻ると犯罪者になる。アイルランド系だが組織に属するつもりはなかった。
 ジョーはエマと愛し合っていたがエマはホワイトの愛人だった。ジョーは銀行強盗をしてその金でエマとカリフォルニアに逃げるつもりだった。しかし強盗は失敗、エマはホワイトに殺される。
 ジョーは父親の口利きで刑務所を3年余りで出所する。ホワイトを怨むジョーはペスカトーレを訪ね手下にしてもらう。すでにホワイトはペスカトーレにボストンから追い出されてフロリダ州タンパに移動していた。ペスカトーレはジョーにタンパをまかせる。ジョーは昔の仲間のディオン・バルトロを片腕にする。
 タンパでは大規模なラム酒の密造が行われていたが必須原料の糖蜜はキューバ系スアレスからしか買えなかった。ジョーはスアレスと交渉しホワイトとの取引をやめさせる。ジョーはスアレスの姉グラシエラと愛し合うようになる。
 商売は順調に伸びていくがジョーの店がKKKの標的となり次々に襲われる。ジョーはタンパのKKKを率いるRDに金で手を引かせようとするがRDは法外な要求をつきつけてくる。RDには常に護衛がいて手が出せなかった。
 RDの義兄はフィギス警察本部長だった。フィギスの娘ロレッタは女優を目指しハリウッドに行ったが罠にかかりドラッグ中毒にさせられていた。ジョーはロレッタを保護して連れ帰り、フィギスにRDとの仲介をさせる。
 ジョーのビジネスは順調だったがペスカトーレは酒だけで麻薬と売春に手を出さないジョーに不満だった。
 ジョーは禁酒法がやがて廃止されると予想し、カジノビジネスを計画しリッツホテルの建設を始める。ギャンブルの合法化のための政治家の買収も着々と進んでいた。
 しかし思いもよらぬ人物がジョーの前に立ちふさがるが、ジョーはその人物を排除できない。
 禁酒法が廃止されるがカジノビジネスは頓挫してしまう。
 ボストンからペスカトーレが大勢の部下を連れてやってくる。ジョーはただひとりペスカトーレの部屋に呼ばれた。
 ・・・・・


> 米国の警官はアイルランド系が多い。
> KKK:クー・クラックス・クラン

・ 監督・脚本: ベン・アフレック
・ 原作: デニス・ルヘイン "Live By Night (2012)" (翻訳本:『夜に生きる』)
・ 出演: 
   ベン・アフレック      .............. ジョー・コフリン
   エル・ファニング      .............. ロレッタ・フィギス
   レモ・ジローネ       .............. ペスカトーレ
   ブレンダン・グリーソン  .............. トーマス・コフリン、父親
   ロバート・グレニスター  .............. ホワイト
   マシュー・マー       .............. RD
   クリス・メッシーナ     .............. ディオン・バルトロ
   シエナ・ミラー       .............. エマ・グールド
   ミゲル・J・ピメンテル   .............. エステバン・スアレス
   ゾーイ・サルダナ     .............. グラシエラ
   クリス・クーパー     .............. フィギス本部長

■夜に生きる LIVE BY NIGHT (2016/2017) 

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パーソナル・ショッパー (2016) ★ 
パリでセルプのパーソナル・ショッパーをしているモウリーンは死んだ兄からのサインを待っている。モウリーンは霊を感じるようになる。それは兄なのか? ヴィクトル・ユーゴーが交霊術にはまっていたと言うのは知らなかった。
カンヌ国際映画祭監督賞受賞作。
クリステン・スチュワートが胸を見せている。映画で脱いだのは初めて?

□ パリに暮らすモウリーンの双子の兄ルイスは三カ月前に心臓発作で突然亡くなった。ルイスもモウリーンも心臓の形が通常とは違っている。モウリーンは定期的に診察を受けているが今のところ異常はない。ルイスもモウリーンも霊媒師でどちらかが死んだら必ずサインを送ると約束した。モウリーンの霊能力はルイスほど強くない。モウリーンはルイスからのサインを待ち続けている。

 モウリーンは各国を飛び回っているセレブのキーラのパーソナル・ショッパーをしている。忙しくて買い物に行く暇のないキーラの代わりに買い物に行き、店がキーラ用に用意した服や靴やアクセサリーをモウリーンが選別して買いキーラの部屋まで運ぶ。モウリーンはキーラから白紙の小切手を託されている。
 ルイスの友人夫妻がルイスの家を買いたいと言っている。条件は霊がいること。モウリーンは家に入り霊を探す。
 モウリーンに正体不明の誰かからメールが届くようになる。モウリーンはロンドンに買い付けに行く。その間もメールが届く。
 キーラの服や靴をモウリーンが試着することは禁止されていた。メールにそそのかされてモウリーンはキーラの服を着てしまう。
 モウリーンの自宅の郵便受けにコンコルド・ホテルのルームキーが入れられていた。
 ・・・・・


・ 監督: オリヴィエ・アサイヤス
・ 出演: クリステン・スチュワート

■パーソナル・ショッパー PERSONAL SHOPPER (2016/2017、フランス、英語/フランス語)

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メッセージ (2016) ★
エイリアンとの接触を描いた映画は多数ある。スピルバーグ監督の「未知との遭遇(1977)」では音と光で最初の会話を行った。話す言語によってその人の考え方も人生も変わる。エイリアンの言葉を何語にどのように翻訳するかによってエイリアンの意図の解釈は変わってしまう。エイリアンの意図をルイーズのように冷静に分析しようとするのではなく、悪い方に悪い方に考えるのでは不必要な戦争が起きてしまう。

カンガルーの話で字幕は「都市伝説」、音声では「It's not true.(ウソよ)」
書籍でも映画でも翻訳には必ず翻訳者の脚色が加わってしまう。字幕版ならば字幕と音声で補うことができる。

オスカーで音響編集賞“Sound Editing”を受賞、作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、音響賞(調整)“Sound Mixing”にノミネートされた。


□ 言語学者のルイーズ・バンクスは離婚し最愛の娘にも死なれてひとりで暮らしている。
 上海や北海道など世界各地に12隻の巨大な浮遊物体が忽然と出現し、米国ではモンタナに現れる。生物との接触はできたものの彼らがどうやって来て目的は何なのかまったくわからない。
 かって一緒に仕事をしたことがあるウェバー大佐が迎えに来てルイーズはモンタナに行く。物理学者のイアン・ドネリーと共に会話を試みる。
 物体「殻」は巨大な鰹節のような形をしていて地表すれすれに立って浮かんでいる。18時間ごとに底が開き中に入ることができる。
 ルイーズとイアンは「殻」内部で透明な壁を介して2体の生物と会う。ふたりは彼らをヘプタポッド(七本足)と呼ぶことにした。
 世界12か所の地点は互いに情報を共有し、彼らがどのようにやってきて、目的は何なのかを知ろうとする。
 ルイーズの思い切った行動によりヘプタポッドは円形の図形を描いた。ルイーズとイアンはその図形が文字だとつきとめ解読を続ける。表意文字だとわかる。
 25日目、ルイーズが来た目的を訪ねると彼らは「武器、提供」と答えた。
 彼らの目的を侵略と考えた中国は協力体制から抜ける。
 ルイーズは「武器」とは何かを理解する。ヘプタポッドがモンタナで提供した情報は12分の1で完成させるには12か所の協力が必須だ。
 しかし中国に追随して各国が協力から抜け、中国はヘプタポッドに宣戦布告する。
 ・・・・・・


・ 監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
・ 原作: テッド・チャン "Story of Your Life" (翻訳本『あなたの人生の物語』)
・ 出演: 
  エイミー・アダムス  .......... ルイーズ・バンクス
  ジェレミー・レナー  .................... イアン・ドネリー
  フォレスト・ウィテカー  ............... ウェバー大佐
  マイケル・スタールバーグ  .......... ハルペーン
  マーク・オブライエン  .................... マークス大尉
  ツィ・マー  ........................................ シャン上将

■メッセージ ARRIVAL (2016/2017)

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マンチェスター・バイ・ザ・シー (2016) ★
他人との接触を拒みひとり孤独に暮らす男リーが、兄の急死で辛い思い出のある街に戻る。兄は弟に兄の息子パトリックのためにその町で暮すように遺言していた。パトリックは身体は大人でやることをやっていても中身は子供。叔父の辛い事件を知っているはずなのにいやだいやだとただをこねている。

 オスカーの主演男優賞(ケイシー・アフレック)、脚本賞(ケネス・ロナーガン)を受賞し、作品賞、監督賞(ケネス・ロナーガン)、助演男優賞(ルーカス・ヘッジズ)、助演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)にノミネートされた。

 マンチェスターというと英国の都市が有名だけど、米国北東部のニューハンプシャー州の都市が舞台。釣りに行くのは海だと思ったが地図で見ると湖のようだ。北緯は北海道と同じくらい。遺体を埋葬するのに地面が凍っていて硬くて掘れないので春まで遺体を冷凍しておくというのに驚いた。パトリックがいやがる気持ちもわかる。おそらく珍しいことではなく葬儀屋にその設備もあるのだろう。

□ リー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)はボストンでアパートのハンディマン(便利屋、雑用係)をしている。半地下の部屋に一人暮らしで友達も恋人も作らず不愛想でアパートの住人とあいさつもしない。兄のジョーが倒れたと連絡を受けたリーは車で1時間半のマンチェスターにかけつける。ジョーの友人のジョージが倒れたのを見て病院に運んだ。リーが病院に着いたときジョーはすでに死んでいた。りーはジョーの16歳の息子パトリック(ルーカス・ヘッジズ)をアイスホッケー場に迎えに行く。

 ジョーは数年前にも倒れうっ血性心不全と診断され余命5~10年と言われていた。
 そのころリーはマンチェスターで妻ランディと三人の子供と幸せに暮らしていた。ジョーとリーと幼いパトリックはジョーの船で釣りに行き、パトリックもリーになついていた。しかし不幸な事件でジョーの三人の子供が死に、離婚し、リーは街を出た。

 ジョーはリーがパトリックの後見人となりマンチェスターに住むように遺言していてボストンからの引っ越し費用まで考えていた。しかしリーにとってつらい思い出のあるマンチェスターに住むことは耐えられないことだった。リーはボストンに今よりマシな部屋を借りパトリックと住もうとする。
 しかし女子にもてるアイスホッケー部員でバンドもやっていて友達や恋人(2人)と別れたくないパトリックは猛反対。古くて壊れかけの船も引き継ぎたいと言い張る。パトリックの母親はアルコール中毒で離婚して今は所在地もわからない。他の親戚はさらに遠くに住んでいる。パトリックを施設に入れるのは論外だ。
 リーは思い切ってマンチェスターに移ることを考え始める。
 ・・・・・


> ジョーの船は「CLAUDIA MARIE」。ジョーの母親の名前らしく墓石にも彫ってあった。
> 字幕「ティッシュ」が音声では「クリネックス」だった。

・ 監督・脚本: ケネス・ロナーガン
・ 出演: ケイシー・アフレック(リー)、ルーカス・ヘッジズ(パトリック)、ミシェル・ウィリアムズ(ランディ)、カイル・チャンドラー(ジョー)、グレッチェン・モル(エリーズ)、ベン・オブライエン(幼いころのパトリック)、C・J・ウィルソン(ジョージ)

■マンチェスター・バイ・ザ・シー MANCHESTER BY THE SEA (2016/2017) 

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スプリット (2017) ★★
3人の女子高生が誘拐監禁される。誘拐犯は多重人格者で次から次に別の外見と性格で3人の前に現れる。M・ナイト・シャマラン監督のスリラー。 ジェームズ・マカヴォイの顔をよく知っているせいか人格が変わってもあまりぴんと来なかった。

最後のシーンで、まさか!と思わずガン見した。

ヒッチコックの「サイコ(1960)」を始め多重人格を扱ったスリラー映画は結構多い。本ブログ内にも「フランキー&アリス (2010)」「サイコ リバース(2010)」「MAD探偵 7人の容疑者 (2007)」その他がある。

偶然だけど3人中2人は最近観たばかり。
 アニヤ・テイラー=ジョイ(ケイシー)は「モーガン プロトタイプ L-9 (2016)」では人造人間の役。
 ヘイリー・ルー・リチャードソン(クレア)は「スウィート17モンスター (2016)」で親友の兄貴と寝る。「ラスト・サバイバーズ(2014)」では銃を撃ち日本刀を振り回していた。

□ 学校では始終居残りをさせられている問題児のケイシーは同級生のクレアの誕生会に招かれる。帰り、マルシアと共にクレアの父親が運転する車で送ってもらうことになる。運転席に知らない男が乗り込んできてケイシー、クレア、マルシアが誘拐される。
 3人は地下室らしい小さな部屋に監禁される。誘拐した男はデニスだった。部屋の外で女性の話し声がする。部屋に入ってきた女性パトリシアは、女装したデニスだった。さらに9歳のヘドウィグも現れる。脱走を試みた3人は別々の部屋に閉じ込められる。

 精神科医師のカレン・フレッチャー医師は患者のボビーと会う。ボビーは23人の人格を持つ解離性同一性障害患者(多重人格)だった。ボビーは会いたいとメールをなんども寄越したが実際に会うとそのたびに何でもないという。フレッチャー医師は別の人格がボビーのふりをしていると感じる。
 ケビンやパトリシアはもうすぐ24人目のビーストが来ると言っている。
 ・・・・・


・  監督・脚本: M・ナイト・シャマラン
・ 出演: 
   ジェームズ・マカヴォイ ............ ケビン、パトリシア、ヘドウィツク、その他
   アニヤ・テイラー=ジョイ ............ ケイシー
   ベティ・バックリー ............................ Dr.カレン・フレッチャー
   ヘイリー・ルー・リチャードソン ...... クレア
   ジェシカ・スーラ .................................... マルシア
   M・ナイト・シャマラン、 ブルース・ウィリス

■ スプリット SPLIT (2017/2017) (字幕版)

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス (2017)(字幕版) ★★
地球人?ピーター・クイル出生の謎が明らかになる。「 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)」の続編。さらに続編も予定されている。
 ピーターと父親、ガモーラと妹ネビュラの肉親愛や男女の愛、仲間への愛などストリーリーがおもしろいし映像もすばらしいし、グルートはかわいい。声はヴィン・ディーゼル。笑いどころ満載だけど決してドタバタではないし下品でもない。
 エンドクレジットの途中と最後に映像。

□ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはソヴリン星の仕事の報酬としてガモーラの妹で賞金のかかったネビュラを引き取る。
  しかしロケットがソヴリンを怒らせたために追われる羽目となる。絶体絶命を救ったのはエゴという男だった。姿を現したエゴはピーターに「自分はピーターの父親」と名乗る。
 ピーター、ガモーラ、ドラックスたちはエドの船でエドの星に行く。その星は何百万年も生きているエドが作り上げたものだった。
 後に残って船の修理をしていたロケットやグルートの前にヨンドゥの一味が現れる。
 ・・・・・・


・ 監督: ジェームズ・ガン
・ 出演: 
 クリス・プラット........スター・ロード/ピーター・クイル
 ゾーイ・サルダナ......ガモーラ
 ヴィン・ディーゼル.....グルート(声)
 ブラッドリー・クーパー...ロケット(声)
 デイヴ・バウティスタ ...ドラックス
 マイケル・ルーカー ....ヨンドゥ
 カレン・ギラン .......ネビュラ、ガモーラの妹
 カート・ラッセル .......エゴ
 ポム・クレメンティエフ ...マンティス
 エリザベス・デビッキ ...アイーシャ、ソヴリン
 シルヴェスター・スタローン ...ラヴェジャーズ

> ハワード・ザ・ダック、パックマン

■ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2 (2017/2017)(字幕版)

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カフェ・ソサエティ  (2016)  ★
40年以上もの間毎年1本の割で映画を作り続けていているウディ・アレン監督のロマンティックコメディ。ウディ・アレンが好きな人なら安心して心地よく観ていられる映画。そうでもない人はマンネリと感じるだろう。私は楽しめた。

1930年代のハリウッド。ヴェロニカを真剣に愛した青年は、ニューヨークでもうひとりのヴェロニカと出会う。

ユダヤ教からキリスト教への改宗の理由がおもしろかった。ウディ・アレンはユダヤ人だが時々ユダヤ人を自嘲するようなエピソードを入れる。

□ 1930年代後半のハリウッド。映画界の大物エージェントのフィルを頼って、ハリウッドにあこがれたブロンクス生まれの甥のボビーがやってくる。ボビーはフィルの雑用係になる。フィルは秘書のヴォニー(ヴェロニカ)にハリウッド案内をさせる。ボビーとヴォニーは毎週土曜日に会うようになる。ボビーは美人でハリウッドに染まらないヴォニーが好きになるがヴォニーにはあまり会えないボーイフレンドがいた。
  ヴォニーをあきらめニューヨークに戻ったボビーは兄のベンのナイトクラブの支配人となる。ボビーはベンを実業家だと思っていたが実はかなり凶悪なギャングのボスだった。
 ボビーはクラブを改装ししゃれた名称に変える。ボビーの手腕でクラブは流行り、さらにハリウッド時代の知人の紹介もあって有名人の客も増える。ボビーは客としてやってきた(別の)ヴェロニカと出会う。ボビーはヴェロニカと結婚して子供もできる。
 結婚してハリウッドに住んているヴォニーが夫と共に店にやってくる。


・ 監督: ウディ・アレン
・ 出演:  ジェシー・アイゼンバーグ、 クリステン・スチュワート、 スティーヴ・カレル、 ブレイク・ライヴリー、 ジーニー・バーリン、 パーカー・ポージー、 コリー・ストール、 ケン・ストット

■カフェ・ソサエティ CAFE SOCIETY (2016/2017)

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エクスポーズ 暗闇の迷宮 (2015) ★
主人公はふたり。同僚を殺された刑事が事件の捜査をする。出兵中の夫の家族と暮らす信心深い女性は天使?を見るようになる。ふたりのかなりジャンルの異なるストーリーが並行して進んでいく。
どちらも中途半端になってしまった気がする。DVDで観た。

  イサベル役のアナ・デ・アルマスは「ブレードランナー2049」に出演。2017年10月公開。

□ ニューヨーク。深夜、クラブマイアミを出てひとりで帰宅するため地下鉄を待っていたイサベルは白髪の男が線路の上の宙に浮いて電車が来るのを見てイサベルにうなずいたのを見た。

 ガルバン刑事の相棒カレン刑事が地下鉄に轢かれて死ぬ。死体にはナイフが刺さっていた。カレンは停職中だったがハーレムで何かを捜査していたらしい。遺留品のカメラにはクラブマイアミの前にいるラテンアメリカ系の男女が写っていた。

 信心深いイサベルは日中子供たちを預かって世話をしている。イサベルの夫ホセはイラクに出兵中。イサベルはホセの家族と暮らしている。ホセの弟ロッキーは最近出所したばかり。イサベラは天使を見る。

 警察でカレン刑事殺害の容疑者として話を聞かれたブラックが調べてみると、カレン刑事にうらみを持つロッキーという男がいることがわかる。
 カレン刑事は悪徳警官でFBIが調査していた。事件を追及するとカレン刑事の悪徳が明らかになり妻子への遺族年金が消えてしまうかもしれない。ガルバン刑事は上司から捜査をやめるように提案される。
 写真に写っている男たちが次々と殺される。ガルバン刑事は写真の女性が真実を知っていると思うが話を聞けば彼女も殺されるだろう。

 イサベルに奇跡が起きる。しかしホセの家族は奇跡を信じずイサベルは実家に戻される。
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・ 監督: デクラン・デイル
・ 出演: アナ・デ・アルマス、 キアヌ・リーヴス

> DVDで映ったタイトルは"Daughter of God"。他に"EXPOSED"という英題もあるらしい。

■エクスポーズ 暗闇の迷宮 Daughter of God  (2015/2016、英語/スペイン語) 

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メン・イン・キャット (2016) ★
ワンマン社長の心がネコに移ってしまうコメディ。DVDで観た。
 ネコはなんとか自分が社長だとわからせようとするが当然誰にも通じない。ネコの姿になって今まで見えなかったものが見えてくる。
 冒頭のネコの映像(多分本物)が笑える。本編中のネコの演技(CG)がもっと笑える。
 原題は「九つの命」。欧米では猫には九つの命があると言われている。

□ 大企業ファイヤーブランド社のワンマン社長トム・ブランドは株式の51%を所有し部下の意見を聞かずわがままし放題。イアン・コックスを始めとする取締役会は社長のわがままで経費が激増していることに不満をつのらせている。トムは仕事大好き人間で妻ララと娘レベッカをほったらかしにしている。前妻との息子デヴィッドは幹部として働いているがトムは意見を求めない。

 トムのもっかの最大の関心事は建築中の北米一、つまり北半球一高いファイヤーブランド・タワーのお披露目。実はシカゴで建築中のビルの方が高くなることにデヴィッドが気づくがトムは耳を貸さない。

 娘レベッカの誕生日パーティを忘れていたトムはネコを希望する娘のためにスマホ検索で誘導された裏道のペットショップで「Mr.ファジーパンツ」を購入する。イアン・コックスに電話でタワーの屋上に呼び出されたトムは雷のショックでMr.ファジーパンツと共に屋上から墜落、途中階に落ちたもの意識不明となる。ところがトムの心はMr.ファジーパンツ(以下ネコ)に移っていた。

 トム・ブランドは病院で意識不明のまま。妻と娘はネコを自宅に連れ帰る。ネコは自分はトムだと訴えるが当然通じない。
 社長が意識不明の隙にイアン・コックスは取締役会を説得してタワーの落成式で株式公開を発表しようとする。デヴィッドは反対するが取締役ではないので無視される。
 さらにイアンは延命処置の停止をララに勧める。後釜はもちろん自分。
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・ 監督: バリー・ソネンフェルド
・ 出演: ケヴィン・スペイシー、 ジェニファー・ガーナー、 ロビー・アメル、 シェリル・ハインズ、マーク・コンスエロス、マリーナ・ワイスマン、クリストファー・ウォーケン

 邦題の「メン・イン・キャット」が "Men in Cat"のつもりなら男が複数で猫は単数。つまり一匹の猫に複数の男が入ることになる。「マン・イン・キャット」あるいは「メン・イン・キャッツ」ならまだマシかもしれないけれど。

■メン・イン・キャット NINE LIVES (2016/2016、フランス/中国/カナダ)

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世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方 (2014) ■
予告編を観ておもしろそうだったので観たがあまりおもしろくなかった。小学生くらいまでならおもしろいのかも。ドイツ語版(字幕版)を観たかったが上映時間帯が遅いのでやむなく吹替版を観た。主人公は幼稚園児たちだけど吹替えは大人のはずなんて考えたのも気分を削がれた一因かもしれない。
 プールにつくった大量のイチゴミルクの中に人々が飛び込んで騒いだり飲んだりするのは不衛生で気持ち悪い。食べ物を粗末にするのも不快。
 自分たちが世界の代表になった気の大人たちがおかしな新製品をさもわかったようなふりをする気持ちは理解できる。
 子供たちだけが乗ったトラクターが小屋を突き破る場面は人形そのものだし、自動自転車製造マシンは中から自転車を次々送り出す裏方の人間が見えている。
 エンドクレジット中に撮影風景。この間だけ歌がドイツ語で流れた。

□ ドイツ中部にある平凡なボラースドルフ村の6人の幼稚園児たち、自称ハナグマギャング"die Nasenbärbande"はいつも仲良し。次から次へととんでもないいたずらをしでかしている。

 調査の結果、ボラースドルフ村がちょうどドイツの中心でヨーロッパの中心で世界の中心で、しかも何もかも平均的で敷石の大きさまで平均だとわかる。つまり最も平均的なこの村で気に入られた商品は世界中で売れるはず。ということで調査会社が村に本社を作って新製品をこの村で試すことにする。消費者代表に選ばれて村長も村人も大喜び。
 村は平均をじゃまする何かと型破りの68歳以上の年寄りを老人ホームに押し込めてしまう。子供たちと仲良しのハナグマのクワッチ"Quatsch"も平均的なペットではないと連れていかれそうになったので子供たちが協力して秘密基地にかくまう。

 次々に村に投入される妙な新製品に、大人たちはひどい目にあいながら大満足。でもうそをつけない子供たちはうんざりしてクワッチに相談する。クワッチが図書館から持ち出してきたのはいろいろな世界一を集めた本。子供たちは村に世界一をつくって「平均」をやめさせようとするが失敗。
 子供たちの活躍に気づいた老人たちが元気になったため老人ホームは睡眠薬で眠らせてしまう。
 クワッチの活躍で薬局から睡眠薬を手に入れた子供たちは村中を眠らせて、おじいちゃんやおばあちゃんを老人ホームから連れ出してしまう。 
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> クワッチ"quatsch" = ゴミ
> ハナグマギャング団 = "die Nasenbärbande"

・ 監督: ファイト・ヘルマー

■世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方 Quatsch und die Nasenbärbande (2014/2017、ドイツ) (吹替え版)

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