どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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クリスマス・キャロル(1984)  ▲
クリスマス・イブの夜に金儲けと仕事が大好きで人に対して血も涙もない老人の元に現在・過去・未来の精霊が訪れて改心させるというディケンズ著「クリスマス・キャロル」(A Christmas Carol 1843)の映画化。
同じ原作の映画化は「クリスマス・キャロル」「スクルージ」「3人のゴースト」などのタイトルでたくさんあるが、ここで取り上げるのはジョージ・C・スコット主演の1984年版。名優を前面に出し、オーソドックスでまじめな映画。
元々TV放映用に制作されたもので、画面サイズも4:3のスタンダード・サイズ。

関連記事 ⇒ 「クリスマス・キャロル 原作と映画化

□ 街は白い雪で覆われクリスマスを祝っている。エベニーザー・スクルージは暖房用のわずかな炭さえもけちるほどの吝嗇家で金勘定が大好きでクリスマスが大嫌い。甥のフレッドがやってきてクリスマスの食事に誘うが、「クリスマスは無駄遣いをさせるためのバカ騒ぎ」と追い払う。
スクルージに安給料でこき使われているボブ・クラチットはさんざん嫌味を言われながらクリスマスにたった1日の休暇をもらう。外では体の悪いボブの息子ティムが松葉杖をつきながら父親を待っていた。
商品取引所に出かけたスクルージは2人の紳士に貧しい人たちのための寄付を請われるが「貧乏人は死んだ方が口減らしになる」と断る。

スクルージが帰宅すると7年前に死んだ共同経営者のマーレイの幽霊が現れる。スクルージと同様にケチで冷酷だったマーレイの幽霊は生前の悪行でつくられた太い鎖でたくさんの錘をぶらさげていた。彼はこの姿のまま永遠にさまよわなければならないという。スクルージの鎖は7年分重くなっているだろう。
最後のチャンスとしてこれから3人の亡霊が1時間ごとに現れると告げる。

1時に現れたのは輝くような白い服を着た女性の「過去のクリスマスの亡霊」。スクルージを子供時代に連れて行く。
友達からも親からも見離されていた少年時代、姉だけはいつも彼に優しかった。姉は若くして死にその子供がフレッドだ。
スクルージは就職するが親方はいつも従業員に優しくクリスマスを心から楽しんでいた。イブには明るいうちに仕事を切り上げて、みんなを心から陽気に楽しませた。スクルージは美しい娘ベルに恋をするが、彼女は仕事と金儲けに夢中なスクルージから離れていく。

2時に現れたのは現在の亡霊。明るい光の中でごちそうやきらびやかなデコレーションに囲まれた長身でひげの男だった。
彼が連れて行ったのはクラチット家。貧乏だけど粗末なごちそうを囲んで家族で仲良く幸せにクリスマスを祝っていた。
みんな明るく振舞っているがティムの病気は深刻に見える。ボブはスクルージに乾杯しようと提案し、家族はしぶしぶ乾杯する。
次に訪れたのは甥のフレッドの家、親類や友人たちが集まり楽しいパーティが開かれている。なつかしいゲームが行われていて、スクルージは昔の楽しかったパーティを思い出す。
外では失業者の家族が焚き火を囲み荷車から落ちたいもを焼いて食べていた。

最後に現れたのは未来の亡霊。マントを頭からかぶった黒い影。
スクルージは看取るものもなく孤独のまま死んでいた。貧民窟では彼の死体から盗まれたものが取引されていた。ティムは死にクラチット家は沈んでいた。

目覚めたスクルージはすっかり改心し、残りの人生を悔いなく生きたいと心から願っていた。


> 1984年作の「クリスマス・キャロル」はこの映画のほかにフランスにもある。原題は「Christmas Carol」。
> 映画館で観た記憶はない。以前はLDで所有していた。

■ クリスマス・キャロル  A Christmas Carol  (1984 イギリス・米国)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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