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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい! (2018) ★★
1897年のパリ。詩人で劇作家のエドモン・ロスタンはまるっきり白紙のコメディの戯曲をわずか3週間で書き上げ稽古し上演しろという難題を吹きかけられる。100年以上も繰り返し上演され映画にもなった「シラノ・ド・ベルジュラック」の誕生物語。映画館で観た。とてもおもしろかった。

 シラノ・ド・ベルジュラックは17世紀に実在した人物。剣豪で作家で、理学者でもあった。生涯独身だった。戯曲で書かれている落ちてきた木材が頭部にあたって重傷を負ったというのは実話。ただし死因は病死とされている。享年36歳。
 シラノの著書『月世界旅行記』は400年も前の本なので間違っている個所も多いが、月や惑星が地球と同じような天体で重力もあるとか、多段式ロケットで月を目指すなど、ガリレオと同じ時代の小説とはとても思えない。

□ 1895年12月パリ
 詩人で劇作家のエドモン・ロスタンの舞台劇が大女優サラ・ベルナール主演で初演を迎えるが批評家の評価は散々で劇場主は即座に打ち切りを決める。
 2年後の12月5日、サラ・ベルナールはエドモンを名優コンスタン・コクランに引き合わせてくれることになった。コクランと会うまでの3時間でなんらかの提案をまとめなければならない。エドモンは行きつけのレストランのオーナーに手伝ってもらい2世紀も前の剣豪シラノ・ド・ベルジュラックをテーマに決める。
 一方、コクランも借金に追われていて窮地に陥っていた。劇場を年末まで借用しているが上演するものがない。コクランはエドモンに年内に全3幕のコメディを完成させ上演し大ヒットさせろと要求した。

 エドモンは親友のレオが恋人のジャンヌと会うのにつき合わされた。舞台の衣装係のジャンヌは最初はハンサムなレオに魅かれて恋をしたが、レオは単純な男で女性を酔わせるような言葉使いができずジャンヌは冷めかかっている。ジャンヌは一番好きな詩人は(目の前に本人がいるのも知らずに)エドモン・ロスタンだとうれしそうに話した。エドモンは、容貌に自身のないシラノが愛するロクサーヌをやはり愛するハンサムだけど頭の弱いクリスチャンを応援するという設定を思いつく。エドモンは地方公演についていったジャンヌにレオの名前で手紙を書き続け、ジャンヌはレオ(実はエドモン)に夢中になる。エドモンはジャンヌとのやりとりを劇に取り込んでなんとか舞台劇を書いていくが稽古が始まり次々問題が起きる。2人の投資家はお気に入りのマリア・レゴーをヒロインにするよう強要した。主演のコンスタン・コクランは息子のジャンをシラノと敵対するド・ギーシュ伯爵に据えた。が、ジャンはまともに台詞を言えないほど下手。元々ジャンは俳優よりもパン屋志望。温厚な性格でギーシュのような悪役は乗り気にならない。
 締め切りが迫っているのにエドモンの構想が広がり全5幕にすることになる。

 1897年12月27日、「シラノ・ド・ベルジュラック」はポルト・サン=マルタン座で初演を迎えた。客席はさくら(レストランの常連客、娼館の女性たち)で満席だった。客席は最初から笑い声に包まれた。
 第4幕、シラノとクリスチャンは戦場にいる。クリスチャン(実はシラノ)の手紙に感動したロクサーヌが慰問にやってくる。クリスチャンは手紙の本当の書き手を告げずに戦死した。
 第5幕、15年後、修道院にいるロクサーヌをシラノは毎週訪ねてくる。庭でロクサーヌは初めてクリスチャンから送られた手紙をシラノに見せた。シラノは声を出して手紙を読み始めた。日が落ち、暗くなってもシラノは手紙を読み続けた。



・ 監督: アレクシス・ミシャリク
・ 原作戯曲: アレクシス・ミシャリク
・ 出演: 
    トマ・ソリヴェレ        ... エドモン・ロスタン
    オリヴィエ・グルメ      ... コンスタン・コクラン
    マティルド・セニエ      ... マリア・レゴー
    トム・レーブ         ... レオ・ヴォルニー
    リュシー・ブジュナー    ... ジャンヌ
    アリス・ドゥ・ランクザン   ... ロズモンド
    クレマンティーヌ・セラリエ ... サラ・ベルナール
    イゴール・ゴーツマン    ... ジャン・コクラン

【関連映画】 「シラノ・ド・ベルジュラック (1990) 」...エドモン・ロスタンの戯曲の映画化。シラノ役はジェラール・ド・パルデュー

■シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい! EDMOND  (2018/2020、フランス) 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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