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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
透明人間 (1933)
19世紀末に発表されたH.G.ウエルズの著書「透明人間"The Invisible Man (1897)"」の映画化。DVDで観た。
 見えない人間をテーマにした映画はこれまで何作もあるがたいていの映画はウエルズから“見えない人間”という設定だけを借りている。
 100年近く昔の本作はウエルズの著書を元にして映画化されている。本作の透明人間は世界征服の野望を抱くが最大の弱点は見えないためには全裸でないといけない点。おまけに時期は冬。ブリテン島は北海道より北。ワラをかぶっても凍えるだろう。


□ 雪の夜、アイピング村(英国サセックス)の宿屋ライオンズヘッド"The Lion's Head"にコートと帽子の男が入ってきた。頭部全体を包帯で巻き黒いゴーグルをかけ模造の鼻をつけている。異様な風体に騒いでいたパブの客たちは静まり返った。男は部屋を借りた。男は一人でいたいので部屋に入らないよう要求した。
 男は部屋に器具を並べ薬品を使って何かの研究をしていた。食事を運んだ女将が、男がいらないというのに無理にドアを開けて入ろうとすると男は怒鳴って追い出したために食器が床に落ちて割れた。宿賃もたまっている。宿屋の主人が金を払って出て行くように要求すると怒った男は主人を階段から突き落とした。
 呼ばれた巡査が部屋に入り警察に来るように言った。男が頭部の包帯を取ると頭がなかった(見えなかった)。男が服を脱ぐと何も見えなくなった。見えない男は村中で暴れまわった。

 ロンドンでクランリー博士の助手のジャック・グリフィンは独自の研究を行っていた。ある日ジャックはクランリー博士の娘で婚約者のフローラにも行き先を告げずにいなくなった。クランリー博士ともうひとりの助手のケンプがジャックの実験室を調べるが何の手がかりも残されていない。ただひとつ化学薬品のリストが見つかった。それには今は使われていない劇薬のモノケインと書かれていた。
 その夜、ケンプが自宅でくつろいでいるとラジオがアイピング村で起きた奇妙な現象について報じた。多くの村民に見えない人間がいたという幻覚症状が現れたというもの。ケンプの部屋に見えないジャック・グリフィンがいた。ジャックは5年間の研究の末、人間の身体を見えなくすることに成功した。薬の作用でジャックは見えない人間は世界を支配できると考えていた。
 ジャックはケンプを脅して車でアイピング村に行く。パブでは警部が村民の証言を聞いていた。ジャックは部屋に入り自分の実験ノートを窓の下にいるケンプに投げ落とした。ジャックはパブで暴れ村民たちは恐怖で逃げ出した。ジャックは見えない人間の存在をまったく信じていなかった警部を殺した。警察は村を中心に大規模な捜索を始める。ラジオは「見えない人間は実在」と報じた。

 ケンプはクランリー博士に電話で見えない人間の正体はジャックだと伝えた。ケンプは警察にも見えない人間が自宅にいると電話するが人手が足りないと切られた。
 クランリー博士はフローラを連れてケンプの家にやってくる。ジャックはフローラ一人だけと会った。ジャックはフローラに愛していると言った。一方で世界征服の野望に燃えていた。
 ケンプの家に警官たちが押し寄せた。ジャックはケンプに明晩10時に殺すと言い残していなくなった。
 見えない人間を捜索していたふたりのボランティアが突き落とされた。列車が脱線して崖から墜落した。
 警察はケンプの自宅で、午後10時にケンプを殺しに来る見えない人間を待ち構えている。
 ケンプはその前に殺されないように警官の制服を着て警察車両を運転して自宅を離れた。ケンプは殺された。

 農夫が納屋の中でいびきを聞き積まれたワラが動くのを見て警察を呼んだ。雪が降っている。
 たくさんの警官が動員され納屋を包囲した。納屋に火がつけられ納屋の中に煙が入り込んだ。納屋の扉が開いた。雪に足跡がついていく。警察官が発砲し雪が身体の形にへこんだ。
 ジャックは病院に運ばれる。助かる見込みはない。ジャックはフローラに「してはいけないことに手を出してしまった」と言った。
 ジャックが死ぬと姿が現れた。


・ 監督: ジェームズ・ホエール
・ 原作: H・G・ウェルズ
・ 出演: クロード・レインズ、グロリア・スチュアート、ウィリアム・ハリガン
・ モノクロ/スタンダード

◆透明人間 THE INVISIBLE MAN (1933/1934、米国)

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

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