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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち (2018) ★
コンピュータ内部の小さな空間でさえ配線を短くする技術が研究されている。高速の光回線でさえ2点曲がった回線で結ぶより一直線にして短くした方が通信時間を短縮できる。情熱に燃えた主人公がカンザスとニュージャージーをまっすぐな光回線で結ぼうとする。しかし米国中央部のカンザスと東海岸のニュージャージーの間には様々な障害が待ち構えている。主人公や協力者たちが難関を解決していくが・・・
 様々な障害をいろいろなアイデアで克服していくのがおもしろかった。ヴィンセントはどちらかというと金をかけて解決しようとするが、協力者たちが別の視点で解決策を見つける。
 アントンはマイクロ秒の世界で障害をコードを書き換えることでわずかずつ克服していく。結果的には発想の転換で一気に短縮させる。
 日本語公式サイトには”実話”となっているが映画の最後には"fiction"となっていた。当然光ファイバ施設など似たような仕事を実際に行っている人はいると思うけれど。

 よくわからなかったのはなぜカンザスでなければいけないのか。通信時間が短い方が有利ならニュージャージー州内に拠点を作った方が絶対有利。カンザスデータセンターに特別な機能があるのかも知れないがよくわからなかった。

 映画の中でアントンはハミングバード(ハチドリ)が羽ばたきする1ミリ秒を短縮すると言っていたように思う。ハチドリは1秒間に60回くらい羽ばたくらしい。これだと16ミリ秒。ハミングバードの羽ばたき一回でカンザス-ニュージャージーを往復するということか。


□ 2011年10月。ネットを介しての高頻度取引ではネットに費やされる時間が短い方が圧倒的に有利。光ファイバでさえも長く敷くより短い方が時間を短縮できる。
 トレーダーのヴィンセントはKAX(カンザス・データ・センター)とニュージャージー州の取引所の間約1600kmを一直線に光ファイバで結べば時間を短縮できると考え天才技術者のいとこのアントンと共に会社を辞める。
 出資者の条件はデータの往復時間を16ミリ秒とすることが絶対条件。しかしアントンの計算ではどうしても17ミリ秒かかってしまい、なんとか0.001秒短縮しなければならない。ヴィンセントは地下配管工事の専門家マークを雇う。
 一直線に結ぶためには1万件の土地の所有者一軒一軒を説得しなければならない。回線は地下に埋設するので専門の機械が必要になる。地形も様々な上に、地上を一切いじれない国立公園、アパラチア山脈、お金や生活が便利になることにまったく興味のないアーミッシュのような人たちの土地もある。一方アントンは必死にコードの工夫で通信時間の短縮に取り組んでいる。
 突然優秀なアントンに辞められた上司のエヴァ・トレスは、ヴィンセントの計画をかぎつけアントンに圧力をかけてくる。その一方で対抗する技術の開発を部下たちに命じる。
 ヴィンセントに大きな障害が起きるがアントンにもマークにも秘密にする。
 ・・・・・



・ 監督: キム・グエン
・ 出演: 
    ジェシー・アイゼンバーグ      ... ヴィンセント・ザレスキ
    アレキサンダー・スカルスガルド  ... アントン・ザレスキ
    マイケル・マンド            ... マーク
    サルマ・ハエック            ... エヴァ・トレス

【映画の中の映画】   「オズの魔法使(1939)」:  出資者の台詞に「カンザス州」「ドロシー」

> マーフィーの法則:「失敗の可能性のあるプロジェクトは必ず失敗する」「傘を忘れると必ず雨が降る」等々

■ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち THE HUMMINGBIRD PROJECT (2018/2019、カナダ/ベルギー) 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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