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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
記者たち 衝撃と畏怖の真実 (2017) ★
2001年9月のアメリカ同時多発テロ以降ブッシュ政権はイラクが大量破壊兵器を準備していて米国および同盟国を守るためにイラク侵攻が必要だと言い始める。中堅新聞社ナイト・リッダーは大量破壊兵器の情報は捏造だと報道し続けるが、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの大手新聞社を始めとする新聞各紙は大統領を支持してナイト・リッダーは孤立する。
2003年3月、ついに米国および同盟国がイラクに侵攻した。
2004年10月、米国が派遣した調査団がイラクに大量破壊兵器は存在しないと報告した。

実話"A TRUE STORY"の映画化。
原題の"SHOCK AND AWE"(衝撃と畏怖)はイラク侵攻作戦を指している。

映画の最後には、真実が明らかになった後、ナイトリッダーのライダー記者とストロベル記者本人たちがTV出演している映像が映る。


□ 2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが発生する。首謀者はアフガニスタンを拠点とするアルカイダのビンラディンとされる。

 ナイト・リッダー社のジョン・ウォルコットは政府がアフガニスタンの背後にイラクがいると考えているという情報をつかみ記者のランデーとストロベルに当たらせる。同じイスラムとはいえ原理主義者のビンラディンと俗物のフセインが手を結ぶはずがなかった。
 政府はさらにイラクが大量破壊兵器を準備していると言い始め大手新聞社もそれに同調する。
 ニューヨーク・タイムスは「イラクがウラン濃縮技術に必要なアルミニウム管数千本を入手」という記事を掲載した。チェイニー副大統領は「ニューヨークタイムズにも載っていた確実な情報だ」と紹介した(注)。
 超ベテランのギャロウェイ記者も加えたナイト・リッダーは、政府やペンタゴンで働く複数の匿名の人たちの情報から政府の調査委員会が中東の専門家を排除して都合のいい情報だけを集めていることを知る。ナイト・リッダーは政府の嘘を報道し続けるが、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの大手新聞社を始めとする新聞各紙は大統領を支持しナイト・リッダーは孤立する。
 2003年3月、ついにイラク侵攻が始まる。 


(注) この情報は元々チェイニー副大統領のスタッフが流したもの。ニューヨークタイムズはその偽情報を報道し、チェイニーはニューヨークタイムズの記事を根拠に確実な情報だと吹聴した。

・ 監督: ロブ・ライナー
・ 出演: 
   ウディ・ハレルソン      ... ジョナサン・ランデー
   ジェームズ・マースデン   ... ウォーレン・ストロベル
   ロブ・ライナー         ... ジョン・ウォルコット
   ジェシカ・ビール        ... リサ
   ミラ・ジョヴォヴィッチ     ... ヴラトカ・ランデー
   トミー・リー・ジョーンズ    ... ジョー・ギャロウェイ

【関連映画】  「バイス (2018)」: ブッシュ大統領のもとで実権を握ったチェイニー副大統領が米国の石油産業のために大油田を持つイラクに侵攻する口実を探させる。
> ナイト・リッダーは傘下の31の新聞社に記事を流している。それらの新聞社はナイト・リッダーの記事をそのまま使って構わない。

■記者たち 衝撃と畏怖の真実 SHOCK AND AWE (2017/2019)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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