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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
大人のためのグリム童話 手をなくした少女 (2016、フランス) ★
グリム童話の「"Das Mädchen ohne Hände"(手なし姫)」が原作のアニメ映画。
現在のアニメ映画は膨大なコンピューター力や人力を注ぎ込んで工場製品のように生産する。
この映画はひとりで描き上げた。それでも充分に楽しめた。
露骨ではないけれど少女の描写が時々とてもエロティック。
DVDで観た。

□ 粉屋の男がいた。雨が降らず川が枯れ水車を回すことができないので商売もできない。男の財布は空で腹も減っている。
 老人がやってきて大金がほしければ水車小屋の裏のものを渡せと言った。粉屋はてっきりリンゴの木のことだと思い承知した。
 水車小屋に突風が吹き、川に黄金が流れてきた。粉屋の娘は喜んだが妻には黄金が汚く見えて不安を感じた。粉屋は妻に老人の話をした。妻は娘が水車小屋の裏のリンゴの木に登っていたと言った。

 粉屋は屋敷を建てた。娘が裸になって川で体を洗っていると若い男がやってきた。男は約束を果たしてもらいに来たと言った。しかし娘が清らかすぎて近づけない。黄金を失いたくなかったら、黄金のように汚くしておけと言い残して男は消えた。
 粉屋を体を拭けないように娘をリンゴの木に登らせ、犬たちに見張らせた。妻が水を入れた桶を娘に渡そうとリンゴの木に近付いて犬たちに襲われて死んだ。娘は泣いた。

 悪魔が子供の姿で現れた。娘の身体は悪臭を放っていたが、両手は涙で洗われていて悪魔は近づけない。父親は、悪魔に言われるままに娘の両手を切り落とした。しかし傷口が涙に洗われてやはり悪魔は近づけなかった。

 自分を守ってくれなかった父親に失望した少女は家を出た。
 川の女神が少女を果樹園に連れていってくれたので少女は梨を食べることができた。
 果樹園の主の王子が少女を一目見て好きになった。王子と少女は結婚した。王子は少女に金色に輝く手を贈った。

 戦争がはじまり王子は軍隊を率いて出陣した。庭師に妃と生まれてくる子供を頼んだ。

 戦場にいる王子に、王妃が化け物を産んだという手紙が届く。

 庭師は母子とも殺せという王子からの手紙を受け取る。
 庭師は少女と子供を逃がした。
 逃げる途中、少女は金の手を川に捨てた。少女は息子を連れて川を遡っていった。

 戦争に負けて王子が帰ってきた。
 王子が妻に会いたいと言うので庭師は王子からの母子を殺せと言う手紙を見せた。王子はそんな手紙は書いていなかった。
 庭師は命令に背いてふたりを逃がしたことを告白した。
 王子はふたりを探す旅に出た。

 何年もたってから王子は立派な屋敷に着いた。主人は首を吊っていた。
 そばの水車の近くで王子は妃の金の手を見つけた。
 王子は川を遡っていった。

 王子は妻と息子を探し出した。
 少女は両手を取り戻した。
 悪魔は少女をあきらめた。


・ 監督・脚本・アニメーション: セバスチャン・ローデンバック
・ 原作: グリム兄弟
・ 声の出演:  
     アナイス・ドゥムースティエ   ... 少女
     ジェレミー・エルカイム、フィリップ・ローデンバック、サッシャ・ブルド、オリヴィエ・ブロシュ、フランソワーズ・ルブラン、エリナ・レーヴェンソン

> 手を切り落とす少女の話は他の昔話集にも出てくる。たとえば「ペンタメローネ」では兄に求婚された娘が自分の両手を切って兄に贈る。兄は妹を木箱に入れて海に流してしまう。

■大人のためのグリム童話 手をなくした少女 LA JEUNE FILLE SANS MAINS (2016/2018、フランスフランス語、アニメ)


テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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