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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
ジャイアンツ (1956)
60年前の超大作。 DVDで観た。201分の長い映画でDVDは2枚組だった。
 DVDの特典映像の中にはジョージ・スティーヴンス監督の息子が映画を紹介している映像も収録されている。
 撮影には3年かかった。監督は無給だった。オスカー11部門ノミネート、監督賞を受賞した。
 60年以上たった2018年に「午前十時の映画祭」で上映していた。

 東部のお嬢様が荒々しいテキサスの大牧場主に嫁ぐ。そこではメキシコ人の使用人たちが差別的に扱われてみすぼらしい生活をしていた。テキサスでは政治の話は男がするもので、女には難しすぎると思われていた。女でさえそう思っていた。進歩的な考え方を持つお嬢さまはテキサス人に新しい考え方を吹き込んでいく。

 結婚してから子供たちが成長して結婚する約25年間の流れを追っていく。
 牧畜中心だったテキサスに油田ブームが訪れるなど時代の流れに古い考え方に固執していた男たちはとまどう。
 考えてみるとビックがかわいそう。人種差別や女性蔑視の考え方は親から植え付けられたものだろう。


□ テキサスの大牧場主ジョーダン・ベネディクト2世は種付け用の名馬を買い付けに行った東部で名家の娘レズリーと出会う。名馬「戦いの風"War Wind"」は気性が荒かったがレズリーは乗りこなしていた。ふたりは恋に落ち結婚する。
 ふたりはベネディクト専用車両でベネディクト駅に着く。ジョーダンが運転する車で延々と走ると、ベネディクト家の土地レアータに入りさらに延々と走って屋敷に着いた。メキシコ人の召使いにも気軽に話しかけるレズリーにジョーダンは彼らとかかわるなと注意した。ジョーダンはここではビックと呼ばれている。
 ビックは口答えする牧童のジェットをクビにしようとするがビックの姉のラズがジェットを引き留めた。
 ラズは東部人は弱くてここの生活はきついだろうと思っている。隣人たちを集めてのパーティで子牛の頭の料理にレズリーは失神した。ラズは鼻で笑った、
 翌朝、レズリーは強い女になっていた。レズリーは「戦いの風」に乗りビックと牧童たちの様々な仕事を見た。
 ジェットが車でラズを連れてくる。ビックはジェットにレズリーを邸宅まで送らせた。ジェットはレズリーを下働きのメキシコ人たちの住むみすぼらしい村に連れて行く。女性が寝込んでいて赤ちゃんも病気だったが医者はいなかった。

 ラズが「戦いの風」を乗りこなそうとして落馬して死ぬ。
 ラズは遺言でジェットに土地を遺していた。ビックは代わりに土地の価値の倍の現金を渡そうとする。ジェットはラズの遺志を尊重して土地を選んだ。

 レズリーは男女の双子(ジョーンズⅢとジュディ)を出産した。
 レズリーはメキシコ人たちの村に通い生活改善に取り組んでいる。ビックは彼らにかかわるなと言った。
 ジェットは自分の土地を「リトル・レアータ」と名付けて石油を掘っている。
 レズリーは女の子を出産しラズⅡと名付けられた。

 黒い油だらけになった上機嫌のジェットがベネディクト家にやってくる。ついに石油を掘り当てた。
 ジェットは石油会社「リトル・レアータ」を創る。ビックは「レアータ」の名前を使わないように申し入れた。
 ジェットの会社は「ジェッテキサス"JETEXAS"」となった。

 大金持ちになったジェット・リンクは事業を拡大しビックの土地も油田にするよう勧めるがビックは拒否した。

 ビックはレアータ牧場を子供に遺すつもりだったが成長した子供たちはそれぞれの道を進んだ。ビックはジェットの提案を受け入れた。ベネディクトも石油成金になった。
 息子ジョーダンⅢがメキシコ人のホアナと結婚する。
 レズリーが最初に助けた赤ちゃんのアントンが戦死して故郷に戻ってくる。埋葬にはビックとレズリーも列席した。

 ジェットからジェット・リンク空港とホテル・エンパラドール (注)のオープニング式典の招待状が送られてくる。全国から有名人が集まりジェット・リンクの演説は全国のラジオで放送される予定。
 ビックはジェットに張り合って自家用機を購入して式典に乗り込んだ。
 式典ではパレードが行われていてオープンカーに乗ったジェット・リンクが手を振っていた。パレードの女王として手を振っているのはビックとレズリーの娘ラズⅡだった。
 パーティ会場には上院議員や知事も来ている。ホテルで妻ホアナを差別扱いされたジョーダンⅢが、パーティ会場でジェットに食ってかかるがジェットの雇人たちに腕を押さえつけられた状態で、ジェットに何度もなぐられた。
 怒ったビックは、ジェットに1対1で対決しようと申し入れる。ふたりだけでワインセラーに入るがジェットは泥酔していて戦える状態ではなかった。あきれたビックと家族はホテルの部屋に戻る。
 ジェットを好きなラズは彼の晴れ舞台をめちゃくちゃにしたと父と兄を非難した。
 ラズは会場に戻る。誰もいなくなった会場で泥酔したジェットがひとりでしゃべっていた。ジェットはラズの母、レズリーへの想いを際限なく叫び続けていた。

 ビックと女性3人は車で家に戻ることにする。
 途中寄ったダイナーで店主はホアナと子供を見て嫌味を言った。
 店主は後から入ってきた黒人家族を追い出そうとする。
 ビックと店主は殴り合いとなる。結局ビックは殴り倒される。店主は「店は客を選ぶ権利を持つ」という掲示をはずした。

 子供たちが出て行きビックとレズリーは孫たちの世話をしている。
 ジョーダンⅢとホアナのあさ黒い肌の息子の名前はジョーダン・ベネディクトⅣ。


(注) 英語風ならホテル・エンペラー


・ 監督: ジョージ・スティーヴンス
・ 原作: エドナ・ファーバー
・ 出演: 
   エリザベス・テイラー    ... レズリー・ベネディクト
   ロック・ハドソン       ... ジョーダン・”ビック”・ベネディクトⅡ
   ジェームズ・ディーン    ... ジェット・リンク

   キャロル・ベイカー     ... ラズ・ベネディクトⅡ
   デニス・ホッパー      ... ジョーダン・ベネディクトⅢ
   サル・ミネオ         ... アンヘルⅡ
・ 4:3

> レアータ"reata":スペイン語で動物を繋ぐ縄、他。英語ならラリアット"lariat"。


◆ジャイアンツ GIANT (1956/1956)

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

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