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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
バンディット (2017) ★
ハンガリーの実在の銀行強盗アンブルシュ・アティッラの映画。DVDで観た。
 アティッラは民主化直後の1993年から6年間にブタペストで銀行や郵便局他を30回襲い「ウイスキー強盗"Viszkis rabló"」と呼ばれ、ハンガリーではとても人気があるらしい。

 アティッラはルーマニアのトランシルバニア地方の村で1967年に生まれた。一家はハンガリー人だった。当時はルーマニアもハンガリーもソビエト連邦傘下の共産国家だった。ルーマニアはニコラエ・チャウシェスク大統領の独裁政権が国民を苦しめていた。
 アティッラは1988年に貨物列車の床底に体を吊り下げて国境を越えてハンガリーに密入国した。
 翌1989年、ベルリンの壁が崩壊し東欧諸国に民主化の波が押し寄せる。ルーマニアでは革命が起きチャウシェスク大統領が処刑された。ハンガリーは共和国となった。

 バルトシュ警部は「1999年9月27日の銀行強盗でアンブルシュがパトカーに発砲したのは警官に対する殺人未遂(字幕)」だと言う。その後で、アンブルシュが脱走した。 字幕でも7月10日に脱走したとなっている。
 WIKIPEDIA20190125(英語ハンガリー語)によればアンブルシュが国境で逮捕されたのは1999年1月15日。脱走したのは同年7月10日。なので犯行が1999年9月では前後関係がおかしい。


□ 逮捕されたアンブルシュ・アティッラはバルトシュ警部の取り調べを受ける。
 警部の記録ではアティッラはブタペストで6年間に17回、銀行や郵便局を襲った。アティッラは17回ではなくて26回と訂正した。27回目に捕らえられた。

 アティッラはトランシルバニア(ルーマニア)のハンガリー人一家に生まれた(1967)。
 幼いころから盗み癖があって神父にも見放された。やさしかった祖母が亡くなり更生施設に入れられた。脱走し、貨物列車の底に隠れハンガリーに密入国した(1988)。

 プロのホッケーチームに応募し用務員兼ゴールテンダーとして雇われた。
 市民権を申請しようとするが違法に国境を越えているので書類が足りない。やむなく裏に手を回すがそれには大金がかかる。
 カタという女子学生と付き合い始めるがカタの家は裕福で父親はアティッラをさげすんだ目で侮辱した。
 ゴールテンダーといっても選手ではなく選手の練習の相手役なので収入は低い。

 アティッラは変装して郵便局を襲いあっさり成功した。(1993)
 アティッラは奪った金を使いハンガリーの市民権を得た。
 アティッラは贅沢に散在し世界各地を旅した。

 銀行や郵便局が次々に襲われたが犯人は痕跡を残さなかった。犯人が強いアルコール臭をさせていたので「ウイスキー強盗」と呼ばれた。アティッラは仕事の前にバーで飲む酒をウイスキーに代えた。
 彼は拳銃で脅したが一度も人を傷つけなかった。新聞はなぜかウイスキー強盗に好意的でロビンフッドと呼ぶものさえあった。コメディまで創られ上演された。
 アティッラはチームメイトのギーザを誘って大きな銀行を襲いウイスキーの空き瓶を残した。
 時にはパトカーに追われることもあった。警官に追われてタクシーに乗ることもあった。
 逃走中のアティッラは国境で捕まる。車内には愛犬と、大金の入ったバッグがあった。

 アティッラはバルトシュ警部の取り調べを受ける。
 尋問には協力的だったが殺人未遂の容疑には強く抗議した。
 7月10日、アティッラは4メートルの囲いを越えて脱走した。(その後逮捕された)

 ウイスキー強盗は30件の強盗の罪で懲役17年の刑を受けた。
 12年の実刑後、2012年1月に出所。現在は刑務所で学んだ陶芸で暮らしている。


> 警察に追われたアティッラとギーザが乗り込んだタクシーのドライバー役は、アンブルシュ・アティッラ本人。

・ 監督: アーントル・ニムロッド
・ 出演: サライ・ベンツェ、 モーガ・ピロシュカ、 シュナイダー・ゾルタン 、クレム・ヴィクトル
> ハンガリーでは日本と同様名前を 姓・名 の順に表記する。

■ バンディット A VISZKIS (2017/2018、ハンガリー)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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