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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
アラモ (1960)
1835~36年、メキシコ領テハス(テキサス)で起きた米国入植者たちによるテキサス独立戦争中のアラモの戦いを独立派側から描いた映画。 ジョン・ウェイン制作・監督・出演。DVDで観た。
 サンタ・アナ大統領の中央集権政策、メキシコが宗教の自由を認めずカトリックを強制したこと、奴隷を認めないなどに反対する人々が反乱を起こした。

 1821年、メキシコはスペインから独立する。1824年、新憲法が採択され共和制のメキシコ合衆国が誕生した。1835年、サンタ・アナ大統領は1824年憲法を廃止し中央集権の憲法を宣言した。アラモの砦には1824と書かれたメキシコ国旗も掲げられていたという説があり映画にも登場する。

 アラモ砦はもともとインディアンをキリスト教に改宗させるための伝道所として建設された。その後メキシコ軍の要塞として使われた。メキシコ軍の目標はヒューストン将軍率いる独立軍本隊だが、途中のアラモをつぶしておかないと補給線を確保できない。
 独立軍とはいっても寄せ集めで服装はまちまち。対するメキシコ軍はカラフルな軍服で統率が取れている。
 映画によれば200人弱のテキサス軍に対し数千人のメキシコ軍が取り囲んだ。撮影に使われた馬だけでも2000頭。

 映画では最後の夜にジム・ボウイは自分の奴隷を解放し砦を出て行ってかまわないと言う。元奴隷は自由になったのだから「自由のために戦う」と言って残る。他にも奴隷が友達のように接している場面がある。実際にはメキシコは奴隷制を認めず、独立したテキサス共和国は奴隷を合法化した。
 メキシコ軍兵士を勇敢だと称えたり、メキシコ側が女性子供の砦からの脱出をうながしたりするのは、隣国メキシコへの配慮だろうがいかにもわざとらしい。

 オスカー作品賞など7部門でノミネートされた。アラモの映画化はジョン・ウェインの長年の夢だった。ジョン・ウェインは作品賞受賞を切望していたらしいが受賞は音響賞のみだった。
 DVDの特典映像としてドキュメンタリー(1992)が収録されている。特典映像では映画の広報担当者を名指しで酷評している。
 メキシコ軍が教会の明け渡しを迫った時、トラビスは葉巻で大砲の火縄に火をつけて回答とした。この時、撮影では反動で大砲がトラビス役のローレンス・ハーヴェイの足に落ちて彼は大怪我をしたが彼は表情を変えなかった。

 映画としては戦闘場面などアクションはすごい。
 やたら怒りをあらわにして大げさに怒る場面など人間ドラマの場面は芝居がかりすぎている。
 デイビー・クロケットとヒスパニック系女性とのロマンスなんて必要あるのだろうか。


□ 1835年、メキシコ領テキサス。サンタ・アナ大統領の軍事独裁に苦しめられていた米国からの入植者を中心とする民衆が反乱を起こす。
 1836年、サンアントニオ アラモ。ヒューストン将軍は若いトラビス少佐を大佐に昇格させて指揮を任せる。トラビス大佐の任務はヒューストン将軍が軍勢を集めるための時間を稼ぐことだった。
 大地主で100人の義勇兵を指揮するジム・ボウイ大佐はトラビス大佐と対立する。
 テネシーからデイビー・クロケットが仲間と共にやってくる。

 サンタ・アナ大統領の武器を捨てて撤退しろとの命令を伝えるメキシコ軍軍使に対しトラビスは一発の大砲で答えた。
 メキシコ軍は続々と到着している。見たこともないような巨砲が砲撃してきた。
 サンタ・アナの本隊が到着する。
 メキシコ軍からの申し出で女性子供など非戦闘員が砦から出ていった。
 メキシコ軍の激しい攻撃が始まり双方にたくさんの死傷者が出る。
 トラビスはファニン大佐が数百の軍勢を引き連れて救援にやってくると信じていた。しかしファニンはメキシコ軍に阻まれてこれなかった。

 トラビスは守備隊を集めて『救援は来ない。トラビスの隊はとどまるが、それ以外は名誉ある撤退をするように』伝えた。
 全員が残った。

・ 監督: ジョン・ウェイン
・ 製作: ジョン・ウェイン
・ 出演: 
   ジョン・ウェイン            ... デイビー・クロケット
   リチャード・ウィドマーク       ... ジム・ボウイ
   ローレンス・ハーヴェイ       ... ウィリアム・バレット・トラビス
   チル・ウィルス             ... 酒樽を守っていた男
   リンダ・クリスタル

> 字幕では「先住民族」、英語音声では「インディアン」。

◆アラモ THE ALAMO (1960/1960)

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