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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密 (2017) ★
ワンダー・ウーマン誕生物語ではなく、ワンダー・ウーマンというキャラクタ誕生物語。DVDで観た。

 ワンダー・ウーマンを創り出したのは心理学者と妻と恋人だった。今以上に女性が男性の付属物だった時代に、ワンダー・ウーマンは女性を目覚めさせるために生まれた。当時女性には参政権がなく、バースコントロールは違法、同性愛も違法だった。
 ただしマーストンのワンダー・ウーマンはかなり性的描写が頻繁に出てくる。映画冒頭の児童学習協会理事の言葉によれば、「ボンデージ、スパンキング、拷問、同性愛、性的倒錯」。こういった描写が女性解放につながるのか疑問。
 映画の中でマーストンは『自分は嘘発見器を発明した』と言っている。マーストンの機械は収縮期血圧を測定して嘘を判定するものだった。マーストンは嘘発見器の著書があり、ジレットの広告にも出演しているので多少の知名度はあったらしい。


□ 1928年 ハーバード・ラドクリフ(女子)大学で心理学を教えているウィリアム・マーストン教授は人間の本質は支配、誘因、服従、承諾だというDISC理論を掲げていた。マーストン教授は自分と妻エリザベスの研究を手伝ってくれる助手を募集し、生徒のオリーブ・バーンを採用する。
 マーストン夫妻は嘘発見器"Lie Detector"を開発しようとしていた。オリーヴは夫妻の研究に大きく貢献した。
 それと共に3人の関係が非常に親密なものになっていった。彼らの特殊な関係が知られ夫妻は大学をクビになる。

 1934年、夫妻とオリーブはニューヨーク州ライに住み始める。エリザベスとオリーブにはそれぞれ2人の子供ができる。近所にはオリーブは未亡人で同居していると説明した。
 ウィリアムは作家として活動を始め、エリザベスは秘書として働いて家計を支えた。オリーブは自宅で子供たちを育てた。

 1940年、ウィリアムがグリニッチビレッジで入ったランジェリー・ショップは実はSM店で、その店で手に入れたSMポルノ画はまさにDISC理論を一目で説明していた。
 ウィリアムはその店にエリザベスとオリーブを連れていく。露出度の高い衣装を着てロープで縛られたオリーブを見たウィリアムは自分の理論をコミックを使って広めようと思いつく。女性だけの島に住むアマゾン族のセクシーな衣装を着た王女が透明飛行機でナチスと戦う。
 ウィリアムは「ワンダーウーマン」のアイデアをDCコミックスに売り込んだ。
 欧州で戦火が広がる中、美しいヒーロー ワンダーウーマンをスーパーマンやバットマンも歓迎した。
 ワンダーウーマンはスーパーマンを超えるほどの売り上げを記録して大ヒットとなる。
 しかしワンダーウーマンは毎回女性を縛ったり叩いたりする。暴力、拷問、SMなどの描写が批判を浴びるようになる。

 1947年 マーストンは癌のため53歳で他界。彼の死後、エリザベスとオリーブは、1985年にオリーブが81歳で死ぬまで38年間も一緒に暮らした。エリザベスは1993年に100歳で死んだ。


> オリーブ・バーン:当時、米国では産児制限(受胎調節)が違法だったがオリーブ・バーンは、受胎調節の合法化を訴える活動家姉妹、エセル・バーンの娘でマーガレット・サンガーの姪。

・ 監督・脚本: アンジェラ・ロビンソン
・ 出演: ルーク・エヴァンス、レベッカ・ホール、ベラ・ヒースコート、JJ・フィールド、オリヴァー・プラット、コニー・ブリットン

> ハーバード・ラドクリフ・カレッジ:ハーバード大学が男子のみ入学できた時代に存在した、女子にも同じ教育を受けさせる目的の女子大学。

■ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密 PROFESSOR MARSTON AND THE WONDER WOMEN (2017/---)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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