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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
真珠の耳飾りの少女 (2003)
17世紀オランダ(ネーデルラント連邦共和国)の画家フェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」誕生を描いたフィクション小説の映画化。昔映画館で観た。今回DVDで再度観た。

 フェルメールの絵画を思わせるタッチの映像で当時の生活の様子などが描かれている。大釜に湯を煮立ててソーダや石鹸を入れて服を煮詰めるような洗濯方法が出てくる。

 フェルメールの生涯について生年月日や家族の名前など履歴書に書くような事項は記録として残っているらしい。
 しかし生活について不明な点も多い。自画像もなく「取り持ち女(1656)」の中に描かれたひとりがフェルメールという説がある。フェルメール夫妻には10人以上の子供たちがいたが家族を描いていないため顔はわからない。

 この映画ではフェルメールが寡作なためにお金が入らず使用人に始終ツケで食料を買わせているが、妻の母親が裕福で、富裕なパトロンのファン・ライフェンの支援もあった。フェルメール・ブルーとして知られる大変高価な顔料をふんだんに絵画に使用した。
 映画のファン・ライフェンの部屋には「デルフトの眺望」「牛乳を注ぐ女」「小路」「ワイングラスを持つ娘」等が飾られている。

 40歳前頃から不幸が続き貧困の中に43歳で亡くなった。

 この「真珠の耳飾りの少女」は1665年頃の作品という説はあるが確実な根拠はないらしい。モデルも、自分の娘のひとりという説もあれば、モデルを使わずに描いたと言う説もある。この映画では使用人の少女をモデルにしている。ちなみにグリートという名前は原作者の知人の名前から思いついたらしい。 昔から疑問に思っているけれどこの絵の真珠ってものすごく大きい。

 この絵は「青いターバンの少女」としても知られている。当時のオランダにターバンを巻く習慣はなかった。この映画では頭に巻いているのはターバンではないとしている。
 1599年にイタリアのグイド・レーニによって描かれたとされる『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』に少女のポーズや頭の布などが似ているとも言われる。


□ 1865年。デルフト(オランダ)
 貧しい家の少女、グリートは住み込みの使用人として働きに出る。雇い主はフェルメールという絵描きでカトリックだった*1。
 グリートは洗濯、料理、買い物、掃除などなんでもやらされた。ご主人様が絵を描いているアトリエの掃除もさせられる。
 奥様は始終旦那様を怒鳴っていたが、たくさんの子供がいた。
 子供が誕生し出産祝賀会が開かれ豪華な料理が並ぶ。主賓としてパトロンであるファン・ライフェンも出席する。

 フェルメールはグリートにポーズさせたのをヒントにして新しい絵*2を描き始める。
 アトリエに大きな箱が運び込まれる。物の形が箱の中に映る「カメラ・オブスクラ*3」というものだった。
 フェルメールはグリートに顔料の調合を手伝わせる。

 夫人の鼈甲の櫛がなくなりグリートが疑われる。
 フェルメールは家中をひっくり返し娘のひとりの寝床で櫛を見つけてグリートの疑いを晴らした。

 客としてやってきたファン・ライフェンは、集団の絵を注文しグリートをくわえるように要求する。

 グリートはフェルメールのモデルとなる
 フェルメールはグリートに顔が良く見えるように頭巾を取らせようとするがグリートは拒否する。
 グリートはそばにあった青い布を巻いて髪を隠すことにする。
・・・・・・



*1 フェルメール自身はプロテスタントだったが、妻と義母はカトリック。住んでいる家は裕福な義母の家。
*2 「水差しを持つ女」
*3 カメラ・オブスクラ:フェルメールが使っていたという説がある。映し出された映像を定着する方法が発明されて現在のカメラになった。

・ 監督: ピーター・ウェーバー
・ 原作: トレイシー・シュヴァリエ
・ 出演: 
   スカーレット・ヨハンソン   ... グリート
   コリン・ファース        ... ヨハネス・フェルメール
   トム・ウィルキンソン     ... ファン・ライフェン、パトロン
      ジュディ・パーフィット、キリアン・マーフィ、エシー・デイヴィス、ジョアンナ・スキャンラン、アラキーナ・マン、アナ・ポップルウェル

> 参考記事   WIKIPEDIA20180625 日本語 英語 


◆真珠の耳飾りの少女 GIRL WITH A PEARL EARRING (2003/2004、英国/ルクセンブルク)

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

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