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どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー五世 (2012、英国) ★
 シェイクスピア舞台劇の映画化。DVDで観た。
 同じホロウ・クラウンの他の作品と比べてやたら芝居がかった言葉遣いでしかもやたら台詞が長ったらしい。

 ヘンリー五世は父ヘンリー四世の後を継ぎ1413年に即位した。休戦状態にあったフランスとの間の百年戦争を再開しフランスに勝利した。

 百年戦争とはフランスとイングランドの間でフランスの王位を争い100年近く続いた戦争。ただしイングランドがなんの根拠もなく他国の王位を欲しがったわけではない。発端となったのは1328年のフランス王シャルル4世の死だった。息子がいなかったため、シャルル4世の従兄弟と甥の間で後継者争いが起きた。甥というのがたまたまイングランド王エドワード3世だった。この時は従兄弟のヴァロワ伯フィリップがフランス王フィリップ6世となっていったんは収まった。
 しかし両国はその後も断続的に衝突を続けた。
 1392年にイングランド王リチャード2世とフランス王シャルル6世が会い1426年までの休戦協定が結ばれた。
 1413年に即位したヘンリー5世イングランド国王はフランスの内紛に乗じて百年戦争を再開した。


□ ヘンリー五世国王はフランスへの攻撃を決める。たくさんの男達が勇んで軍に志願した。
 イングランド艦隊はアルフルール"Harfleur"を目指す。
 フランス王シャルル4世は防衛の準備をさせる一方で、キャサリン王女をわずかな公爵領を添えてヘンリー王と結婚させて事を収めようとする。
 ヘンリー王はアルフルール城壁への攻撃を開始させる(注)。ヘンリー王は兵士たちに交じり先頭に立って兵士たちを鼓舞した。
 フランス国王軍の支援を得られなかったアルフルールは降伏する。ヘンリー王は兵士たちに略奪行為を禁じた。
 キャサリン王女はお付きのアリスに英語を習い始める。

 疲労や疫病で兵士たちが弱ったためヘンリー王はいったんカレー(イングランド領)に撤退することにする。
 フランス軍は数の上でも士気の面でも圧倒的にイングランド軍に勝っていた。
 両軍はアジャンクールで対決する。疲れ切ったイングランド軍に対しフランス軍は元気にあふれた5倍の戦力だった。
 結果はイングランド軍の圧倒的勝利となり、フランス軍は大敗し数多くの貴族たちが死んだ。

 シャルル4世は娘キャサリンとヘンリー王の結婚を許可した。ヘンリー5世をシャルルの次のフランス王とするトロワ条約が結ばれた。
 ヘンリー5世、シャルル4世が相次いで死去し、1歳に満たない王子がヘンリー6世となりイングランドとフランスの王となった。


(注) ヘンリーの"Once more unto the breach, dear friends. Once more.(もう一度、あの裂け目に)"という台詞は有名らしい。

> WIKIPEDIA2180616によればヘンリー王はアジャンクールの戦いで3倍のフランス軍に対し奇策で対抗させた。映像にちらりと出てくるが両端をとがらせた木の棒を持たせてフランス軍の騎馬兵に備えさせた。
> 「キャサリン」はフランスでは「カトリーヌ」。英国王室は元々フランス出身なので実際にはヘンリー五世はフランス語を話せたのではないだろうか。

・ 監督: テア・シャーロック
・ 原作: ウィリアム・シェイクスピア
・ 出演: 
   トム・ヒドルストン         ... Henry V
   メラニー・ティエリー        ... キャサリン/カトリーヌ
   ランバート・ウィルソン       ... シャルル4世
   ジュリー・ウォルターズ       ... クィックリー夫人、ピストルの妻
   ジョン・ハート             ... 最後に 少年の老いた姿
   ジェラルディン・チャップリン    ... アリス
   リチャード・グリフィス        ... ブルゴーニュ公

■嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー五世 THE HOLLOW CROWN: Henry V (2012/2017、英国)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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