FC2ブログ
どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に書き留めている個人的なブログ。 写真はパリ ノートルダム大聖堂(2000) 文中敬称略。文&写真:どんくら
太陽の帝国 (1987) ★
上海で生まれた英国のSF作家J・G・バラードの実体験を基にした小説のスピルバーグ監督による30年前の映画。DVDで観た。
 小説では少年は両親と離れ離れになって収容所に入れられるが実体験では両親も一緒だった。
 驚かされるのは日本軍のせいで親と離れ離れになったのにゼロ戦が好きな少年はゼロ戦に手を振り日本兵に敬礼する。
 少年は決して日本べったりというわけではないけれど、英国人米国人とわけへだてなく相対している。

□ 1941年、日本と中国はすでに4年間交戦状態にあった。日本軍は主要都市と国土の大部分を占領していたが、上海租界地区では外交特権に守られた数万の裕福な欧米人たちが英国と同じ暮らしを続けていた。欧米人たちは周囲の戦争は自分たちには無関係と思っていた。英国人の少年ジムは勇敢な日本兵や零戦にあこがれていた。

 日本軍が侵攻してくる。混乱の中で両親とはぐれてしまったジムはひとりで自宅にたどり着く。中国人の召使いたちはジムの目の前で家財道具を盗んでいった。食べるものがなくなり両親が戻ってこないためジムは自宅を離れる。
 ジムは日本兵に捕らえられ収容所に入れられる。そこにはたくさんの欧米人たちが詰め込まれていた。日本兵が他の収容所に行く囚人を選別しジムもトラックに潜り込む。
 収容所は飛行場に隣接していて強制労働が行われていた。
 ジムはあこがれの零戦を間近に見て手で触れることができた。ジムは日本人パイロットたちに敬礼し、彼らも敬礼した。

 1945年、蘇州収容所(Soochow Creek Interment Camp)。
 ジムは収容所内で米国人、英国人、日本兵の間を駆け回りながら物資を回している。多少の日本語も話せて長田軍曹に磨いた軍靴を届けてお辞儀をしながら石鹸を盗む。困っている人には対価なしにキャベツをあげる。時には医師を手伝って死人の蘇生を試みる。
 米軍機が飛行場を爆撃する。長田軍曹は腹いせに病院の窓ガラスを割り医師を竹刀で殴り続けた。ジムは土下座して許してもらった。
 ジムはゴム動力飛行機を飛ばして遊んでいる日本人少年と鉄条網越しだが笑いあう。
 日本兵が最後の酒を飲んで飛び立っていった。空のキャデラックP51が来襲する。
 ジムが友達になった日本人少年が最後の酒を飲んで最後の一機に乗り込んだ。しかしエンジンが止まり少年は泣いた。
 ジムは空が明るく光るのを見た(長崎原爆)。
 米軍が空から食糧が降らせた。
 ジムはマンゴを日本人少年と一緒に食べようとする。少年はマンゴを切るために日本刀を抜いた。少年は撃たれて死んだ。
 孤児たちが集められた場所に、子供とはぐれた親たちがやってくる。


> ジムは英語音声で「ゼロセン」「ナカジマ」と言っていた。

・ 監督: スティーヴン・スピルバーグ
・ 原作: ジェームズ・グレアム・バラード"Empire of the Sun(1984)"
・ 出演: クリスチャン・ベイル   ... ジム、ジェームズ・グレアム
     ジョン・マルコヴィッチ、ミランダ・リチャードソン、ナイジェル・ヘイヴァース、  伊武雅刀、ガッツ石松、山田隆夫

◆太陽の帝国 EMPIRE OF THE SUN (1987/1988) 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://klause.blog53.fc2.com/tb.php/5680-dbc2d8e6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)