どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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 ▼ ・・・
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ロバと王女の原作「ロバの皮」
ジャック・ドゥミ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画「ロバと王女(1970)」の原作はシャルル・ペローの童話集に納められている「ろばの皮」。映画の原題も「ロバの皮"Peau d'Âne"」。
 父親である王様から結婚を迫られた王女が逃げ出し、他国の王子と結ばれる物語だけど、王子と出会って以降の展開は「シンデレラ」そっくり。

 しかしこの物語、本当に童話なの? なんせ近親相姦寸前の物語。
 原作では国王は実の娘と結婚することにする。娘である王女は空の色のドレスも月の色のドレスも用意され『ほとんど同意する決心を固めるところ』まで行くが仙女に止められる。
 映画では実の娘との結婚を最初に勧めたのは大臣であり、父親もその気になる。王女に相談されたリラの精は父親との結婚をしないように説得するけれど、これも近親相姦を止めるというよりは自分が国王と結婚したかったかららしく、最後に国王との妻として登場する。

 ちなみに国王は娘の要求をすべて叶えるが、ロバの皮以外は家来を脅して作らせたもの。これを真実の愛と呼ぶのはおかしい。


□ シャルル・ペロー 「ろばの皮」

 ある国に立派な王様がいた。お妃さまはとても美しくて優しい方で王様はとても愛していた。王様の厩舎のいちばん目立つ場所には糞便の代わりに金貨を出すろばがいた。

 王妃が病にかかり「自分より美しくて賢い女性となら再婚してかまわない」と言い残して亡くなる。
 数ヵ月たつと王様に条件に合う女性を探しまわったがどうしても見つからない。ついに見つけた理想の再婚相手は自分の娘だった。王様は王女と再婚することにする。
 悲しんだ王女は仙女に相談して空の色のドレス、月の色のドレス、太陽の色のドレスを王様に要求するがすべて用意されてしまう。王女は王様の財産の元である金貨を出すろばの皮を要求するがこれも用意されてしまう。

 仙女は王女にろばの皮をかぶせた汚い姿にして遠くに去らせた。王女の服や宝物を詰めた見えない箱が王女の後をついていった。王女は汚い下女として小作地の農家に住みつきみんなに「ろばの皮」と呼ばれた。普段はろばの皮として下男たちの嫌がらせに耐えたが、日曜には自分の時間を持つことができる。小さな住処に籠り箱を開けて着飾って美しい自分の姿を楽しむことができた。

 この小作地には時々狩りの帰りに若い王子が立ち寄った。ろばの皮は遠くから王子の姿に見とれていた。 
 ある休日たまたま裏庭の暗い小路を歩いていた王子が鍵穴からのぞくと豪華なドレスを着飾った女性がいた。王子はその美しい顔立ちに敬意さえ感じた。
 宮廷に戻った王子はとじこもって物思いに沈み、舞踏会にも狩りにも行かず、食欲もなくなってしまった。王子はあの素晴らしい娘は誰なのかとたずねたけれど、王子のいう場所に住んでいるのは醜いろばの皮だった。
 王子はろばの皮が作ったケーキを食べたいという。人々はろばの皮はもっとも卑しくもっとも不潔だと反対したけれど、母親(王妃)は王子の願いをかなえることにした。
 王子はろばの皮が焼いたパンケーキをとてもおいしく食べた。中からエメラルドのついた金の指輪が出てきた。王子の恋の病はますます深刻で王子は痩せていった。

 王様は王子を結婚させることにした。王子はこの指輪に合う人となら結婚してもいいと言った。
 王子と結婚するにはほっそりとした指の持ち主でなければならないと言ううわさが流れ、指を削ったり指の先を切り落としたりする娘もいた。
 指輪のテストは高貴な人から始まり平民の娘たちまで、果ては下働きの召使いや料理女、雑魚のような連中まで試したけれどだれにも合わなかった。とうとう残ったのはろばの皮だけになってしまった。
 ろばの皮が黒い皮の下から出したのは象牙のように白い小さな、ほんのり赤味のさした手で、運命の指輪はぴったりと小さな指にはまった。
 ろばの皮は華麗な服に身を包んで姿を現し、豪華な美しさにみな圧倒された。愛らしい金髪にはダイヤモンドがちりばめられ、青く、大きく、やさしく、切れ長の目は誇り高い威厳をたたえていた。

 婚礼には近隣の諸国の王たちも招かれた。
 かって実の娘に恋い焦がれた父親も、すっかり心を入れ替え、愛する娘の結婚を祝福した。


・参考書籍
③岩波文庫 完訳ペルー童話集「ろばの皮」 新倉朗子訳

テーマ:映画情報 - ジャンル:映画

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