どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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クリスマス・キャロル 原作と映画化
クリスマス・イブの夜のロンドン。金儲けと仕事が大好きで他人に対する優しさのかけらも持たない男の元に過去・現在・未来のクリスマスの霊が訪れて改心させる チャールズ・ディケンズ著「クリスマス・キャロル(A Christmas Carol」 は無声時代から過去数十回も映像化されてきた。

原作が発表されたのは1843年。物語もその時代の現代劇だった。当時の庶民が貧しいなりにクリスマスを楽しんでいる一方で、ロンドン市長の豪華な祝宴が皮肉られている。

クリスマスは本来はキリストの生誕を祝う宗教的なものだけど、この小説では宗教色は薄くクリスマスを(スクルージの甥の言葉で)「誰もが親切になって心を開く楽しい日」と位置づけている。また、日曜日を安息日として仕事を休ませようとする教会を批判する会話もある。

> 2017年11月に米国で公開される"The Man Who Invented Christmas"はチャールズ・ディケンズが「クリスマス・キャロル(A Christmas Carol」を書き上げる実話を基にした映画。


【原作のあらすじ】
> 本の場合普通“第一章”となるがこの本は「キャロル」なので音楽のように節(STAVE)が使われている。

■第一節マーレイの幽霊

 マーレイとスクルージは“とても長い間”一緒に仕事をした。スクルージは仕事熱心なマーレイを尊敬していたが7年前の今日、クリスマスイブに亡くなった。
 スクルージは「ロンドン王立取引所」ではとても信用がある。スクルージの顔はとても年寄りくさい。クリスマスイブだというのにせっせと仕事をしていてただひとりの従業員にも働かせている。スクルージと従業員のどちらの部屋にも細々とした火しかない。

 やたら陽気な甥がやってきてスクルージを翌日の自宅の食事に招くがスクルージは「ばかばかしい」といって追い出す。甥は貧乏だけど恋愛結婚している。従業員の給金は1週わずか15ボブ(シリング)。スクルージでさえ少ない金額だと思っている。

> 「ばかばかしい(ハンバグ humbug)」という言葉はスクルージの口癖として他の映画でも使われることがある。

 ふたりの紳士が来て貧乏な人たちのための寄付を求めるが、スクルージは『貧乏人は救貧院か刑務所に入れればいい。死んだほうが口減らしになる』と言ってふたりを追い出す。
 クリスマスで活気づく街の様子が紹介される。ひとりの男の子が事務所の前でクリスマスの歌を歌いだしてスクルージに追い払われる。

> たいていの映画では複数の子供たちが歌う。

 やっと事務所を閉める時間になる。ケチなスクルージの事務所でさえ翌日の12月25日は有給休暇。従業員はコーヒンヒル通りの坂を子供たちと20回もすべり、カムデンタウンの自宅に帰っていく。
> 事務所ではおとなしい従業員が根は明るい男だとわかる。

 スクルージはいつもの陰気な食堂で陰気な食事をして自宅に帰る。
> 食堂での食事を省略している映画が多い。
> 1970年版ではスクルージは高利貸で、イブだというのに町で借金の取り立てをする。

 スクルージが住んでいる建物のカギを開けるとき、玄関についている大きなノッカーがマーレイの顔に変わりスクルージをじっと見る。玄関の奥の広い階段を馬のいない霊柩馬車が横切っていく。
 スクルージはネクタイをとりガウンを着ておかゆを食べるために暖炉のわびしい火の前に座った、
 突然スクルージの部屋の呼び鈴が激しくなり、マーレイの幽霊がドアを通り抜けて現れる。腰には長くて重い鎖が巻かれている。マーレイは永遠に鎖を引きずってさまよわなくてはならない。なんで生きているときに善いことをしなかったのかと後悔している。
 マーレイはスクルージを改心させるために3人の霊が現れると予告する。「明日、午前1時に第一の霊」「つぎの晩、同じ時刻に第二の霊、三番目の霊はそのつぎの晩12時の鐘が鳴り終わるのと同時に現れる」。
 マーレイの霊は窓から消える。外には鎖をつけたたくさんの霊がただよっている。 スクルージはベッドに入る。

> 原作の文面通りだと3番目の霊が現れるのは27日ということになる。

■第2節 一番目の霊(過去のクリスマスの霊)

 スクルージがベッドに入ったのは2時過ぎのはずなのに12時に目覚める。そして1時に最初の霊が現れる。
> 一番目の霊の外見は、1938年版では輝く若い女性、1970年版では赤い服を着た年配の女性。

 霊はスクルージを子供時代に連れて行く。クリスマス休暇で寄宿学校の生徒たちが家に帰っていくがエプニーザ・スクルージの父親は息子が休暇に家に帰ることを許さなかった。ひとりさびしく学校に残る自分を見て、スクルージは事務所の前で歌っていた男の子にやさしくしてあげればよかったと思う。
 エプニーザは少し大きくなり、妹ファンが父親にお願いして兄の帰宅を許してもらった。ファンはいつも兄のことを気にしてくれたが若くして亡くなった。その息子が事務所に来た陽気な甥だ。
 青年になったエプニーザが奉公したフェジウェグは陽気な男で、クリスマスイブには早めに店を閉めさせ、ダンスやごちそうで従業員と一緒におおさわぎをした。
 婚約者のベルがお金に夢中になったエプニーザから去り、他の男と結婚したくさんの子供たちと幸せにくらしている。

> 1970版ではフェジウェグの娘イライザと婚約していてパーティでダンスを踊る。

■第3節 2番目の霊(現在のクリスマスの霊)

 時計が午前1時を知らせる。壁も天井も緑で覆われ、ごちそうが山のように積み上げられた明るい部屋に緑の服にひいらぎの冠をした陽気な大男がワインを飲んでいる。兄弟は1800人以上(原作が発表されたのは1843年)だと言う。
 霊とスクルージはにぎわっている街を歩く。霊は手に持ったたいまつからいいにおいのする水を人々にふりかけている。
   スクルージ: 「日曜日を安息日として店を閉めさせようとしている。」
   霊:      「私は知らない」

> 当時の教会を批判しているのだろう。
> 1938年版では、教会で人々が讃美歌をうたっている。その中には甥のフレッドと婚約者のベス、ボブ・クラチットと息子のティムもいる。 

 霊はスクルージを従業員のボブ・クラチットの家に連れていく。クラチット夫妻は子だくさんなのにボブは薄給で家も狭い。
> 原作ではここで初めてボブの名前が出てくる。
> ボブはかなりの子だくさんで生活はかなり苦しいはず。それでもスクルージに雇われているのは当時職を得るのがかなりむつかしかったのだろう。
> 原作からクラチット家の家族を拾うと、ボブ、奥さん、長女マーサ、ベリンダ、長男ピーター、幼い男の子と女の子、小さなティムの子供6人の8人家族らしい。

 外で働いている長女マーサがやっと帰宅、ボブも足の悪いティムと共に帰宅する。小さいティムは両足に鉄の枠をはめ小さな松葉杖を使っている。
 彼らにしては大ごちそうの“がちょう”と人数にしては小さいプディングに大騒ぎする。ボブがスクルージさんのために乾杯しようと提案しておかみさんを怒らせる。それでもみんなしぶしぶ乾杯をした。
 ボブはまだこどもの長男ピーターに働き口が見つかりそうだと話す。
 ティムがかわいい声で上手に歌を歌う。霊はスクルージにティムはもうすぐ死ぬと言う。

> 1938年版、1999年版ではマーサの帰宅を取り上げているが省略しているものもある。ティムを省略しているものはないようだ。

 どの家もクリスマスで浮き立っている。
 寒風の吹く荒野に住む鉱員の家庭でも、荒れ狂う海に立つ灯台でも、はるか沖合に浮かぶ船の上でもクリスマスを楽しんでいた。
 スクルージの甥フレッドの家では美しい奥さんや友人たちが集まりごちそうを食べたり音楽を楽しんだりゲームで盛り上がったりしていた。みんなからは見えないスクルージまで仲間に入って楽しんだ。
 霊とスクルージは、病院や外国や救貧院や牢獄も訪れた。
 真夜中が近づき霊はすっかり老けたように見えた。霊の衣の中にはとても醜いふたりの人間の子供「無知」と「欠乏」がしがみついていた。



■第4節 最後の霊(未来のクリスマスの霊)

 鐘が12時を打ち、真っ黒な衣とフードで全身を隠した霊が現れる。
 王立取引所ではスクルージの商売仲間たちが誰かが死んだことを話題にして笑いあっていた。
 場末のみすぼらしい界隈の薄汚い店には、掃除婦、洗濯女、葬儀屋が死人からくすねたものを売りに来ていた。
 霊はスクルージを誰もいない暗い部屋のカーテンもないむき出しのベッドの脇に連れていく。おんぼろのシーツの下に誰かの死体が横たわっていた。スクルージは誰が死んだのか気になったが怖くてのぞけなかった。
 明るい光がさしこむ部屋では母親と子供たちが借金の返済を待ってもらおうと出かけていった父親の帰りを待っていた。若いのにやつれはてた顔の夫が帰ってきて貸主は死んでいたと言う。夫婦は他人の死を喜んではいけないと思いながら心が浮き立つのを抑えられなかった。
 ボブ・クラチットの家はティムの死で悲しみに沈んでいた。帰宅したボブはスクルージの甥がとても親切に気を使ってくれたと家族に話した。
 霊はスクルージを墓地に連れて行く。墓地には「エプニーザ・スクルージ」と彫られた墓石があった。暗い部屋で身ぐるみはがされて誰にも看取られずに放置されていた死体はスクルージだったのだ。

> 1970年版では「スクルージさんありがとう。死んでくれてありがとう」と陽気に歌われる。


■第5節 結末

 スクルージはいつものカーテン付きの自分のベッドで目覚めた。
 スクルージが窓の下を通りかかった少年に今日は何の日かと尋ねると少年は「クリスマスに決まっているよ!」と答えた。スクルージは鳥屋に品評会で賞をとったでっかい七面鳥を匿名でボブの家に届けさせた。
 スクルージはいい服を着てうれしそうに町に繰り出した。昨日寄付を頼みに来た紳士に出会い多額の寄付を約束する。
 スクルージは甥の家を訪ねた。フレッドと奥さんはびっくりぎょうてん。友人たちも来てスクルージは一緒にパーティやゲームを楽しんだ。
 翌日、スクルージは早めに事務所にいた。ボブ・クラチットは定刻の9時を18分半遅刻してびくびくしながら出勤する。スクルージはボブを怒鳴りつけ「お前の給料を増やす」と言った。スクルージはティムの二番目のお父さんになった。
 人々はスクルージさんほどクリスマスの祝い方を知っている人はいないとうわさするようになった。

> 1938年版では甥を共同経営者にする。甥は婚約しているが結婚しておらずこれで結婚できると喜ぶ。ボブの給料を上げ、長男のピーターも大きくなったら雇うと約束する。
> 1970年版ではスクルージはサンタクロースの扮装をして七面鳥やプレゼントをクラチット家に届けて驚かせる。町のみんなの借金をなかったことにする。「スクルージさんありがとう。親切にしてくれてありがとう」と陽気に歌われる。

・参考書籍
① 講談社 青い鳥文庫「クリスマス・キャロル」こだまともこ訳
② A BANTAM CLASSIC "A Christmas Carol"



【主な映画化作品(抜粋)】

Scrooge (1935、英国、モノクロ/スタンダードサイズ)
クリスマス・キャロル A Christmas Carol (1938、モノクロ)
□Scrooge (1951、英国) アラステア・シム
クリスマス・キャロル SCROOGE (1970、ミュージカル) アルバート・フィニー 
□クリスマス・キャロル(1977)   マイケル・ホーダーン 
アメリカン クリスマス・キャロル(1979)...大恐慌時代の米国
クリスマス・キャロル A CHRISTMAS CAROL (1984) ジョージCスコット
□クリスマス・キャロル"The Muppet Christmas Carol" (1992) セサミストリート版。マイケル・ケイン
□新・クリスマス・キャロル MS.SCROOGE (1997) 女性版スクルージ、シシリー・タイソン
□わんちゃんたちのクリスマス・キャロル (1998、アニメ)  
クリスマス・キャロル A Christmas Carol (1999) (TV Movie)   パトリック・スチュワート
□ヴァネッサ・ウィリアムズのクリスマス・キャロルA Diva's Christmas Carol (2000)  ヴァネッサ・ウィリアムズ
□クリスマス・キャロル (2001、英国/ドイツ、アニメ)   サイモン・キャロウ
クリスマスキャロル (2004、ミュージカル) (TV Movie)   ケルシー・グラマー
□メリー・ゴースト・クリスマス/間違いだらけのクリスマス・キャロル "KARROLL'S CHRISTMAS" (2004)
□クリスマス・キャロルの大冒険 "Es ist ein Elch entsprungen" (2005、ドイツ)
クリスマス・キャロル(Disney's)  A Christmas Carol (2009、アニメ)  ジム・キャリー
ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト(2009)  過去・現在・未来のガールフレンドのゴーストが現れるパロディ
□A Christmas Carol (2015、カナダ)  コリン・ベイカーがディケンズを演じるミュージカル。59分。

ーーー これから公開
□A Christmas Carol (????)   ハリー・ポッターのジニー役 ボニーライトが出演。スクルージ役は"Stuart Brennan"。詳細不明。


テーマ:映画情報 - ジャンル:映画

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