どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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 ▼ ・・・
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D坂の殺人事件(2015)  ■
私が初めて江戸川乱歩を知ったのは少年探偵団だった。かなり後になって江戸川乱歩が猟奇や異常性愛の小説を多く書いていたを知り何冊かは読んだ。
しかし江戸川乱歩がまだほとんど無名の頃に目指していたのは本格派推理小説で、大正13年頃に発表した短編「D坂の殺人事件(1925)」も密室トリックを思わせる本格物風だった。本作で明智小五郎が探偵小説好きの無職の書生として初登場する。

今回DVDで観た映画は短編小説「D坂の殺人事件」と同「屋根裏の散歩者(1925)」の登場人物を借りてつくられた別のストーリーの映画。小説では古書店の妻が殺されるが、この映画では蕎麦屋の主人が死体で発見される。また「屋根裏の散歩者」に登場する東栄館に住み屋根裏から覗き見する青年郷田三郎が古書店の女性と絡む。

この映画で明智小五郎は“探偵のまねごと”と言っているがすでにAKC(アケチ?)探偵事務所を開設していて、警部から“明智先生”と呼ばれている。本格物でさえなく異常性愛物をめざしたらしく古書店の女が全裸で縄で縛られるシーンもある。

「D坂の殺人事件」が原作だと言うならばせめて本格もの風にしてほしかった。明智小五郎も見事な推理は見せてくれず天才の片りんさえ隠している。首つり死体で発見された蕎麦屋の主人を警察は自殺として片づけるが明智は他殺を疑う。明智は警察も勘違いしていた古書店の内情を明らかにする。しかしこの内情は蕎麦屋の主人の死の原因とは思えない。明智は警部に『他殺ですか?』と聞かれ『そうだ』と答えるがその根拠は示さずに『後は警察の仕事』と放りだす。
 
映画の中に古書店の女の戸籍が出てくる。女を約28歳とすると戦後直後の昭和21年ごろの時代設定らしい。とすると映画にいくつか疑問点がある。ただし、いずれも絶対ありえないとは言い切れない。
 女の戸籍には漢字の活字が使われている。和文タイプライターはすでに存在したが戸籍に使われるほど普及していたのだろうか。古くからの戸籍は変化があると手書きで追記していったもので、、過去の内容まで和文タイプで打ち直されているのは疑問。
 古書店にはガスコンロがあるが特別裕福でもない一般家庭で使われるほどガスが普及していたのだろうか。
 舞台となる街並みはかなり古いもののように見えるが昭和19、20年の東京大空襲の被害はなかったのだろうか。
 文代が使っている超小型カメラについてはわからなかった。暗い古書店の中でフラッシュも使わずに撮影できる高性能なものらしい。

 探偵事務所の女性は文代と言う名前で、江戸川乱歩の別の小説に登場する明智小五郎の妻と同じ名前。しかしこの映画の中で文代は明智を「先生」と呼び、ふたりの会話の様子からも文代は(将来の妻かもしれないが)この時点では助手(従業員)と思われる。

カラー映画だが彩度を落としてモノクロ風にしている。

□ 団子坂を登ったところにある東栄館というアパートに住む無職の郷田は花崎古書店に立ち寄る。猟奇物などの書籍を中心に取り揃えていて、青年は着物姿の若い女性から一冊購入する。女性の夫らしいかなり年配の主人が書籍の入った箱を抱えて帰ってきた。店を出た青年は古書店の庭先で夫人が蕎麦屋の主人と抱き合っているのを覗き見する。

 古書店の主人が藍染川で蕎麦屋の主人の首つり死体を発見する。 担当の警部は自殺と判断するが、明智探偵は他殺を疑う。明智は野次馬の中に本を抱えた郷田を見かける。
 郷田は古書店で本を売り金を受け取る時に夫人の手首をつかむが、その時明智が店に入ってくる。

 明智事務所の文代は蕎麦屋の未亡人に話を聞くが自殺の原因にはまったく心当たりがなかった。未亡人は蕎麦屋の主人が花崎古書店でよくすけべな本を買っていたと話す。

 ・・・・・・


・ 監督: 窪田将治
・ 原作: 江戸川乱歩
・ 出演: 祥子、河合龍之介、木下ほうか、草野康太、大谷英子、近藤芳正、仁科貴

■ D坂の殺人事件  (2015、日本)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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