どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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クリスマス・キャロル (1938) ▲
クリスマス・イブの夜、金儲けと仕事が大好きで他人に対して血も涙もない老人の元に過去・現在・未来の霊が訪れて改心させるというディケンズ著「クリスマス・キャロル」(A Christmas Carol 1843)の映画化。何度も映画化されているがここで取り上げるのは約70年も昔の1938年版。
サイレント映画ではない「クリスマス・キャロル」の映画化としては最初のものかもしれない。モノクロ/スタンダード・サイズ。
マーリーの幽霊が半透明だったり閉じられているドアをすり抜けたり、スクルージと過去の霊が空を飛んだりする場面は当時としては新しい技術だったのかもしれない。ただ、空を飛ぶスクルージの肩のあたりから伸びるワイヤー?が一瞬見える。

原作と違うのは、クリスマス・イブの夜にスクルージの事務所を出た後でボブ・クラチットが失敗してしまいクビになってしまう。クラチット家の子供たちの演技がやたら芝居がかっていると感じた。
関連記事 ⇒ 「クリスマス・キャロル 原作と映画化

DVDで観たが、DVDは「特別版」となっていて以下の短編が納められていた。
- 「 The Christmas Party (1931) 」短編映画9分 ジャッキー・クーパーや当時のMGMのスターたちが本人として出演している。MGMからのクリスマス・メッセージになっている。
- 「Silent Night」ジュディ・ガーランドの歌
- 「Peace on Earth(1939)」カラーアニメ9分。クリスマスにリスの子供たちが『人間て何?』と聞くと祖父は『戦争ばかりして殺しあって絶滅した種族だよ』と答える。

□ 19世紀のクリスマス・イブ。雪の降るロンドン。フレッドはおじのスクルージの事務所を訪ね明日婚約者との食事に誘うが、スクルージはクリスマスなどくだらないと追い返す。 ふたりの紳士が事務所を訪れ貧しい人たちのための寄付を求めるが「(貧乏人が死んでも)余計な人間が減るだけ」と断る。
 スクルージの事務所で働くボブ・クラチットはさんざん嫌味を言われながら年にたった1日の休暇をもらう。帰り道ボブは道で遊んでいた子供たちとふざけていてスクルージに雪玉をぶつけてしまいクビになってしまう。気を取り直したボブは買い物をして帰宅し、陽気な奥さんや子供たちに出迎えられる。

 スクルージが帰宅すると7年前に死んだ共同経営者のマーリーの幽霊が現れる。マーリーの幽霊は生前の悪行でつくられた長くて太い鎖をぶらさげていた。スクルージの鎖は7年分長く重くなっているだろう。 最後のチャンスとして3人の霊が現れると告げられる。

 1時に現れたのは輝く若い女性の姿をした「過去のクリスマスの霊」。ふたりは空を飛びスクルージの子供時代の学校に着く。学友たちはクリスマス休暇で自宅に帰るのにスクルージは毎年学校に残された。
 妹のフランが、父親がエビニーザの帰宅を許したと迎えに来る。甥のフレッドはフランの子供。
 エビニーザは奉公するが主人のフェジウィグはいつも従業員に優しかった。

 2時に現れたのは現在のクリスマスの霊。明るい光の中でごちそうやきらびやかなデコレーションに囲まれたひげの大男だ。 教会では人々が讃美歌をうたっている。その中には甥のフレッドと婚約者のベス、ボブ・クラチェットと息子のティムもいた。 エビニーザは足の悪いティムの将来を心配する。
 
クラチット家では働いているマーサも帰ってくる。ボブはマーサだけにクビになったことを伝える。
 1羽のがちょうと大家族には小さすぎるプディングだけの粗末なごちそうを囲んで家族で仲良くにぎやかにクリスマスを祝う。おかみさんはスクルージにも乾杯する。
 甥のフレッドの家には友人たちが集まり楽しいパーティが開かれなつかしいゲームが行われていて、スクルージもクリスマスを楽しみたいと思う。

 最後に現れたのは未来の精霊。マントを頭からかぶった黒い影。
 仕事仲間のいる証券取引所ではスクルージの死を笑いあっていた。ティムが死にクラチット家は沈んでいた。

 目覚めたスクルージはすっかり心を入れ替え、みんなが幸せになってほしいと思うようになっていた。


・ 監督:エドウィン・L.マリン
・ 原作:チャールズ・ディケンズ
・ 出演:レジナルド・オーエン、ジーン・ロックハート、キャスリーン・ロックハート、テリー・キルバム、バリー・マッケイ、Lynne Carver
・ モノクロ/スタンダードサイズ
> クラチット夫妻を演じるジーン・ロックハートとキャスリーン・ロックハートは実の夫婦。また娘のベリンダ役のジューン・ロックハートは娘。

■ クリスマス・キャロル A Christmas Carol (1938)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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