どんくらの映画わくわくどきどき
自分が観た映画の話題を中心に日ごろ感じたことを書きたい放題     左の写真はフランスのシュノンソー城にて     文中敬称略。文&写真:どんくら
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どんくら

どんくら
好きなことは、映画、写真、旅行、パソコン。最近は語学に力を入れています。
[映画スキ度]
 ★★★ 何度でも観たい。
 ★★or▲▲ もう一度観た/観たい
 ★or▲ 観てよかった。
 ■ フツー。観ても観なくても良かった。
 ▼ ・・・
自己紹介は「自分のこと」を参照してください。
> 本ブログは個人として運営しているものです。一度投稿したものも随時更新する場合があります。
> 記載内容については正確であることを心がけていますが、保障するものではありません。感想等については主観的なものです。キャストなども個人的に興味を持ったものしか記載していないので映画データとしては使用しないでください。明記しない限り原語版(字幕版)、映画館観賞。
> 人名・地名のカタカナ表記は日本で一般に使われていると思われるもので表記しています。スカーレット・ヨハンソンやジャッキー・チェンなど個人的には疑問を感じますが、大勢に従います。
> 「年」については原則として(世界での一般公開年/日本での一般公開年)。邦画は日本公開年。
> 原題について。複数の原題が存在することがあります。原則として私が映画館やDVDで観たものに映されたタイトルを記載します。
> 邦題について。複数の邦題が存在することがあります。原則として(DVDで観た場合でも)映画館公開時の邦題を記載します。または私が適していると思ったものを記載します。
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since 2006/08/12

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レマゲン鉄橋 (1968) ★
約50年前の戦争映画。
 「バルジ大作戦 (1965)」を観て戦車というのは大きくて重いものだというイメージを持っていたが、この映画に出てくるM24軽戦車はタイヤをつけた車両と変わらない速度で一緒に飛ぶように疾走している。

 第二次世界大戦末期、連合軍とドイツ軍を分けるライン川最後の橋、レマゲン鉄橋で両軍が対峙する。
 戦功をあげて勲章をもらいたい上官に繰り返し危険な任務を押し付けられ連合軍の部隊と、未だにドイツの勝利を信じて5万人以上の兵士を無駄死にさせようとする元帥のでたらめな命令に反抗するドイツ軍将校が川を挟んで戦う。

 撮影はチェコスロバキア(当時)で行われた。1968年8月ソ連主導のワルシャワ条約機構軍がチェコスロバキアに侵攻し全土を占領した。撮影隊はタクシーに分乗して脱出した。

□ 終戦間近の1945年3月。依然抵抗を続けるドイツ軍は連合軍の進軍を妨害するためにドイツ国内のライン川にかかる橋を次々と破壊し、レマゲン鉄橋だけが残っていた。

 ドイツ軍のフォン・ブロック将軍は、レマゲン鉄橋の破壊を命じられる。ラインの向こう側に残る第15軍75000人の兵士を見捨てろという命令だった。将軍はクルーガー少佐に第15軍を救うまで橋を守り切るように頼む。

 一方、5万人以上のドイツ兵がラインのこちら側にいるという情報をつかんだ連合軍はレマゲン鉄橋を破壊してドイツ第15軍を壊滅させようとする。功績をあげたい第27歩兵機甲部隊のバーンズがその役を引き受ける。今夜中にシュタット・メッケンハイムに行くよう命令されたハートマン中尉率いる部隊は途中戦闘を行いながら夜の23時にメッケンハイムに到着する。休む間もなくレマゲン鉄橋に向かえという出発命令が下される。

 レマゲン鉄橋に着いたクルーガー少佐を守備隊長のシュミット大尉が出迎える。1600人いるはずの戦闘員は移動や逃亡で200人しかいなかった。橋を爆破するための高性能爆薬もまだ届いていない。クルーガー少佐は兵士たちを鼓舞して守備を固める。

 ハートマン部隊は対岸の町を制圧。鉄橋を見降ろす峰の上に戦車を並べドイツ軍がいる対岸の町に砲撃を開始する、連合軍に橋を使わせないためにドイツ軍が自ら橋を爆破するだろうという目論見だった。ドイツ軍は橋への爆弾設置を急ぐ。

 現地に着いた連合軍将軍は砲撃を中止させ橋を破壊せずに奪回するように命じた。
 ハートマンたちは爆弾をしかけられた橋に入り導火線を切っていく。
 クルーガー少佐は橋の爆破を命じた。
 ・・・・・・


・ 監督: ジョン・ギラーミン
・ 出演: ジョージ・シーガル、ベン・ギャザラ、ロバート・ヴォーン、ハンス・クリスチャン・ブレヒ、ブラッドフォード・ディルマンペーター・ヴァン・アイク、E・G・マーシャル
・ パナビジョン/デラックスカラー

■レマゲン鉄橋 THE BRIDGE AT REMAGEN (1968/1970)

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

空軍大戦略 "BATTLE OF BRITAIN"  (1969、英国)
1940年、瞬く間に西欧を席巻したドイツ軍は次の目標である英国上陸に向けて大空襲を開始する。迎え撃つのは戦力も兵力もはるかに劣る英空軍。この戦い「バトル・オブ・ブリテン」を描いた映画が企画されていて監督はリドリー・スコットが予定されている(2017/06現在)。ME109

以前映画館で観て、今回DVDで再度観たのはバトル・オブ・ブリテンを描いた1969年の大作。

飛行機の離陸や着陸には滑走路が必須だと思っていたが、このころのプロペラ機は凸凹をならした草原で離着陸している。
開発されて間もないレーダー装置は、今のように位置が表示されるのではなく、波形を見て距離や方向を判断している。


□ 1940年5月、ドイツは西方に向けて電撃戦を開始、1ヶ月ほどでベルギー、オランダ、フランスを次々と攻略した。
 チャーチル首相は下院で『フランスの戦いは終わった。イギリスの戦い”バトル・オブ・ブリテン”が始まる』と発言した。

 ドイツが占領したフランスと英国の間にはドーバー海峡があるだけで、双眼鏡で対岸を見られる距離だった。
 ドイツ軍が戦闘機2500機を保有しているのに対し、英軍は650機。操縦士不足も深刻で最前線基地の操縦士の半数は訓練期間の足りない新人だった。一縷の望みは新兵器のレーダーだった。
 ロンドン南方のドーバー海峡に近い空軍基地ではドイツ機の攻撃を待ち構えていたが7月になっても攻撃はなかった。

 8月10日、シュツーカ爆撃機が2つのレーダー基地を爆撃し沈黙させた。続いてメッサーシュミットに護衛された100機以上のハインケル爆撃機が飛来し南部の空軍基地すべてを爆撃して多くの飛行場が穴だらけとなって使えなくなる。
 ドイツ軍の攻撃を伝えたBBCニュースは英軍機がドイツ機を撃退と報道した。一方ドイツ軍は通算で英軍機300機を破壊したと報告した。

 ドイツ軍の攻撃は続き損害機の数では英軍が勝っていたが保有機の絶対数の少ない英軍は追い詰められていく。もっと深刻なのは操縦士不足で通常2年かかる訓練期間を短縮してもとうてい間に合わない。ドイツ軍が侵攻した大陸から来た外国人操縦士はいるが言葉が通じない。
 訓練中にドイツ機の編隊に遭遇したポーランド人部隊が英国人の隊長の帰還命令を無視してドイツ機を攻撃してめざましい成果を挙げる。これをきっかけにカナダ人やチェコ人部隊も正規の部隊として認められた。

 ヒトラーはロンドン市街地の爆撃を禁止していた。ところが夜間爆撃で目標を見失ったドイツ爆撃機があきらめて帰還しようと爆弾を捨てた場所がたまたまロンドン市街地だった。
 英軍機が報復としてベルリンを小規模爆撃する。怒ったヒトラーはロンドン大空襲を命じる。
 9月7日、100機以上のドイツ爆撃機がロンドンを空襲しロンドンは火の海となる。
 その後もドイツ爆撃機がロンドン爆撃を続ける一方で空軍基地への攻撃は手薄となり基地修復が可能となる。
 往復に燃料が必要なためドイツ戦闘機はロンドン上空で10分しか活動できない。そのため戦闘機は充分に爆撃機を守れない。
 英軍は大編隊の戦闘機で爆撃機隊を迎え撃って大きな成果をあげるようになる。
 9月15日、ドイツは大規模なロンドン空爆を行う。英空軍は全機を出撃させて迎え撃った。


・ 監督: ガイ・ハミルトン
・ 出演: ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン、ロバート・ショウ、トレヴァー・ハワード、クリストファー・プラマー、スザンナ・ヨーク、クルト・ユルゲンス、ラルフ・リチャードソン、マイケル・レッドグレーヴ、ハリー・アンドリュース、バリー・フォスター、エドワード・フォックス、パトリック・ワイマーク

> 写真はデュッセルドルフ空港。1981年撮影。

◆空軍大戦略 BATTLE OF BRITAIN (1969/1969、英国、英語/ドイツ語/他)

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

ダンジョン&ドラゴン (2000) ★★
RPGゲーム「DUNGEONS & DRAGONS」を原作とするファンタジーアドベンチャー。以前映画館で観た。
 ドラゴンが一匹ないし数匹出てくる映画はよくあるがこの映画はドラゴンの群れと群れが空中戦をするのが当時の私には目新しかった。「2」「3」も観たががっかりした。
 チェコのセドレツ納骨堂が撮影に使われている。
 女王役のソーラ・バーチは父親が同級生のチアリーダーを本気に好きになる「アメリカン・ビューティー (1999)」で娘役だった。誰とでもヤッてそうなチアリーダーが実はバージンで、地味な娘が前を大きく広げてかなりの巨乳を見せた。

□ イズメール帝国は魔法使い階級のメイジによって支配され民衆は虐げられていた。サヴィーナ女王は平等な社会にして民衆を救いたいと思っていたが若く力もなかった。
プロフィオン宰相は女王が国民を味方に革命を企てているとメイジ評議会を焚きつけて女王から君主の杖を取り上げようとしている。プロフィオンは君主の杖でゴールデンドラゴンの群れを操って王座を我が物にしようとしていた。
 高名な魔法使いヴィリオンはメイジだが女王に賛同し、女王にレッドドラゴンを操れるサブリールの杖を手にいれれば宰相に対抗できるとアドバイスする。
 市民階級の泥棒リドリーとスネイルズは宝物を盗もうとメイジ魔法学校に侵入するが、ヴィリオンの助手のマリーン(メイジ)に捕らえられてしまう。
 宰相の手下のダモダーがサブリールの杖を探しに魔法学校にやってきてヴィリオンを殺す。ヴィリオンは殺される前にサブリールの杖の在りかを記した巻物をマリーンに渡した。マリーンは、リドリーとスネイルズを連れてダモダーから逃げた。
 ヴィリオン殺しで指名手配されたマリーンは女王のためにサブリールの杖を探す。リドリーとスネイルズも金になりそうなのでマリーンに協力する。ドワーフのエルウッドも加わる。女王は追跡の名手、エルフのノルダにサブリールの杖を探させる。
 ・・・・・・
  プロフィオン宰相にそそのかされたメイジ評議会は女王に君主の杖を手放すように要求し女王は拒否する。女王は君主の杖によってゴールド・ドラゴンを総動員させる。宰相と評議会は魔法で対抗する。ダモダーがサブリールの杖を宰相に渡し女王は絶体絶命となる。
 ・・・・・・


・ 監督: コートニー・ソロモン
・ 出演: ジェレミー・アイアンズ、ジャスティン・ホウェリン、マーロン・ウェイアンズ、ソーラ・バーチ、リチャード・オブライエン、ブルース・ペイン、ゾー・マクラーレン、リー・アレンバーグ 、クリステン・ウィルソン
・ ロケ: チェコ

■ダンジョン&ドラゴン DUNGEONS & DRAGONS (2000/2001) 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

アンタッチャブル (1987) ★★
約30年前の映画。昔、映画館で観た。今回(2017)、「午前10時の映画祭」で観た。

 1920年に米国で施行された酒の製造・販売・輸送等を禁止した禁酒法は、酒の密売を行うギャングを大儲けせた悪法でシカゴのアル・カポネは巨額の利益を上げた。ギャングを取り締まるはずの警官や政治家はみんな買収されていた。
 シカゴに派遣された財務省特別捜査官エリオット・ネスと彼のチームは、買収に応じずアンタッチャブル(手を出せない者たち)と呼ばれた。

 本物のエリオット・ネスは晩年になり、オスカー・フレイリーにカポネとの抗争を語り、フレイリーがまとめてネスの自伝「The Untouchables」として出版した。今回観た映画はこの自伝が原作。ネスを含めて4人のチームが危険な任務を遂行し犠牲者も出る。
 ショーン・コネリーが本映画でオスカー助演男優賞を受賞した。
 ただしネスの自伝にはかなり誇張や嘘が混じっていると言う説もあるらしい。例えばアル・カポネの脱税をまとめたのはネスとは別のチームだった。(WIKIPEDIA20170522)

 1959~63年にTVシリーズ「アンタッチャブル」が放映された。エリオット・ネスは本来財務省の捜査官だが、TVシリーズではFBIとして全米で活躍する話になって大ヒットした。

□ 1930年代のシカゴ。禁酒法によりギャングは莫大な利益を上げその頂点にアル・カポネが君臨していた。カポネに刃向かうものは機関銃や爆弾まで使って排除された。彼らを取り締まる警官や裁判官、政治家まで買収されていた。
 財務省から特別捜査官としてエリオット・ネスが派遣されてくる。ネスは酒の製造・販売・輸送等を禁止した禁酒法違反でアル・カポネを摘発しようとする。
 カナダから大量の酒が運ばれたという情報を元にネスは警官隊を率いて倉庫に突入するが酒は見つからず新聞にまで載って大恥を掻く。
 ネスは川に紙くずを捨てたのを注意した年配の巡査マローンをスカウトする。マローンは買収に応じなかったためその年になっても巡査だった。倉庫の摘発の情報をギャングに漏らしたのは警官に間違いなかった。
 マローンは腐ったリンゴ箱(警察署)からメンバーを探しても無駄だと研修中の新人警官ストーンをメンバーに加える。財務省から元経理係のウォーレスが加わる。

 4人は銃を持ち通りを歩いて、マローン曰く誰でも知っている近所の酒の隠し倉庫に踏み込み初めての成果を挙げる。
 カナダからトラックで大量の酒が運ばれてくるという情報をつかんだ4人はカナダ警察と協力して国境で待ち伏せする。その結果、帳簿と帳簿係を手に入れることができる。
 帳簿を調べたウォーレスは収入ゼロで税金を納めていないカポネが、実は巨額の収入がある証拠をつかむ。しかも帳簿係という証人もいる。
 検察局はアル・カポネを脱税の罪で告訴する。
 しかし・・・・


・ 監督: ブライアン・デ・パルマ
・ 原作: オスカー・フレイリー/エリオット・ネス
・ 音楽: エンニオ・モリコーネ
・ 出演: ケヴィン・コスナー、 ショーン・コネリー、 チャールズ・マーティン・スミス、 アンディ・ガルシア、 ロバート・デ・ニーロ

> 「カポネ」は音声では「カポーン」に聞こえた。
> カポネは1932年に刑務所に収監された。禁酒法は1933年に廃止された。
> アル・カポネは刑務所内で梅毒を発症、1939年の出所後も治療を続け1947年に死去した。

◆アンタッチャブル THE UNTOUCHABLES (1987/1987) 

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

キング・コング (2005) ★★
キング・コング(1933)」のリメイク。以前映画館で観た。今回DVDで再度観た。
 1976年版リメイク「キングコング(1976)」では映画撮影ではなく石油を求めて島に行くなどオリジナル版の設定を変えていたが、本作はオリジナル版に戻し撮影のために島に向かう。1930年代始めの世界恐慌時代。アン、ジャック、カール・デナムなどの役名も同じで、コングが昇るのもエンパイア・ステート・ビル。ただしジャックは船員ではなく脚本家、アンは映画女優ではなく舞台でコミカルなアクロバットなどを見せるボードビリアン。コングを見世物にしたときの看板「キング・コング 世界第8の不思議"KING KONG EUGHTH WONDER OF THE WORLD"」、最後のデナムの台詞「(飛行機ではなく)美女が野獣を殺した"It was beauty killed the beast"」も同じ。

 カール・デナムが女優候補として名前を出す“フェイ・レイ”は「キング・コング(1933)」のヒロイン。フェイ・レイはクーパー監督のRKO映画、つまり「キング・コング(1933)」を撮影中のため起用できない。
 キングコングには美女がかかせない。1933のフェイ・レイ、1976のジェシカ・ラングはどちらも20代後半だったのに対し、本作のナオミ・ワッツは30代後半だけど映画では可愛らしくセクシーでおばさんには見えない。
 エンパイア・ステート・ビルのてっぺんにいるコングに真っ正面から近づきながら撃たない複葉機のパイロットは1976年版のコング役のリック・ベイカー

 CGが使える時代となり恐竜の動きも(ストップモーションや着ぐるみとは違って)なめらか。恐竜の暴走シーンはかなりの迫力だしスリルもある。コングが片手にアンを持ったまま3匹の恐竜と戦うシーンや、アンの捜索隊が巨大な虫に襲われるシーンもふんだんで、昔映画館で観た時のメモには「本筋に無関係なCGが多すぎ」と書いてあった。

□  1930年代始めの世界恐慌時代のニューヨーク。出資者に見限られた動物映画監督のカール・デナムは撮影のために船を手配するがあてにしていた女優に降板されてしまう。街で女優を探していたデナムは失職中の舞台女優のアン・ダロウを見つけて誘う。アンは脚本家が舞台を見たことのあるジャック・ドリスコルと聞いて引き受ける。ジャックはデナムに脚本を渡して船を降りるつもりだったがデナムに騙されて降りられずやむなく同行することになる。
 アンやジャックは目的地がシンガポールと聞かされていたが、実はデナムは海図にも載っていない伝説の島、髑髏島(Skull Island)を目指していた。

 濃い霧の中に迷い込んだ船は海からたくさんの岩が突き出た海域に入り込み座礁する。船から見える島には高い塀が連なっていた。船員たちが必死に船を修理している間に撮影隊はボートで島に向かう。島には岩で築かれた塀が連なり砦の跡があった。撮影隊は島民に襲われ1人が殺されるが残りは追って来た船長たちに助けられて船に戻る。夜、島民が船に侵入しアンを連れ去る。

 アンを救い出すため銃を持って全員が島に上陸する。
 アンは壁の反対側で両手を縛られて吊るされていた。アンの目の前に巨大なサルが現れる。
 壁の向こうで吠え声とアンの悲鳴が聞こえ、船長は捜索隊を壁の向こう側に送り出す。恐竜の群れを見つけたデナムは撮影を始める。突然恐竜の群れが暴走を始め捜索隊は必死に逃げる。さらに捜索隊は巨大なサルに遭遇し巨大な虫の群れにも襲われた。デナムはカメラを落としフィルムを台無しにしてしまう。救出に来た船長たちによって生き残りは救われるがジャックはひとりでアンを探しに行く。フィルムを失ったデナムはサルを生け捕りにして連れ帰り見世物にして大儲けしようと船長に提案する。

 アンはサルのいない間に逃げ出すが恐竜に襲われる。サルが現れてアンをかばいながら恐竜たちと戦った。アンはサルは自分を傷つけないと悟る。ジャックはサルが巨大コオモリの群れと戦っているすきにアンを連れ出して逃げる。ジャックとアンは塀の中に逃げ込むが、追ってきたサルは待ち構えていたデナムたちに捕らえられてしまう。

 デナムはブロードウェイの劇場でサルを「キング・コング 世界第8の不思議」として見世物にする。
 コングが暴れだし劇場をぶちこわしてニューヨークの街で暴れまわり始める。
 アンがコングの前に姿を現しコングはアンを持って静かになる。
 しかし、軍が機銃で攻撃を始めたためコングはアンを持ったままビルからビルに飛び移りエンパイア・ステート・ビルディングに昇る。
 機銃を積んだ複葉機の編隊が周囲を飛び始めるとコングはアンをおろし、さらに上に昇っていく。
 ・・・・・


・ 監督: ピーター・ジャクソン
・ 出演: ナオミ・ワッツ、 エイドリアン・ブロディ、 ジャック・ブラック
   トーマス・クレッチマン、コリン・ハンクス、ジェイミー・ベル、エヴァン・パーク、カイル・チャンドラー、アンディ・サーキス(コング)

■キング・コング KING KONG (2005/2005)

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美女と野獣 (1991、ディズニーアニメ)
美女と野獣(2017)」を観てから元になったディズニーアニメをDVDで観た。DVDには3つの版が収録されていたが“オリジナル劇場公開版”を観た。

2017年版との違い
・ 「ボンジュール」とフランス語であいさつしているのは同じ。ベルがダンスするときに着るドレスは黄色で同じ。
・ ベルが返しに行く本は2017では「ロミオとジュリエット」、1991では「ジャックと豆の木」。1991の方が本屋に本がたくさん置いてある。
・ ボーモン夫人の原作でも2017でも父親は城でバラを摘んだために野獣を怒らせる。1991では城に入っただけで牢に入れられた。
・ 2017では家来がベルを牢屋から部屋に案内し西の塔に入るなと言う。1991では野獣自らベルを部屋に案内する。
・ 2017では6月なのに城は雪で覆われているが、1991では町も雪。
・ 1991では野獣が四つ足で歩く場面がある。
・ 2017に登場するアガットは出てこない。町の名前も出てこない。ガストンがベルの父親をしばってオオカミのいる森に置き去りにする話はない。ベルの母親の話はなくパリにも行かない。
・ 2017ではガストンはいわゆる鉄砲を持っているが、1991では先がラッパ状になった散弾銃で野獣を撃つには弓矢を使う。

原作との違い
> ボーモン夫人版にはガストンや城の家来たちは出てこない。ベルにはふたりの姉がいる。などかなり違う。 ⇒ 「美女と野獣 原作と映像化

□ 昔、遠い国の輝く城にわがままで思いやりを知らない若い王子がいた。ある寒い冬の夜見知らぬ老婆が城に来て一夜の宿を求めて1輪のバラを差し出した。王子は拒否して追い出そうとすると老婆は美しい魔女"enchantress"に姿を変え王子を野獣の姿に変え城と家来たちにも呪いをかけた。王子は城の中に引きこもり魔法の鏡だけが外界への窓となった。魔法のバラは王子が21歳になるまで咲き続ける。最後の花びらが散るまでに愛し愛されることを王子が知れば呪いは解ける。さもなくば永久に野獣の姿のまま。

 町に住むベルは本好きの変わり者。無作法なガストンが妻にしようと口説いているがベルにその気はない。
 発明家の父親は自動薪割り機を馬車に積み出かけていくが道に迷ったあげくオオカミに襲われる。馬のフィリップにも逃げられた父親は荒れ果てた城にたどりついた。城では喋る燭台や時計やポットが歓迎してくれたが、恐ろしい野獣が現れる。
 フィリップに乗りベルが父親を探して城にやってくる。ベルは牢に入れられている父親を見つける。現れた野獣はベルが永久に城にいる条件で父親を町に返した。町に戻った父親は娘が野獣に捕らえられたので助けてほしいと訴えるが誰も信じない。野獣はベルを部屋に案内し夕食に招待するがベルが断ったため野獣は怒り狂う。
 野獣のいぬ間に燭台や時計やポットなどの姿をした家来たちがベルに豪華なショウ付きのディナーをふるまってくれる。

 西の棟に入り込んだベルはガラスの容器に入った一輪のバラを見つける。現れた野獣は怒り狂いベルを追い出す。ベルはフィリップにまたがり城を逃げ出すがオオカミに囲まれる。野獣が駆けつけてベルを救うが自分も傷ついて倒れた。ベルは野獣を城まで運び看病した。ベルと野獣は仲良くなる。野獣は本好きのベルに高い天井まで本で埋まった部屋をプレゼントする。野獣はベルをダンスに誘いベルは了承する。父親を想うベルのために野獣はベルに魔法の鏡で父親を見せると父親は森で倒れていた。野獣はベルを自由にする。

 ベルはフィリップに乗って城を出て森で倒れていた父親を助けて自宅に戻る。
 ガストンに言いくるめられた町の人々が押し寄せてきて野獣がいるなどと言う頭のおかしな父親を精神科病院に収容しようとする。ベルは父親を救おうと魔法の鏡で野獣の姿を人々に見せた。
 ガストンはベルと父親を閉じ込め、人々を焚きつけて恐ろしい野獣退治に城に向かう。
 ・・・・・


・ 監督: ゲイリー・トルースデール、カーク・ワイズ
・ 原作: ボーモン夫人"La Belle et la Bête"
・ 声の出演: ペイジ・オハラ、 ロビー・ベンソン、 リチャード・ホワイト

■美女と野獣 BEAUTY AND THE BEAST (1991/1992、米、ディズニーアニメ)

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

ホドロフスキーの虹泥棒 (1990) ★
アラビアのロレンス(1962)」と「将軍たちの夜(1966)」で共演したピーター・オトゥールとオマー・シャリフが24年もたって3度目の共演をした映画。ふたりは共に1932年生まれ。さらに最初の方でクリストファー・リーも出演している。DVDで観た。

ロケはポーランドだけど映画の舞台は不明。ルドルフはドイツ人。サンチームという通貨が出てきたのでフランスかもしれない。パリにも大きな下水道がある。ただし言語は英語で"Rainbow Girls"の看板も英語。

にぎやかで活気のある町をディマが飛び回りながら次々に盗みをしていく。群衆シーンを含めてかなりの手間をかけた映画のように思える。なぜか26年後に日本で公開(2016)されるまで一般映画館で公開されたのはフランスだけらしい。

□ 飼い犬たちにシャンパン(Moët)やキャビアを与える変わり者の大金持ちルドルフ・フォン・タナーが、娼婦たちレインボウ・ガールズと大騒ぎしている最中に突然意識を失い昏睡状態となる。
 遺産をねらう親戚たちの心配はルドルフが甥のメレアーグラに有利な遺言書を残しているのではないかということ。親戚たちがメレアーグラから遺産を奪う相談をしているのを当のメレアーグラが聞いてしまう。
 下水道に住むこそ泥のディマが愛犬クロノスを連れて町をさまよっていたメレアーグラを下水道に匿う。

 数年後。ルドルフは病院で生き続けている。ディマは下水道にメレアーグラを住まわせて世話をしてきた。ディマの目的はもちろんメレアーグラが受け取るルドルフの巨額の遺産の分け前。メレアーグラは流されたクロノスの代わりにぬいぐるみの犬と話している。

 やがてルドルフの死が新聞に載ってディマは大喜び! ところが・・・・・・


・ 監督: アレハンドロ・ホドロフスキー
・ 出演: ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、クリストファー・リー
・  ロケ:ポーランド

> 子供たちが持ち去る「メアリー・セレステ」は1872年にポルトガル沖で無人のまま発見された帆船。

■ホドロフスキーの虹泥棒 THE RAINBOW THIEF (1990/2016、英国、英語) 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

キングコング (1976)
キング・コング(1933)」のリメイク。約40年前の映画。多分映画館で観たことがあると思う。今回DVDで観た。
前作より30年もたって映画の技術は進歩したがCGはまだなくて着ぐるみなどを使ったいわゆる特撮の時代だった。
NYC WTCコングは前作のエンパイアステートビルに代わりワールドトレードセンターに昇る。

□ NASAのスパイ衛星がとらえた未知の島の情報を入手した石油会社のフレッド・ウィルソンはその島に石油があるとにらみ船を向かわせる。その島には未知の動物がいると考える動物学者のジャックがその船に潜り込む。船は途中救命ボートで漂っていた女性ドワンを見つけて救助する。ジャックとドワンは親しくなる。
 濃い霧に囲まれた島を発見。ボートで上陸した偵察隊は巨大な壁と何かの儀式をしている島民を見つける。魔術師らしい男に島の女6人とドワンの交換を申し出られるが拒否して船に戻る。
 夜、ドワンが島民にさらわれる。銃を持った救助隊が上陸し壁の門を開けて中に入るがドワンの姿はなかった。ただ巨大な足跡があった。
 ドワンが目覚めると島民がコングと呼んで恐れている巨大なサルがそばにいた。コングはドワンを傷つけるつもりはないらしいが逃げようとすると手でつかまれて運ばれる。
 ジャックたちはドワンとコングを追う。フレッドは海岸にいてレーダーでコングの位置をジャックに伝える。
 島で石油が見つからなかったフレッドはコングを捕獲して連れ帰るために飛行機で物資を送らせる。フレッドは救助隊にコングを傷つけるなと無線で連絡するがジャック以外はすでに死んでいた。
 コングと大蛇が戦っている間にジャックとドワンは逃げ出す。後を追ってきたコングはフレッドの罠にはまり眠ってしまう。

 ニューヨークに連れてこられたコングは見世物として公開される。記者たちにもみくちゃにされているドワンを観たコングが暴れだし檻を破ってドワンを追う。ドワンを連れてワールドトレードセンターに昇ったコングはヘリコプターに射撃され墜落して死ぬ。


・ 監督: ジョン・ギラーミン
・ 製作: ディノ・デ・ラウレンティス
・ 特撮: リック・ベイカー
・ 特殊効果: カルロ・ランバルディ
・ 音楽: ジョン・バリー
・ 出演: ジェフ・ブリッジス、ジェシカ・ラング、チャールズ・グローディン
・ ロケ: ハワイ、ニューヨーク
> 写真は1991年に観光船より撮影。
■キングコング KING KONG (1976/1976)

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キング・コング (1933)
約80年も昔の最初のキング・コング映画。モノクロ/スタンダード・サイズでもちろんCGのなかった時代。昔多分TV放映したものを観たことがある。今回DVDで観た。
 「キングコング:髑髏島の巨神 (2017)」ではコングは島民を守っているが、このオリジナル版では島民の恐怖の存在でコングが人をくわえるシーンもある。
 コングが登場するのは映画開始から40分後。コングの動きはストップ・モーションで撮影されている。
 大写しになったコングの顔は、今見ると笑える。場面によってコングの身長がずいぶん違って見える。

□ 1930年代始めの世界恐慌時代のニューヨーク。ジャングル映画で有名なカール・デナムは出航前夜ニューヨークの町で腹を空かせていた女優志望のアン・ダロウを次回作の主役とおだてて船に乗せる。船には通常の3倍の人員と強力なガス爆弾が積まれていて、船長でさえ行き先を知らされていなかった。出航後、アンは船員のジャックと親しくなる。
 カール・デナムが明かした目的地は東インド諸島南西にあるらしい“コング”と呼ばれる怪物の住む島だった。

 島があるはずの場所は濃い霧で包まれていた。船は頭蓋骨(skull)に似た山と巨大な壁がある島に着く。
 一行がボートで島に上陸すると島民たちがコングに若い娘をささげる儀式をしていた。魔術師はコングへの贈り物としてアンを買いたいと言う。デナムは拒否して船に戻る。
 夜、島民が船に忍び込みアンをさらう。デナムたちは銃や爆弾を持って救出に向かうがアンはすでに連れ去られていた。
 デナムたち捜索隊は巨大な壁の門を開けてジャングルに入り込む。ジャングルには巨大な恐竜たちがいた。捜索隊は恐竜や巨大なサル「コング」に襲われデナムとジャックだけが生き残る。ジャックはひとりでアンを救出に向かい、デナムは壁に戻り待機していた船長たちに状況を説明した。
 ジャックはコングが翼竜と戦っている間にアンを救い出し壁まで連れ帰る。
 怒ったコングが追ってきて門を打ち破り村を破壊するがガス爆弾で眠り込んでしまう。

 デナムはコングをニューヨークに連れ帰り「キング・コング 世界第8の不思議」と宣伝して見世物にする。劇場には婚約したアンとジャックも出演する。しかしカメラマンたちのフラッシュに興奮したコングが鎖を切ってニューヨークの町に逃げ出してしまう。
 ジャックとアンはホテルの部屋に隠れるがコングに見つかりアンが連れ去られる。
 コングはアンを持ったままエンパイア・ステイト・ビルディングに昇る。
 機銃を搭載した飛行機(複葉機)が近づきコングを攻撃する。コングはアンを見つめ静かにビルに降ろして、落下していった。
 デナムは「(飛行機ではなく)美女が野獣を殺した"It was beauty killed the beast"」と言った。


・ 監督: メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサック
・ 原作: エドガー・ウォレス
・ 特撮: ウィリス・H・オブライエン
・ 出演: フェイ・レイ、 ロバート・アームストロング、 ブルース・キャボット
・ モノクロ/スタンダード

> 船長の知る言葉が島民と通じた

■キング・コング KING KONG (1933/1933)

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ロスト・イン・ラ・マンチャ (2001) ★
2017年4月、テリー・ギリアム監督のドン・キホーテ映画『The Man Who Killed Don Quixote』の撮影が開始されたというニュースが報じられた。
ドン・キホーテ
 かってギリアム監督は2000年にもラ・マンチャの男ドン・キホーテ映画の撮影をスペインで開始した。しかし相次ぐトラブルで撮影開始わずか数日で撮影は中断、結局製作は中止された。今回DVDで見たのはその顛末を記録したドキュメンタリー。
 かって「市民ケーン(1941)」「第三の男(1949)」等のオーソン・ウェルズもドン・キホーテにとりつかれ20年間も資金を稼ぎながら少しずつ撮影を続けたが本人の死去により未完成となった。記録映像の一部が映される。

 ギリアムのスケッチから実際に撮影できるセットが作られていく様子や撮影に入るまでの準備の様子が映される。
 事実上全体をとりまとめているのは第一助監督のフィル・パターソンで、全責任が彼にかかっているように見える。それなのに撮影が遅れた責任を取らされそうになる。
 エンドクレジットの後に映像があり、3人の巨人が襲ってきて"COMING SOON"と映る。しかし撮影の再開には17年もかかった。77歳のギリアム監督も最後のチャンスと考えていることだろう。アダム・ドライバー、ジョナサン・プライス、オルガ・キュリレンコ。


□ ギリアム監督は10年以上も構想を温めてきたドン・キホーテ映画のハリウッド製作をあきらめヨーロッパで製作することにする。現代の広告代理店のトピーが17世紀にタイムスリップしドン・キホーテにサンチョ・パンサと間違えられてお供をする羽目になる。

 ギリアム監督が選んだドン・キホーテ役はフランスのジャン・ロシュフォールで、気高く理想に燃える狂気の老人役にぴったり。しかも70歳という高齢にもかかわらず馬にも乗れる。ロシュフォールも大乗り気で7ヶ月間も英語を学んだ。トビー役はジョニー・デップ。ヒロインはヴァネッサ・パラディ。(映画ではふれられていないがこのころジョニー・デップとヴァネッサ・パラディは事実婚状態で子供もいる。)

 ギリアム版の悲劇はすでに始まっていた。製作準備に入った途端に大口の資本提供者が手を引き4000万ドルの予算を3200万ドルに切り詰めて再スタートする。それでもヨーロッパ映画としては極めて高額の製作費だった。しかしギリアム監督の本来の予算の半分だった。

 2000年8月マドリード。ギリアム監督と主要スタッフの顔合わせが行われ製作がスタートする。
 予算がギリギリのため役者たちも少ないギャラでスケジュールの合間を縫って参加する。台本の読み合わせやリハーサルの時間も取れない。少しでも予定が狂えばすべてがおしまいとなる。
 撮影開始が近づいているのに役者たちはヨーロッパ各地に散らばっていて所在もわからないし連絡も取れない。
 撮影開始4週間前になってもヒロインのヴァネッサ・パラディとの契約ができていない。
 プロデューサーがやっと見つけてきた室内撮影用のサウンドステージ(マドリード)は音響がひどすぎてとても使い物にならない。
 次々起きるトラブルにギリアム監督や古参のスタッフは「バロン(1989)」を話題にするようになる。かって「バロン(1989)」でもトラブルが次々に発生し製作費が予算の倍になってしまった。

 1週間前、当日いるはずのジャン・ロシュフォール(ドン・キホーテ)が腰痛で診察を受けるため飛行機に乗らなかった。
 トビー役のジョニー・デップが到着してギリアム監督と打ち合わせを始める。ヴァネッサも衣装合わせを始める。ジャン・ロシュフォールもやっと到着する。ギリアム監督は素晴らしい作品になると期待を弾ませた。

 2000年9月。マドリードから北へ4時間の自然保護区バルデナス・レアレスで快晴の好条件で撮影が開始される。軍事演習場が隣接しF-14が轟音と共に上空を飛ぶ。
 2日目。撮影地を強烈な暴風雨が襲う。濁流が押し寄せ小道具や機材が泥水に流される。
 3日目。小道具や機材が泥だらけで撮影できない。
 4日目。小道具や機材は乾いたが大雨によって砂漠の色が初日撮影時とまったく変わってしまった。
 5日目。天気も回復して太陽の元で撮影が行われる。しかしロシュホールの腰の痛みがひどくなる。演技にも影響する。やがて馬の乗り降りにも介添えが必要となる。
 土曜日。診察を受けるためロシュホールはパリに飛ぶ。助監督のパターソンは撮影中止を主張する。しかし月曜には60人の出資者が見学に来る予定で監督は撮影続行を押し通した。
 6日目(月曜日) ロシュフォールが戻るのは2日後の見込み。出資者たちの前でロシュフォールが出演しない場面の撮影が行われる。
 パリから『ロシュフォールの復帰は1週間後。復帰しても馬に乗せるな。』という電話が入る。
 7日目 撮影は行われない。ロシュフォールの復帰はさらに伸び誰にもわからない。
 10月末、ロシュフォールは椎間板ヘルニアと診断され完治までにさらに少なくとも1か月かかることがわかる。製作は中止され、映画の権利は保険会社に移った。


・ 監督: キース・フルトン、ルイス・ペペ
・ 出演: テリー・ギリアム(監督)、 ジョニー・デップ(トビー)、ジャン・ロシュフォール(ドン・キホーテ)、ヴァネッサ・パラディ、フィル・パターソン(助監督) 、ルネ・クライトマン(製作者)、トニー・グリゾーニ(共同脚本)、ニコラ・ペコリーニ(撮影監督)、ベルナール・ブイ(製作総指揮)、ジェフ・ブリッジス (ナレーション)

【映画の中の中国】 : ギリアム監督の色違いのシャツの胸に「鼓童」。日本語の「鼓動」の意味?
> 写真はマドリード市内にあるドン・キホーテ像

■ロスト・イン・ラ・マンチャ LOST IN LA MANCHA (2001/2003、米国/英国) 

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フィフス・エレメント (1997) ★★★
2017年夏にSF大作「Valerian and the City of a Thousand Planets (2017)」を公開予定のリュック・ベッソン監督の約20年前のきらびやかなSF&アクション&コメディ大作。昔映画館で観た。現在はDVDを持っている。

ミラ・ジョヴォヴィッチが「バイオハザード(2002)」の5年前に出演している。

□ 2263年、地球に迫ってくる正体不明の“何か”に対して大統領は攻撃を命令する。コーネリアス神父は攻撃は逆効果だと進言するが無視される。攻撃によって相手の力が激増し攻撃軍は消滅してしまう。
 代々の言い伝えで神父は彼らが来ることを知っていた。彼らの目的は地球上のあらゆる生命体の絶滅。猶予は彼らが環境に適合するまでの48時間。ただひとつの希望は友好的な異星人モンドシャワン人が送ってくる4つのエレメントと、究極の武器で完璧な戦士の『フィフス・エレメント』。
 しかし未登録船の攻撃によってモンドシャワン人の宇宙船は破壊される。生き残った細胞がニューヨークの核物理研究所に運ばれた。

 元戦闘機乗りのタクシー運転手ダラスの飛行中の車両にいきなり赤い髪の若くて美しい女が降ってくる。女はしきりに何か話すが言葉が通じない。ただひとつわかった「コーネリアス神父」の元に彼女を送り届ける。彼女こそ『フィフス・エレメント』のリールーだった。リールーは4つのエレメントを惑星フロストンの宇宙に浮かぶホテル パラダイスにいるオペラ歌手のプラヴァラグナに預けていた。
 マンガロア人にモンドシャワン人の宇宙船を攻撃させた武器商人のゾークも4個の石を狙ってパラダイスに向かう。
 解雇されたダラスは懸賞に当選してフロストン・パラダイスに招待される。かっての上官マンロー将軍がダラスを訪ね、フロストン・パラダイスで4個の石を手に入れるように命じる。懸賞当選は八百長だった。ダラスとリールーはフロストンに向かう。
 8000人の観客を集めてプラヴァラグナのショウが始まる。
 マンガロア人たちがホテル内で銃撃を始めて大混乱となる。プラヴァラグナが撃たれる。ゾークは石のケースを手に入れてホテルを離れた。

 直径2000キロの火の玉が地球に迫っていた。あと1時間57分で地球は壊滅する。
 最後の希望はフィフス・エレメントのリールー。エジプトの寺院に向かう宇宙船内で人類の戦争の歴史を学んだリールーはいのちを粗末にする人類を救う価値があるのか疑問を持つ。
 ・・・・・・


・ 監督: リュック・ベッソン
・ 出演: ブルース・ウィリス、 ミラ・ジョヴォヴィッチ、 ゲイリー・オールドマン、 イアン・ホルム、 クリス・タッカー、 ルーク・ペリー
> グラッパ (grappa):ブドウの搾りかすを原料とするイタリアの蒸留酒

■フィフス・エレメント THE FIFTH ELEMENT (1997/1997、フランス/米国、英語) 

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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ (2005)  ★★
ダコタ・ファニング、ロバート・デ・ニーロのホラー/ミステリー。以前、映画館で観た。

すっかりのせられてしまった。後から考えてみるとヒントはいくらでもあった。
眼をそらさせる伏線がいろいろある。
だいたいあやしげな隣人が多すぎる。ほら穴だって何かいそうだ。地下室にも秘密がありそう。それにどうしてもエミリーに目が行ってしまう。父親のような心理学者でもないエミリーがチャーリーを理解してしまうのがずるいと言えばずるい。
ダコタ(10歳頃)が濃い色の長い髪をつけてかなりの美少女になっていた。

□ ニューヨークシティ。元旦。幼いエミリーの母アリソンはたくさんのろうそくを灯した浴槽で死んでいた。赤く染まったお湯の中で父親デイビッドがママを抱きかかえているのをエミリーは見ていた。精神的にショックを受けたエミリーは児童病院に入院する。エミリーの病はまだ直っていなかったが心理学者のデイビッドは転居して環境の違うところでエミリーと暮らすことにする。
 デイビッドはエミリーを連れてニューヨークの郊外の木々に囲まれた大きな家に引っ越す。
 エミリーにはチャーリーと言う友達ができる。デイビッドはチャーリーというのはエミリーが空想で作り出した友達だと思う。

 夜、デイビッドが気がつくと、バスルームにたくさんのろうそくが灯されていて、シャワーカーテンに“お前が殺した”と書かれていた。デイビッドがエミリーに問いただすと、エミリーは「チャーリーがやった」と言った。
 デイビッドはエミリーと同じ年頃の娘を持つエリザベスと親しくなり、ふたりを友達にさせようとするがエミリーは新しい友達はいらないと言う
 エミリーの部屋でエミリーの笑い声がするので、デイビッドが「チャーリーがいたのか」と尋ねると「さっきまでいた」と答えた。
 
 デイビッドがエミリーに「本当はチャーリーなんていないんだろう?」と言うとエミリーは「そんなこと言うとチャーリーが怒る」と言った。
 ・・・・・


・ 監督: ジョン・ポルソン
・ 出演: ロバート・デ・ニーロダコタ・ファニングファムケ・ヤンセン、エリザベス・シュー、エイミー・アーヴィング、ディラン・ベイカー、メリッサ・レオ、ロバート・ジョン・バーク

■ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ HIDE AND SEEK (2005/2005) 

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アルマゲドン (1998) ★★
1998年、巨大な隕石/彗星が地球に激突するという同じテーマの映画が2本公開された。本作「アルマゲドン」と「ディープ・インパクト」だ。
 「ディープ・インパクト」の方が科学的根拠がありそうなイメージがあるが、本作「アルマゲドン」の方は娯楽映画に徹していて人気があるようだ。どちらも以前映画館で観た。今回「アルマゲドン」をDVDで再度観た。
 冒頭から流星群がニューヨークを派手にぶち壊すシーンで始まり、事故やら故障や意見の相違やらとにやくやたらトラブルが起きてハラハラさせられる。


□ 宇宙から飛来した流星群が地上に降り注ぎニューヨークは大きな被害を受ける。
 NASAの調査でテキサス州の大きさの小惑星が地球に向かっていることがわかる。地球に衝突すれば地球の全生物は絶滅する。衝突までの日数はたった18日。
 あらゆる方法を検討した結果、短期間で準備できて可能性のあるただひとつの方法は小惑星に着陸し深い穴を掘り核爆弾を埋めて内部で爆発させる方法だった。
 南シナ海で石油採掘を行っていた掘削の達人ハリー・スタンパーは大統領命令で呼び出される。
 ハリーは宇宙飛行士に掘削の訓練をするよりも、掘削の専門家を宇宙に飛ばしたほうが可能性があると進言した。
 ハリーは各地にいる掘削の専門家の仲間を集めさせる。集まってきたのはどう見ても宇宙飛行士には見えないごろつきやならずものたち。
 わずかな期間で俄宇宙飛行士たちの訓練が行われる。
 流星群が上海を襲い、全世界が地球の危機を知る。
 フリーダムとインディペンデンス、同時に2機のシャトルが打ち上げられ小惑星に向かった。
 ・・・・・


・ 監督: マイケル・ベイ
・ 出演: ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、リヴ・タイラー、ベン・アフレック、オーウェン・ウィルソン
・ ナレーション: チャールトン・ヘストン
・ 主題歌: エアロスミス “I Don't Want To Miss A Thing”

■アルマゲドン ARMAGEDDON (1998/1998) 

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時をかける少女(1983、日本)  ★★
時をかける少女
筒井康隆のSF小説「時をかける少女」は過去なんども映画化やTVドラマ化されてきた。そのたびに引き合いに出されるのが大林宣彦監督、原田知世主演で1983年に公開された本作。昔観た。今回DVDで再度観た。
 「転校生(1982)」「さびしんぼう(1985)」と合わせて尾道三部作とも呼ばれた。本作は尾道だけでなく竹原や鞆の浦でも撮影された。
 写真は1989年に撮影したもので1,2枚目は竹原、3枚目は尾道のタイル小路。

□ 学校のスキー教室に参加していた芳山和子と幼馴染の堀川吾朗のところに同級生の深町一夫が現れる。下山の時、なぜか深町のスキーがなかった。

 新学期が始まった4月16日土曜日の放課後3人は理科教室の掃除当番をしていた。物音がして実験室に入った和子は何かの香りで気を失う。和子は吾朗と深町に保健室に運ばれる。帰りに和子は深町の家に寄る。温室ではラベンダーが栽培されていた。和子が実験室で嗅いだのはラベンダーの香りだった。時をかける少女
 月曜日、和子は元気に登校する。その夜、大きな地震があり吾朗の家の方で火事がおきる。和子は心配して駆けつけるがたいしたことはなくすでに後片付けを始めていた。和子はやはり心配して来ていた深町と帰宅する。
 翌朝、和子が吾朗と昨夜の火事について話しながら登校する途中、突然お堂の屋根瓦が落ちてくる。先に気づいた和子は吾郎をお堂に押し付けた。

 目覚めた和子が登校すると黒板には月曜日と書かれていた。授業の内容は和子がすでに知っている内容だった。その日の帰り、雨に降られた和子は深町の家で雨宿りする。幼馴染だった和子と深町はひなまつりで和子の家で遊んでいたときに鏡が割れ二人とも手に怪我をした。和子の手には傷跡が残っていたが、深町の親指の傷は消えていた。
 その夜、地震が起きる。和子が吾郎の家に駆けつけると火事が発見されたところだった。深町も来て一緒に帰る。
 目覚めた和子は屋根瓦の事を思い出し必死に駆けた。お堂の所で吾郎に追いつき吾郎をお堂に押し付けたとたん屋根瓦が崩れ落ちた。吾郎の指には傷跡があった。時をかける少女
 深町の家に駆けつけた和子は温室のラベンダーの香りをかいで気を失う。和子は海辺の岩場で植物採集している深町を見つける。
 ・・・・・・


・ 監督: 大林宣彦
・ 原作: 筒井康隆「時をかける少女」(角川文庫版)
・ 出演: 
  原田知世 ...... 芳山和子
  高柳良一 ...... 深町一夫
  尾美としのり ...... 堀川吾郎
        上原謙、内藤誠、津田ゆかり、岸部一徳、根岸季衣、入江たか子、松任谷正隆、入江若葉
・ 4:3

【映画の中の映画】 和子の部屋に「オズの魔法使 (1939)」の英語版ポスターが貼ってある。

■ 時をかける少女(1983、日本) 

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